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【0】動画で解説
今回の記事では、仮定法の熟語を紹介していきます。
もちろん、ただ紹介するだけでなく、
丸暗記英語から脱却していく理屈も話していきますので、お楽しみに。
☆ポイント☆
〈It is (high/about) time +仮定法過去〉
=「もう〜する頃だ」
例 It is (high/about) time you went to bed.
「もう寝る頃だ」
【1】『仮定法過去を使う』
大きくポイントは3つあります。
まずは、1番大切なポイントです。
『仮定法過去を使う』
この熟語は仮定法です。
なぜか?
そりゃそうです。
例えば、「あなたはもう寝る頃だ」って寝ていない相手に言いますよね。
寝ている相手には言いませんよね。
逆に起きて怒られてしまいますね。
よって、現実に反していることを言うので、仮定法が使われるんです。
また、この熟語では『仮定法過去』しかありません。
仮定法過去完了というものが存在しないのです。
それもそのはず。
この表現って現在にしか使えませんよね。
過去に対して「もう〜する頃だった」って日本語は違和感がたりますよね。
よって、「現在」の妄想だから、仮定法過去しかないんです。
Twitterで問題を出してみたら・・・
レベル3の問題(5段階)
It’s time we ( ) a decision.
— 鬼塚英介@(英語講師) (@Englishpandaa) June 3, 2021
【2】状況のit
これは大したポイントではありません。
『状況のit』
〈It is (high/about) time 〜〉のitは、「状況のit」です。
状況のitっていうの、it is rainy.「(状況が)雨です」みたいなものです。
【3】 (high/about) time
3つ目のポイントも大きな話ではありません。
『high/aboutに大きな違いはない』
最初に言っておきます。
この違いが試験で問われることはありません。
それくらいに、大きな違いはないのです。
強いて言えば、次のようなちがいです。
it is high time は、「もうとっくに~している時間だ(なのにしていない)」という意味になります。
相手に対して、不満や義務を伝える強い表現です。
highは、時間を過ぎているってイメージが湧いてきますよね。
一方、it is about time は、「そろそろ~する時間だ(まだしていない)」という意味になります。
こちらの意味は、it is high time に比べると弱く、自覚を促す表現です。
aboutは『周り』っていうのが核心にあります。
(詳しくは、また前置詞のところでしていきます。)
よって、「予定時間の周り」なので「そろそろ〜する時間だ」って意味です。
一応、きちんと違いを説明しましたが、何度も言うようにこの違いは試験に出ません。
・Twitterで問題を出してみたところ...
レベル3の問題(5段階)
It is high time you ( ) to bed.
もう寝る頃だ— 鬼塚英介@(英語講師) (@Englishpandaa) April 7, 2021
☆ まとめ ☆
・〈It is (high/about) time +仮定法過去〉
=「もう〜する頃だ」
・high/aboutに大きな違いはない
では、ここでおしまいにします。
(`・ω・´)ゞ
ここまで読んで頂きありがとうございます。普段から予備校・ブログで「丸暗記英語からの脱却」をコンセプトに指導・発信しています。新しい情報に関してはTwitterで確認ができますので、鬼塚英介(@Englishpandaa)をフォローして確認してみてください。
Good luck!