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【英語】仮定法現在の「なぜ?」を徹底解説します

【0】〈英語〉仮定法現在を動画で解説

※現在作成中です。<m(__)m>

【1】仮定法現在とは?

1-1.問題

パンダ君
パンダ君
まずは、問題をやってみよう。

She insisted that he ( ) to the party.
①be invited ②is invited ③was invited
「彼女は彼をそのパーティーに招待するよう主張した」

オオカミ君
オオカミ君
うーん…。時制の一致を考えると③っぽいし、3人称単数で考えると②っぽいけど…。
パンダ君
パンダ君
実は、答えは①なんです!
オオカミ君
オオカミ君
えっ、“he be invited”ってなんか気持ち悪いんだけど!
パンダ君
パンダ君
うん、そうなんだよね。だから、この問題はあるルールをしっかりと理解していないと、間違えやすい問題なんです。そういう意味でよく頻出します。
オオカミ君
オオカミ君
なるほど〜。

1-2.ルール

パンダ君
パンダ君
実は次のようなルールがあるんです。

「提案・主張・要求・命令・決定のV+that+S+should+原形/原形」

オオカミ君
オオカミ君
うむ…。
パンダ君
パンダ君
先の問題の英文をもう一度見てみましょう。

She insisted that he (be invited) to the party.

パンダ君
パンダ君
insistedは「主張」にあたるので、that節の中身は〈should+原形/原形〉になるよね。だから、be invited になっているんです。
オオカミ君
オオカミ君
おぉ〜、なるほど。

1-3.提案・主張・要求…の動詞とは?

パンダ君
パンダ君
提案・主張・要求・命令・決定 の動詞はたとえば、次のような動詞があります。

提案:propose , suggest
主張::insist , urge(強く迫る)
要求:demand , require , ask , request
命令:order , command決定:decide , determine

オオカミ君
オオカミ君
結構あるんだなぁ。

1-4.ひとことで覚える必殺技

パンダ君
パンダ君
先のルール少しめんど〜だよね。
オオカミ君
オオカミ君
うん、「提案・主張・要求・命令・決定のV」って覚えるのは少し大変だな。
パンダ君
パンダ君
この5つの動詞に共通していることってなにかわかるかな?
オオカミ君
オオカミ君
う〜ん…。わからない。
パンダ君
パンダ君
答えを言うと、「命令系」だよ。
オオカミ君
オオカミ君
どういうことだ?
パンダ君
パンダ君
どれも程度の違いはあれど、命令系と言えるんです。たとえば、次のとおり。

「5時に起きることを提案する」というのは弱い命令と言えますよね。今度は「5時に起きることを主張する」は少し強くなった命令ですよね。「5時に起きることを要求する」となるとさらに強くなった命令です。「5時に起きることを命令する」はそのまんま命令ですね。最後に「5時に起きることに決定」は強すぎる命令ですよね。

オオカミ君
オオカミ君
おぉ〜、たしかに!
パンダ君
パンダ君
また、こう考えることで、that節の中が動詞の原形になるのも納得がいくんです。なんせ、命令文は動詞の原形でしたよね。同様に命令系のthat節の中も動詞の原形になるんです。should+原形になるのもshouldは「〜すべき」って意味なので、命令系と言えるよね。
オオカミ君
オオカミ君
おぉ〜、すべてがつながっているってわけだな!!凄すぎる!

・Twitterで問題を出してみたところ...

パンダ君
パンダ君
答えは上記のTwitterをクリックして確認してね。

【2】もう一つの仮定法現在

2-1.ルール

パンダ君
パンダ君
実は、もう一つ、仮定法現在のルールがあるんです。

It is + 形容詞 + that + 主語 + (should) + 動詞の原形.

オオカミ君
オオカミ君
あっ、たしかに、“that〜“の部分が同じだな。
パンダ君
パンダ君
形容詞には、以下のように要求・必要・願望などを表す言葉が使われます。

desirable(望ましい)、necessary(必要)、important(重要)、essential(不可欠)、compulsory(義務)、imperative(必須)

オオカミ君
オオカミ君
ほ〜。これは、全部、「当然系」って考えてもいいんじゃないか?
パンダ君
パンダ君
素晴らしい気づきです。そうやって抽象化して考えれるといいですね。

2-2.例文

パンダ君
パンダ君
例文で確認していきましょう。

It is necessary that the schedule (should) be changed.
(スケジュールを変更することが必要です)

It is natural that he get angry.
(彼が怒るのも当然だ)

It is essential that he (should) study everyday.
(彼が毎日勉強するのが絶対必要だ)

【3】仮定法現在(発展編)

ここからは、レベルの高い話になっていきますので、もうここまでで限界って人は、ここでストップしてください。

3-1.なぜ、動詞の原形?

パンダ君
パンダ君
結論から言うと、次のとおりです。

まだ起こっていない動作を表す場合には『動詞の原形』を使うから。

オオカミ君
オオカミ君
どういうことだ?
パンダ君
パンダ君
たとえば、現在の事実は現在形だし、すでに起こった事実は過去形を使うんです。でも、「~するよう」提案・主張・要求することって、まだ起こっていない動作ですよね。
オオカミ君
オオカミ君
なるほど〜。
パンダ君
パンダ君
他にも、命令形で動詞の原形が使われるのは、命令することって、まだ起こっていない動作だからなんです。
オオカミ君
オオカミ君
おぉ〜。
パンダ君
パンダ君
さらにさらに、助動詞の後ろが原形になるのも同じ理由です。will「必ず〜する」/must「〜しなければいけない」などはまだ実際に起こっていないことですよね。
オオカミ君
オオカミ君
おぉ〜。今までひたすら暗記していたけど、そんな理由があったんだな。
パンダ君
パンダ君
こうやって、知識の裏にある思想を理解することで、すべてがつながってくるんです。

3-2.なぜ、should?

パンダ君
パンダ君
shouldを付ける理由は次のとおりです。

shouldは「〜するべきだ」って意味であり、提案・主張・要求・命令・決定の動詞では、話し手は「〜するべきだ」って気持ちがこもるから。

オオカミ君
オオカミ君
おぉ〜、こっちにもこういう理由があるんだな!

3-3.原形とshouldの違いって?

パンダ君
パンダ君
これは、そんなに気にしなくてもいいんだけど、次のとおりです。

動詞の原形:アメリカ英語

should+動詞の原形:イギリス英語

オオカミ君
オオカミ君
へぇ〜。そういう違いがあったんだ。

3-4.否定パターンに注意

パンダ君
パンダ君
次のような否定パターンに注意です。

He insisted that I not stay home all day.
(彼は、私が1日中、家にいないように求めました)

オオカミ君
オオカミ君
うわっ、なんか気持ち悪いな。
パンダ君
パンダ君
そうなんです。次のように、shouldパターンの方を見ると理解できると思います。

He insisted that I should not stay home all day.

オオカミ君
オオカミ君
たしかに!こう考えると、わかりやすいな。

3-5.2つの意味に注意する

パンダ君
パンダ君
suggestは「提案する」の他に「示唆する」って意味があります。
オオカミ君
オオカミ君
ふむふむ。
パンダ君
パンダ君
そして、それぞれの意味で、that節の中身が次のように変わってくるんです。

〈提案する〉
I suggest that you be more careful.
(私はあなたがもっと注意深くあるべきだと提案する)

〈示唆する〉
Current studies suggest that smoking is bad for the health.
(現在の研究では喫煙は体に悪いと示唆されている)

パンダ君
パンダ君
これは、3-1の部分から考えると理解することができるんです。
オオカミ君
オオカミ君
ふむふむ。
パンダ君
パンダ君
〈提案する〉の方は、まだ起こっていない動作を表す場合には『動詞の原形』を使い、〈示唆する〉の方は、すでに起こっていることだから、『動詞の原形』は使わないんです。
オオカミ君
オオカミ君
おぉ〜、やはり理解して学ぶとこんなにも変わってくるんだな!

【4】まとめ

提案・主張・要求・命令・決定のV+that+S+should+原形/原形

・『命令系』って考えると楽

・It is + 形容詞 + that + 主語 + (should) + 動詞の原形

・『当然系』って考えると楽

・まだ起こっていない動作を表す場合には『動詞の原形』を使う

・shouldは「〜するべきだ」って意味であり、提案・主張・要求・命令・決定の動詞では、話し手は「〜するべきだ」って気持ちがこもる

・動詞の原形:アメリカ英語/should+動詞の原形:イギリス英語

・suggest「示唆する」の場合は、原形にならない

では、ここでおしまいにします。
(`・ω・´)ゞ

ここまで読んで頂きありがとうございます。普段から予備校・ブログで「丸暗記英語からの脱却」をコンセプトに指導・発信しています。新しい情報に関してはTwitterで確認ができますので、鬼塚英介(@Englishpandaa)をフォローして確認してみてください。

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