【1】I wishは仮定法
結論から言うと、次のとおり。
I wish:「〜であればなぁ」(仮定法)
仮定法なので、「時制が一つ過去にズレる」というのがポイントです。仮定法に関しては「こちらの記事」をご参照ください。
1-1.現在への妄想
I wish I were a brid.
(私が鳥であればなぁ)
現在への妄想ですよね。よって、時制を過去にズラして過去形のwereになっています。
1-2.過去への妄想
I wish I had studied harder when young.
(若い時にもっと勉強していたらなぁ)
過去への妄想ですよね。
よって、時制を過去から過去にズラして、大過去、つまり、過去完了形had studiedになります。
【2】発展編
2-1.I wishの書き換え
結論から言うと、次のとおり。
〈I wish 〜.の書き換え〉
=If only 〜!
=I would rather 〜.
上記のとおり。
・If only 〜!
If only I were a bird!
(私が鳥であればなぁ)
〈I wish 〜.〉とほぼ変わりませんね。
ただ、「ピリオド(.)」ではなくて、「!」を使うっていうところに特徴があります。
その分だけ、〈I wish 〜.〉よりも、望みが強いです。
・I would rather 〜.
I would rather I were a bird.
(私が鳥であればなぁ)
これは知らない人が多いです。
ちょっとマニアックの知識ですね。
余裕がある人だけ、おさえておけばOKです。
〈I would rather 〜.〉には、1つ注意しなければいけないポイントがあります。
ごちゃごちゃ説明するよりも、例文を見たほうが早いと思いますので、例文で確認してみましょう。
⑴ I would rather I were a bird.
「私が鳥であればなぁ」
⑵ I would rather stay here with you.
「私はむしろあなたとここにいたいです」
どうでしょうか?(1)と(2)の違いに気づくでしょうか?
そうです!
⑴は「〜であればなあ」の仮定法です。
一方、⑵は「むしろ〜したい」という熟語の〈would rather〉です。
このように、〈would rather〉には2パターンあるのです。
では、どうやって判別すればいいのか?
これはすごい簡単です。
〈would rather〉の後ろに着目すれば、すぐにわかります。
〈would rather+SV〉だったら、「〜であればなあ」の仮定法です。
一方、〈would rather+原形〉だったら、「むしろ〜したい」という熟語です。
2-2.I hopeとの違い
ちょっと長くなるので「こちらの記事」をご参照ください。
【3】☆ まとめ ☆
・I wish:「〜であればなぁ」(仮定法)
・=If only 〜!=I would rather 〜.
以上、「I wish」について解説していきました。これは色々と公式の暗記を強要されてしましいますが、仮定法、つまり、時制が過去にズレるってことだけおさえておけばOKです。
このブログでは、「必然性の知識×丸暗記英語から脱却」をコンセプトに発信しています。ぜひ、このブログを活用して、本当に使える知識を身につけていただければと思います。
鬼塚英介