こういった疑問に答えます。
結論から言うと「ミニフレーズで覚える英単語帳」です。
✔本記事の信頼性
・大学受験の英語予備校講師として15年以上指導。
・TOEICの勉強・研究に力を入れており、TOEIC満点を取得。
・ほぼすべての英単語帳(システム英単語含む)を使用。
本記事を読めば、システム英単語について分かり、買おうかどうかの決断ができると思います。
Contents
【1】システム英単語:基本情報
0.基本情報
まずは「システム英単語<5訂版>」の基本情報を表にしてみました。
価格 | ¥1,100 |
掲載語数 | 2180語 |
発売日 | 2019年11月10日 |
シリーズ | 2シリーズ |
寸法 | 18.2 x 13 x 2 cm |
出版社 | 駿台文庫 |
Amazon評価 |
次からは「システム英単語」の特徴9つを紹介していきます。
1.ミニマルフレーズ
2.基礎レベルからスタート
3.2シリーズ
Basic版:中学から高1で多く出現する「基礎単語のチェック」
システム英単語<5訂版>:「旧帝大」や「早慶大」などの「難関大」受験
4.ダウンロード×CD
システム英単語<5訂版> CD :ミニマルフレーズの音声をアメリカ→日本語→アメリカ→イギリスで読み上げ
無料音声:単語音声をアメリカ→日本語→イギリスで読み上げ
5.ポイントチェッカー
6.語法 Q & A
答えを見る前に自分で考えてみるといいよ。
7.重要ポイントを解説
8.多義語・語法マーク
9.ワークブックやチェック問題集
【2】システム英単語:メリット・デメリット
・メリット
僕が思うメリットは次のとおり。
1.フレーズで覚えれる
フレーズで覚えることで、その英単語の使い方を理解することができます。英単語によっては「意味」を覚えても点数に直結しない英単語があるからです。たとえば、rob「奪う」は、rob+人+of+物まで覚えて初めて効果があります。
2.語法の解説が多い
近年は仮定法や時制などのベタな英文法問題よりも、語法を問う問題が多い傾向にあります。なので、語法への対策は非常に大切であり、システム英単語は語法の解説が多いです。
3.問題集などが豊富
システム英単語は「ワークブック」「チェック問題集」「音声CD」「カード」「ポケット」など種類が豊富です。これにより、自分に合った学習方法を選択することができます。
・デメリット
僕が思うデメリットは次のとおり。
1.情報量が多過ぎる
システム英単語は「英単語」「意味」だけじゃなくてミニマルフレーズや派生語や語法の解説など情報量がかなりあります。なので、初心者が一からコツコツやると途中で挫折する可能性が高いです。
2.覚え方が書いていない
基本的には丸暗記を強いる英単語帳と言えます。語源や覚え方のコツは一切ないので、ひたすら丸暗記をする必要があります。
3.レイアウトが見づらい
情報量が多いからか、すごいごちゃごちゃしています。さらに文字も少し小さいので、全体的に見づらく、長時間使うとなると疲れてきます。
【3】システム英単語:口コミ・評判
みんなの意見も見てみましょう。プラスの意見とマイナスの意見に分けて紹介していきますね。
・プラスの意見
主に「ミニマルフレーズが良い」って意見が多かったです。
では、口コミの一部を見ていきましょう。
ミニマルフレーズ(短い例文)は、単語の意味だけでなく、使い方(前置詞や熟語など)を一緒に覚えられて、一石四鳥くらいの勢いです!
フレーズのなかに英単語がはいっているので、英単語を覚えるにはいい方法かも、とおまいます。
ミニマルフレーズによってかなり暗記しやすくなっている。欲を言うならば名詞に可算か不可算を明記していればより良い単語帳になっていたと思う。
出題度順にまとめられた良書。今はもう無くなってしまったセンター試験ですが、こちらの単語帳をやりこむことで過去問、本番9割切ったことはなかったです。大学に入った今でも使っています。
有名な英単語帳ということで購入しました。中身もわかりやすく、使い方次第ではかなりの量の単語を覚えることができるでしょう。
この単語帳で国公立医学部に受かりました!これだけやれば充分です。英語の成績に困ったことはありません。私はCDを聞き、声に出すことで、上部に載っているフレーズごと音から覚えました。そうすることで、単語の意味から使い方まで一気に覚えることができます。単語を見ればフレーズが出てくるほどやりました。フレーズは単語の使われ方の頻度を考慮して作られているため、読解や英作文にも役立ちました。毎日シス単を聞くことでリスニング力も鍛えられました。
・マイナスの意見
主に「使いにくい」「覚えられない」といった意見が多かったです。
では、口コミの一部を見ていきましょう。
ゴタゴタしていて何だか見にくく感じます。レイアウトに関して、単語は意味を覚えつつ、一緒に例文も見ていくものですから、単語と例文は近くにくっ付けて書かれるべきでしょう。本書のように、例文だけをバラして上に載せてしまうと、いちいちページの上と下を行ったり来たりしながら読むことになり煩雑です。
塾で使えと言われたので使っているが見にくいし使いにくい。合う人には合うだろうが、合わない人が使うと単語覚えるのに時間がめちゃくちゃかかる。
右から左へ全てぬけていった。単語がひとつも頭に残らなかった。自分に合った単語帳に出会いた。
最初から始めましたが、動詞だけで300ほど連続してあり、途中でやめてしまいました
ターゲットに乗り換えたところ、動詞、名詞、形容詞、副詞で合わせて100個なので、疲れずに続けることができました。
(※参照元:Amazon)
【4】システム英単語:向いている人・向いていない人
英単語帳はさまざま。自分に合っている英単語帳を選ぶのが良いです。次の記事で種類別にさまざまな英単語帳を紹介しているので、ご参照ください。
ただいま、準備中です。(>人<;)
では、「システム英単語」の向いている人・向いていない人を見ていきましょう。
・システム英単語が向いている人
・フレーズで覚えたい人
・語法なども学習したい人
・一冊をやり込みたい人
システム英単語帳の最大の特徴は「ミニマルフレーズ」です。正直、これによって向いている・向いていないが決まると思います。フレーズで覚えたい人は、システム英単語かなって感じです。一応、似たような英単語帳に、「DUO 3.0」もあるので、こちらもご参照ください。
また、システム英単語帳は語法の解説が多いです。なので、英単語を学びながら語法についても学びたい人にはおすすめです。
・システム英単語が向いていない人
・サクッと英単語を覚えたい人
・語源などで覚えたい人
フレーズなどではなく、サクッと英単語だけを覚えたい人には、「システム英単語」は向いていません。こういう人には「ターゲットシリーズ」がオススメです。詳しくは次の記事をご参照ください。
また、システム英単語には語源などの解説がないので、理屈で覚えたい人には向いていないです。こういう形で覚えたい人は、「Stock3000&4500」がおすすめです。詳しくは次の記事をご参照ください。
【5】システム英単語:Q & A
Q 1.フレーズは覚えるべき?
A:システム英単語帳を使うからには、フレーズごと覚えたほうが良いです。ただし、なかなかそれでは前に進まないって人は、ひとまず英単語だけ覚える感じで一周させてしまうのもひとつの方法です。2周目からは、フレーズを覚えて、3周目からは語法も覚えるって感じです。
Q 2.Basic版からやるべき?
A:高校1年生や英単語に不安がある人は、Basic版からやるのもあり。ただし、高校3年生や英単語にそれなりに自信がある人はBasic版はやらなくてもOKです。
Q 3.CDは購入すべき?
A:購入すべきです。CDを使うことでスキマ時間を活用することができますし、リスニングの学習にもなるので、CDを使うのは必須と言えます。
Q 4.システム英単語の効果的な使い方は?
A:1日100単語ペースでまずはサクッと英単語をやり、1周したらフレーズで覚え、これも1周したら語法なども覚える。こうやって一度に全部やるのではなく、やるべきことを一つ一つに絞りつつ、何回も違うアプローチで英単語に触れることで記憶が定着してくるかなと思います。
Q 5.ぶっちゃけシステム英単語はおすすめ?
A:フレーズで覚えたい人にはオススメです。もし、例文や長文ではキツイって人には、これ一択かなと思います。ただし、僕的には、英単語を覚えるならば英単語だけで良いと思っているので、システム英単語は生徒にはおすすめしていません。個人的には、語源などで覚える英単語帳などがおすすめです。次の記事もご参照ください。
【6】おわりに
以上、「システム英単語」について解説していきました。
ここまでをおさらいしましょう。
〈システム英単語の特徴〉
・フレーズで覚える英単語帳
・Basic版と2シリーズ
・CDや音声ダウンロードを活用できる
・ワークブックなど様々な種類がある
・語法の解説などが豊富
・2019年11月に改訂され情報が新しい
では、
ここでおしまいにします。
(`・ω・´)ゞ
Good luck!