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【1】英単語の勉強法(3つの方法)
結論から言うと、英単語の勉強法は次の3つがあります。
・ストーリーで覚える
・語源で覚える
・1ヶ月1000英単語勉強法
上記の通りです。
ひとつひとつ説明していきますね。
1-1.ストーリーで覚える
英単語は大きく次の2つに分かれます。
・一度で覚えれる英単語
・一度で覚えれない英単語
一度で覚えれると言っても、appleとかschoolとか、そういう簡単な英単語のことを言っているわけではありません。
たとえば、次のような英単語です。
stun:びっくりさせる
このままだと、「一度で覚えれない英単語」だと思います。
でも、次のような説明を加えたらどうでしょうか?
スタンガンのスペルは、「stun gun」。
スタンガンは、人をびっくりさせて気絶させる道具ですよね。
どうでしょうか?これで一度で覚えれると思います。
まだ、ピンと来ていない人もいるかもしれません。
さらに例を挙げましょう。
・fabric:「織物」
ファブリーズはfabric「織物」とbreeze「そよ風」の造語です。
・glow:「輝く」
口紅のグロスは、キラキラ輝いていますね。
・bind:「縛る」
バインダーをイメージすれば覚えれます。
・aesthetic「美的な」
発音すると「エステティック」です。エステをイメージすれば覚えれますね。
・dimension「側面」
3DのDはdimensionです。
・terminal「終点」
ターミネーターは人の命を終わらせる話。
・feather「羽毛」
「ボクシングのフェザー級」をイメージすれば覚えれます。
このようなストーリーを持つことで、英単語は一度で覚えれるんです。
つまり、英単語の学習時間を大幅に減少させることができます。おそらく学習時間は10分の1くらいになると思います。
努力よりも、いかに工夫していくかが大切です。
1-2.語源で覚える
2つ目の英単語の勉強法として、「語源で覚える」勉強法があります。
語源とは?
「英単語をパーツに分解して、パーツごとの意味から英単語の全体の意味をつかむ」というものです。
語源から覚えていく利点は次の2つです。
・記憶に残りやすい
・未知の英単語を推測できる
論より証拠ということで、具体例を挙げましょう。
“pre” 「前に」
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「東大プレ」は「東大の試験の前に受けるテスト(模試)」ですね。
他にも「プリペイドカード(prepaid card)」は「前もって支払い済みのカード」ですね。
この “pre” 「前に」という語源を使った英単語には、他にも次のようなものがあります。
・predict「予言する」
「何かが起こる前に(pre)言う(dict)」→「予言する」って意味になりました。
・prejudice「偏見」
「よく知る前(pre)の判断(judice)」→「偏見」って意味になりました。
・prescribe「処方する」
「医者が前もって(pre)書く(scribe)」→「処方する」って意味になりました。
※scribeは「かく」です。describeをイメージすれば理解できますね。
・preview「下見、プレビュー」
「前もって(pre)見る(view)」→「下見、プレビュー」って意味になりました。
・prefer「〜のほうを好む」
「自分の前に(pre)運ぶ(fer)」→「〜のほうを好む」って意味になりました。
・present「現在の」
「前に(pre)ある(sent)」→「現在の」って意味になりました。
・preoccupied「夢中だ」
「自分の目の前(pre)を占める(occupy)」→「夢中だ」って意味になりました。
このように、語源から学習することで、記憶に残りやすく、未知の英単語を推測することも可能です。
1-3.1ヶ月1000英単語勉強法
ここまで、「ストーリーで覚える英単語」と「語源で覚える英単語」を説明してきました。
ただし、すべての英単語が上記の2つでうまくいくわけではありません。地道にコツコツと覚えていがなければいけない英単語もあります。
なので、ここでは、そういう英単語の勉強法を紹介していきます。
結論から言うと、1ヶ月1000英単語勉強法 です。
これは、1日200個ペースで5日間で一周です。それを6回繰り返して、5日間×6回=30日間です。
具体的には、次のように進めていきます。
1日目:1〜200単語
2日目:201〜400単語
3日目:401〜600単語
4日目:601〜800単語
5日目:801〜1000単語
6日目:1〜200単語
7日目:201〜400単語
……
29日目:601〜800単語
30日目:801〜1000単語
このように、短期間で同じ英単語に何回も触れるようにします。
そうすることで、記憶に残りやすくなります。
実際、この方法で僕もやっていますし、僕の生徒もこれでうまくいっています。
僕の経験と生徒の経験では、4週目あたりから効果が出てくる感じです。
なので、どうにか、そこまであきらめず頑張ることが大切です。
【2】英単語を覚えるときの3つのポイント
結論から言うと、ポイントは次の3つです。
・英語→日本語で覚える
・ひとつの意味だけ覚える
・見て覚える
上記の通りです。
ひとつひとつ説明していきますね。
2-1.英語→日本語で覚える
英単語を覚えるときは、「英語→日本語」の順番で覚えます。
なぜならば、「日本語→英語」で覚えるときのエネルギーが5分の1になるからです。
実際、「日本語→英語」を覚えるのはかなり大変です。でも、「英語→日本語」の場合は、それに比べると、ずっと楽です。
なので、まずは「英語→日本語」で覚えることです。
これが一通り終わって余裕が出てきたら、「日本語→英語」をやってみるくらいでOKです。
2-2.ひとつの意味だけ覚える
2つ目のポイントは「ひとつの意味だけ覚える」です。
英単語帳には、複数の意味・例文・同意語・反意語・発音・アクセント…など、盛りだくさんです。これを一度に覚えるのは無理です。
人間の脳的に一度に複数のことをやると、劇的に機能が低下します。
なので、1番重要な「意味」だけ覚えることに集中することです。
2-3.見て覚える
最後の3つ目のポイントは、「見て覚える」です。
というのも、多くの人が書いて覚えています。僕たちは小学生の頃の漢字の勉強、中学生の頃の英単語の学習の時に、「10個ずつ書いて覚える」というのが習慣化してしまっています。
ただし、書いて覚えると圧倒的に時間がとられます。
それに英単語を覚えるかどうかは、いかに短期間に何回もその単語に触れるかどうかが大切です。
なので、それを可能にするためには、見て覚えることです。
書くよりも見る方が5倍以上はスピードが違ってきます。
なので、英単語は見て覚える方が良いです。
【3】おわりに
いかがでしたか?今回は「英単語の勉強法」を紹介していきました。
ここまでをおさらいしましょう。
・英単語にストーリーを持つ(一度で覚えれる)
・語源で覚える(未知の単語を推測することも可能)
・1ヶ月1000単語勉強法(1日200個で5日間で一周×6回=30日間)
・ひとつの意味だけ覚える(例文や同意語などは無視)
・英語→日本語(日本語→英語の5分の1のエネルギー)
・見て覚える(書いて覚えるよりも5倍速い)
努力も大切ですが、それと同時に工夫していくことも大切です。
英語学習の目的が何であれ、英単語は絶対に必要になってくる知識です。そんな英単語を覚える作業を出来るだけ効果的に効率よく学べることができれば、皆さんの勉強もより良いものへとなっていくと思います。
ぜひ、今回の記事を参考にして、英単語の学習を一気に進めましょう。
Good luck!
ここまでご精読頂きありがとうございます。普段から予備校・ブログで「丸暗記英語からの脱却」をコンセプトに指導・発信しています。新しい情報に関してはTwitterで確認ができますので、鬼塚英介(@Englishpandaa)をフォローして確認してみてください。
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