【0】動画で解説
【1】仮定法では、『was』はダメ
仮定法では、主語に関係なく、wasではなくてwereを使います。
☆ポイント☆
仮定法では、wereを使う。
えっ?そんなバカな?って思うかもしれません。
論より証拠、例文で確認してみましょう。
例 If I were a bird,I could fly to you.
「もし私が鳥ならば、あなたのもとに飛んでいけるのに」
まずは前提として、現実から離れている話をしていますよね。
私が鳥であるはずはありませんし、飛んでいけるはずもありません。
よって、仮定法ですね。
仮定法について、より詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
では、本題に入りましょう。
if節の部分に着目してください。
『If I were a bird,』
主語が『I』なのに、『were』になっていますよね。
本来、主語が『I』の場合は、『was』であるべきですよね。
にも関わらず、『I were 』になっています。
じゃあ、これは間違いなのか???
そんなことはありません!
きちんとした正しい英文です。
仮定法では、主語に関わらず、『were』を使うというルールがあるんです。
ですから、『I were』で十分正解なのです。
【2】なぜ、『I were』なのか?
ところで、なぜ仮定法では、『was』ではなくて、『were』を使うのでしょうか?
この理由を知っている人は、あまりいないんじゃないでしょうか?
事実、予備校で学生にこの質問をすると、誰も答えられません。
どうでしょうか?
ちょっと考えてみてください。
過去のこの記事を参照すると、もしかしたらわかってくるかもしれません。
こうやって、理屈を考えて理解することは非常に大切です。
そうすることで、記憶に残りますし、応用が利きます。
何よりも、この過程にこそ価値があります。
少し話が逸れてしまいましたね。
どうでしょうか?
では、答えを言いましょう。
Q.なぜ仮定法では、『was』ではなくて、『were』を使うのでしょうか?
A.現実から離れている感を明示するため。
そうなんです!
仮定法は現実から離れていることを表現するものです。
その離れている感を明示するために、敢えて、『I were』なんていうあり得ない形を使うんです。
あり得ない形を使って、あり得ないことを言っているんだよ!と明示するんですね。
Twitterで問題を出してみたら・・・
レベル3の問題(5段階)
If I ( ) a bird,I could fly to you.
— 鬼塚英介@(英語講師) (@Englishpandaa) October 9, 2020
☆ まとめ ☆
・仮定法では主語に関係なく、『was』ではなくて『were』を使う。
・その理由は『現実から離れていることを明示するため』。