Contents
【1】eitherを「両方」で訳す場合がある
1-1.ポイント
eitherは「どちらか」って意味で覚えていますが、「両方」って訳す場合があります。
eitherを「両方」って訳す場合がある。
1-2.例文で確認
There are many stores on either side of the street.
(通りの両側に多くの店がある)
1-3.eitherを「両方」と訳す場合
eitherを「両方」と訳すのは、「対になっている名詞」の場合であり、出てくるのは次の4つくらいです。
①either side(両側)
②either hand(両手)
③either end(両端)
④either sex (両方の性)
1-4.bothとの違いは?
次の通り、日本語訳は大きく変わりません。
There are many stores on either side of the street.
(通りの両側に多くの店がある)
There are many stores on both sides of the street.
(通りの両側に多くの店がある)
上記の通り。
違いは、eitherは単数扱いなのでeither sideであり、bothは複数扱いなのでboth sidesになります。
1-5.「一方で」って言いたい場合は?
”one side of the street”(道の片側)にすればOKです。
There are many stores on one side of the street.
(通りの片側に多くの店がある)
【2】eitherを「両方」で訳すのはなぜ?
「数学世界」と「日常世界」の違いです。
4つのパターンが考えられます。
① Aでもあり、Bでもある
② Aではあるが、Bではない
③ Bではあるが、Aではない
④ AでもBでもない
日常世界での「または」は「どちらか一方」を意味します。たとえば、「トムまたはナンシー、ちょっと手伝って」と言えば、どちらか一方が来ると考えるのが普通です。上で言うところの、②と③です。
一方で、数学世界では、両方くることも含みます。上で言うと、①と②と③を含みます。「トムかナンシー手伝って」では、両方はダメとは言っていないので、2人とも来る可能性も含んでいるのです。
これが顕著に現れるのは、「not〜either」です。この意味は「どちらも〜ない」って意味になります。すなわち、上の④のみを指します。つまり、①〜③を否定したわけです。よって、逆に言えば、eitherは①〜③だとわかります。
ここまで読んで頂きありがとうございます。普段から予備校・ブログで「丸暗記英語からの脱却」をコンセプトに指導・発信しています。新しい情報に関してはTwitterで確認ができますので、鬼塚英介(@Englishpandaa)をフォローして確認してみてください。
また、TOEIC学習法の無料メルマガも開始しました。ぜひ、間違えた方向に学習して時間とエネルギーを無駄にしたくない人は、ぜひご登録ください。