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【TOEIC】Part2の解き方とコツ【頻出表現も紹介】

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「TOEICの Part2の解き方を知りたい。何か効果的なやり方を教えてください!」

こういう疑問に答えます。

本記事の対象者

・TOEICの勉強を始めた人

・ Part2で満点を取りたい人

【1】TOEIC Part2の概要

 

1-1. Part2の概要

問題数:25問(Q7〜Q 31まで)

問題形式:問題用紙には何も書かれていない。まず、英文が放送され、次に、(A)、(B)、(C)の3つの英文が読まれ、最初の英文の応答として最適なものを選ぶ。

特徴:ほかのパートに比べて易しめ。問題数が多く単調なため、途中で集中力が切れやすい。

実際に公式のサンプル問題を見てみましょう。

Where’s the new fax machines ?

A.Next to the water fountain.

B.I’ll send a fax tomorrow

C.By Wednesday.

参照元:IIBC【公式】サンプル問題

この問題では、「Where〜?」で場所を聞いているので、場所を教えているAの選択肢が正解です。

これらの設問と選択肢の全ては、音声で流れるだけで、問題用紙には書いていません。また、音声は1度しか流れません。

1-2.目標点数

600点目標 18/25問(72%)
700点目標  20/25問(80%)
800点目標  22/25問(88%)
 

1-3. 解答手順

1.設問の説明文の音声を聞く

2.選択肢Aの音声を聞く。もし不正解ならば、鉛筆をBの選択肢の上に置く

3.選択肢のBの音声を聞く。もし、正解ならば、鉛筆をBの上に載せたままにしておく

4.選択肢のCの音声を聞く。もし、不正解ならば、Bの選択肢にマークする。

5.以降、Q 31まで上記の繰り返し

現在のTOEICのリスニングの大部分は、Part3と4であり、両者はかなりの長文です。TOEIC初心者には、結構ハードです。

そこで、まずはPart2の対策をしっかりとやることで、TOEICの点数を上げやすくなります。

【2】TOEIC Part2 の パターン

WH疑問文 8~13問
Yes/No疑問文 4~8問
平叙文 1~6問
否定疑問文 1~4問
付加疑問文 1~3問
選択疑問文 1~2問
合計 25問

TOEICの初心者の人は、wh疑問文とYES/NO疑問文に力を入れると良いです。

なぜならば、問題数が圧倒的に多いからです。

実際、勉強法の王道として、取りやすいところから勉強していくというのがあります。

なので、まずはwh疑問文とYES/NO疑問文に力を入れます。

Wh疑問文の解き方

Wh疑問文というのは、疑問詞からスタートする疑問文のことです。

例えば、Why(なぜ)、Who(誰)、Where(どこ)、How(どのようにして)…などです。

ポイントは、最初の一語を聞き逃さないことです。つまり、疑問詞を聞き逃さないことです。

なぜならば、疑問詞さえ聞ければ、設問に答えることが多いからです。

例えば、「Where〜?」の疑問に対する答えは、「場所」なので、その選択肢を選ぶだけでいいのです。

実際、疑問詞の後ろが全く聞き取れなくても、答えが分かるってことは、TOEIC高得点者でも、よくあることです。なので、最初の一語は絶対に聞き逃してはいけません。

また、文が長くて最後まで聴いた時には、最初の疑問詞を忘れてしまったという失敗もあるあるの話です。

以下、色々な疑問詞を整理してみました。一通り、確認してみてください。

Who(誰) Why(なぜ)
Where(どこ) When(いつ)
What(何) What time(何時)
Which(どれ) Whose(誰の)
How(方法) How long(長さ)
How many(数) How much(量)
How often(頻度) How far(距離)
【TOEIC Part2対策】多くの人が勘違いしている疑問詞の発音に注意!【1】Part2は文頭を必ず聞き取る! Part2では文頭の疑問詞をしっかりと聞くことが大切です。この文頭の疑問詞を聞き取れるだけ...

 

Yes-No疑問文問題の解き方

Yes-No疑問文とは、疑問詞からスタートしない疑問文のことで、Yes-Noで答えれる疑問文のことです。

例えば、Do you〜?とかAre you〜?などの疑問文のことです。

Yes-No疑問文は、「質問型」と「提案型」の2パターンに分けることができます。

・Yes-No疑問文の「質問型」

「質問型」の疑問文は、相手に何かを質問する疑問文のことです。

具体例で確認しましょう。

疑 Have you finished your work?
「あなたは自分の仕事を終えましたか?」

答 Yes,I have.
「はい、終えました」

・Yes-No疑問文の「提案型」

「提案型」の疑問文は、相手に提案や依頼をしたりする疑問文です。

具体例で確認しましょう。

疑 Will you open the window?
「窓を開けてくれませんか?」

答 Sure,no problem.
「もちろん、問題ありません」

このように、依頼を受け入れる場合もあるが、断る場合も多い。断る場合は、「ごめんなさい、これから依頼人のところに…」てな感じで言い訳が続くこともあります。

いずれにせよ、こういったパターンをあらかじめ、理解しておく必要があります。

平叙文問題の解き方

平叙文問題というのは、例えば次のようなものです。

疑 I’m going to buy a new computer.
「新しいコンピュータを買う予定なんだ」

答 That sounds great!
「それはいいね!」

このように、疑問文ではないような文に対して、答える問題です。

ポイントは、平叙文に対しての答えが、次の4パターンを理解することです。

・賛成文:That sounds great!(それはいいね!)のように賛成する文。

・反対文:I don’t think it is good.(それは良くないと思う)のように反対する文。

・コメント:I bought it yesterday too.(私もそれを買ったよ)のように、コメントする文。

・質問文:Why are you going to buy it?(なぜ買うの?)のように質問する文。

この4パターンに分類することで、ずっと解きやすくなります。

普段から、このように分けることで、頭が整理されていきます。

否定疑問文の解き方

否定疑問文は「〜ではないよね?」といった疑問文です。

例えば、Don’t you〜?とかAren’t you〜?などのこと。

具体例で確認してみましょう。

疑 Don’t you play tennis?
「あなたはテニスをしないの?」

答 No,I don’t play tennis
「はい、私はテニスをしません」

上記の通りです。

ポイントは、日本語とのギャップです。

英語の場合:肯定の内容ならばYes/否定の内容ならばNo。

日本語の場合:日本語のはい/いいえ は相手の質問に対応する。「はい、私はテニスをしません。」「いいえ、私はテニスをします」。

なので、否定疑問文の解き方は、「否定疑問文を普通の疑問文にする」です。

例えば、次のとおりです。

Don’t you play tennis?

Do you play tennis?

このように変換すれば、変な混乱は起きません。

付加疑問文の解き方

付加疑問文というのは、〜,isn’t it ?(〜ですよね?)や、〜,aren’t you?(〜ですよね)などの疑問文のことです。

具体例で確認してみましょう。

疑 You are a teacher,aren’t you?
「あなたは先生ですよね」

答 Yes,I am a teacher.
「はい、私は先生です」

付加疑問文の厄介な点は、最後に来ないと疑問文だと気づかないことです。最初のうちは、平叙文だと思つて聞いていたら、最後でどんでん返しを喰らう感じです。

一方で、付加疑問文のおかげで、最初の部分が聞き取れなくても、最後の「aren’t you」を聞ければ、主語と動詞がなんだったのかわかります。

選択疑問文

選択疑問文は、Which do you like soccer or baseball?「サッカーと野球のどちらが好き?」のような疑問文です。

疑 Would you like to go to the theatre or have dinner?
「映画館に行きたいですか?それともご飯を食べたいですか?」

答 I’d like to go to the theater.
「映画館に行きたいです」

選択疑問文は、文章が長くなり難解に思われますが、あらかじめ次の5つのパターンを知っていると、解きやすいです。

・両方選択:I like both of them.(両方好きです)のように両方を選ぶ。

・片方選択:I like soccer.(サッカーが好き)のように片方を選ぶ。

・決めない:I haven’t decided.(まだ決めていない)のように考え中。

・どっちでも良い:I don’t mind.(どちらでも構わない)のように、選択しない。

・その他:Ask the cliant.(依頼人に聞いてみて)などの返答。

 

【3】TOEIC Part2 のテクニック

1.「出だしの単語」を必ず聞き取る

理由は、「出だしの単語」が聞ければ解答できる問題が多いからです。

例を挙げましょう。

When、、、、、、、、、、?

(A)By June first.

(B)Do you have any questions?

(C)Due to the heavy rain.

上記のように、最初のWhenしか聞き取れなくても、「時」を聞いているので、答えは(A)だと分かりますよね。

なので、最初の出だしの音は必ず聞き取ることが大切です。

2.「似た音」はひっかけの選択肢

例を挙げましょう。

Q6.I think Ms.Nancy deserves a promotion.

(A)I reserved a table at the restaurant.

(B)I cannot agree with you more.

(C)I promoted a new product.

正解は…(B)

deservesとreserved、promotionとpromotedで似た音でひっかけていますよね。

なので、似たような音が聞こえたら、それは間違いの選択肢だなと判断です。

一応説明しておくと、このテクニックの仕組みは次のとおり。

聞き取れない人が似たような音が聞こえて、それを選択してしまう人が多いので、問題作成者側の策略です。それを逆手にとって、似たような音は間違いの選択肢と考える方法です。

ただし、もちろん、この手法はあくまで最後の手段です。基本的には、普通に解く感じです。それでわからなかった場合に、このテクニックを使うのが良いです。

最初からこれありきだとリスニング力は上昇しませんし、すべての問題をこれだけで解くのは無理ですからね。

3.ずらしの回答に注意

例を挙げましょう。

疑問文:Do you have enough supplies in stock?

解答:Let’s check the inventory.

上記のとおり。

普通であれば、「YES/NO」系の答えだなと待ち構えていたら、上記のような解答だったって感じです。

4.疑問詞の答えにYES/NOはない

当たり前っちゃ当たり前ですが、改めて確認しておくことは大切です。

例を挙げましょう。

質問:Where is Tom’s restaurant?

解答:It isn’t far from this place.

この疑問に対して「YES/NO」は明らかにおかしいですよね。

このように、疑問詞の答えに対して「YES/NO」の選択肢があれば、それは確実に間違いの選択肢です。例外はありません。

5.orがあればYES/NOはない

これは先のテクニックと似ているのですが、orだと「〜か〜ですか?」に対して「YES/NO」はあり得ませんよね。

たとえば、「Do you want to eat chicken or fish?」に対して、「YES/NO」は変ですよね。このように、orがあればYES/NOはありません。

6.正解だと思うものに鉛筆を置いておく

これはかなり細かな話ですが、有効です。というのも、たとえば、正解がAだなと思って聞いていても、先に進むにつれて、「あれなんだっけ?」ってことはよく起こります。TOEICのあるあるです。

なので、正解がAかな?と思ったら、鉛筆をマークシートのAのところに置きながら聞いていきます。そうして最後まで聞いて確信したら、Aにマークをする感じです。

非常に小さなことですが、これをするだけで、覚えておくっていうエネルギーを軽減することもできるので、脳に負担をかけずに済みます。

TOEICは集中力の戦いなので、このような小さな工夫もまた大切です。

7.否定疑問文は肯定疑問文に書き換える

例を挙げましょう。

Didn’t you live in New York City?

Did you live in New York City?

上記のとおり。

理由は否定疑問文だろうと回答の方法は変わらないからです。変に否定疑問文を日本語にしてその答えを…って考えると間違えやすいんです。

なので、否定疑問文は肯定疑問文に頭の中で自動変換することが大切です。

8.付加疑問文のテクニック

付加疑問文というのは、たとえば次のような英文です。

You haven’t met Professor Tom,have you?

最後に〜have you?みたいのがつきます。

この付加疑問文は受験英語とかではあまり出ないのですが、TOEICのPart2では頻出です。

そして、この付加疑問文は結構使えるんです。

というのも、たとえば、先の例文で最初の部分が聞き取れなかったとしても、最後のhave you?を見ることで、ああ〜最初にYou haven’tって言っていたんだなとわかるわけです。

このように、付加疑問文は最初が聞き取れなかった場合の救済策になり得るわけです。

9.Whyーbecause

疑問詞がWhyで回答の選択肢にbecauseがあれば、それが正解という法則です。

これは以前までは使えないテクニックだったのですが、今現在は、普通にwhyの疑問詞に対して、becauseが正解になることがよくあります。

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10.whenとwhereの判別に注意

whenとwhereは、文字にすると違いは明らかですが発音されると、違いがわかりづらいです。

また、後ろに来る動詞とリンキングが起きた時に難しくなります。例えば、“When are“はリンキングにより「ウェナ」と発音され、“Where“と混同しやすいです。

なので、特にこの2つの判別に関しては、TOEIC公式問題集を使って何度も違いを確認しておきましょう。

11.最後の必殺技

次は絶対じゃないけど、まったく答えがわからない場合に知っておくと正答率を上げれます。

・質問に対して反問する選択肢は正解

・butが含まれる選択肢は正解

・whichの疑問文で、代名詞のoneが含まれる選択肢は正解

これは、絶対のテクニックではありませんが、もし、まったく聞き取れなかった場合は、こういうテクニックを使っていきましょう。とはいえ、テクニックに走りすぎず、リスニング力を鍛えることが大切です。

12.間接疑問文は丁寧表現

間接疑問文は、実は丁寧な表現です。例えば、Do you know who is responsible for the event? (誰がそのイベントの責任者か知っていますか?)は、唐突にWho is responsible for the event? (誰がそのイベントの責任者か知っていますか?)と聞く疑問文よりも丁寧です。Yes/Noという選択肢を与えている分、丁寧になるわけです。

そして、この質問に対しては、Yes/Noを言わず、直接的に答える場合が多いです。例えば、上記の疑問に対して、“Tom is“といった具合です。

13.その他

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【4】Part2の頻出表現

[依頼]

・Will you〜?:〜してくれませんか?

同意表現:Would / Could / Can you ~? / Please ~ ?

・Do you mind ~ing?:~してもらえませんか?

・I wonder if you could/would〜?:〜してくださいませんか?
 
・I’d appreciate it if you could/would〜.:〜していただけるとありがたいです。
 
・I’d be grateful if you could/would〜.:〜していただけるとありがたいです。

[許可]

・May I ~?:~してもいいですか?

同意表現:Could / Can I 〜?

[提案]

・Why don’t you ~?:~してみてはいかがですか?

・Would you like to ~?:~はいかが?

同意表現: Would you care to ~? / Do you want to ~?

・What do you say to ~ing?:〜はどうですか?

・Shall I ~?:~しましょうか?

・Do you want me to〜?:〜しましょうか?
 
・Would you like me to〜?:〜しましょうか?

[勧誘]

・Shall we ~? :~しませんか?

同意表現:Why don’t we ~? / What/How about?

・Do you want to〜?:〜しませんか?
 
・Would you like to〜?:〜しませんか?

[その他]

・How come~?:なぜ〜?

・Why not?:もちろんです。

・What’s the matter with…?:~に何があったのですか?

【5】Part2の学習手順

1.本記事の【1】~【3】の解法を理解する

2.本番と同じように普通に解く(マークシートを使いましょう)

3.ディクテーションする(聞き取った音声を、そのまま書き取ること)

4.解答の英文を見ながら英語音声を聞く

5.僕の音声解説を聞きながら、文型等を書き込む

6.音声に合わせて音読(約5回)

7.スキマ時間などでひたすら繰り返す

※ディクテーションをやることで、細かいところまで聞こうとする耳をもつことができます。

以上、「Part2の解き方・学習方法」を解説していきました。これが絶対的な正しい方法というわけではありません。そもそも絶対的な正解の方法なんて存在しません。いかに、その方法を努力と工夫で正解にしてくかが大切です。ぜひ、今回紹介した方法を正解にしていくように、積み上げていきましょう。

鬼塚英介