Contents
【0】動画で解説
【1】意外な意味を持つ自動詞
まずは、「意外な意味を持つ自動詞」から紹介していきます。
・work「うまくいく」
workには「うまくいく」って意味があります。
例 It will work.
「うまくいくだろう」
workは「働く」や「機能する」などの意味が有名ですが、「うまくいく」って意味もあるんです。
どの意味にも共通しているのは「頑張る」ってことです。こういう核心から考えていくと、覚えやすいものです。
・matter「重要である」
matterには、「重要である」って意味があります。
例 It doesn’t matter to me.
「それは私にとって重要ではない」
matterは名詞の「問題」って意味が有名ですよね。問題になるってことは、重要だからですよね。
・long 「切望する」
longは、long forという形で「切望する」って意味があります。
例 I long for winter.
「冬が待ち遠しいです」
longは形容詞の「長い」って意味が有名ですね。イメージとしては、「首を長くして切望する」って感じです。
・首を長くして待つ
↓
・切望する
・last「続く」
lastには「続く」って意味があります。
例 The party lasted two hours.
「そのパーティーは2時間続いた」
lastは「終わり」って意味が有名ですよね。
よく化粧品のCMとかで「ラスティング効果」って言いますが、これは、「化粧の効果が続く」って意味です。
・ run「立候補する」
runには「立候補する」って意味の自動詞があります。
例 I decided to run for president.
「私は大統領に立候補した」
runは「走る」が有名ですが、立候補者が走り回って選挙運動しているイメージから、「立候補する」って考えればOKです。
・do「十分である」
doには「十分である」って意味があります。
例 This room will do for a playroom for our child.
「この部屋は子供のプレイルームとして十分です」
doは第3文型で、do my homework 「宿題をする」が有名ですが、自動詞もあるんです。
ちなみにdoは第4文型も取ることができます。詳しくはこちらの記事をご参照ください。
・pay「割に合う」
payには「割に合う」って意味もあります。
例 Honesty will pay in the long run.
「正直は結局割に合うものだ」
payは他動詞で「払う」って意味が有名ですが、自動詞で「割に合う」って意味もあるんです。
お金を支払うものは、払う分だけ割に合うってことですよね。
・sell「売れる」
sellには自動詞で「売れる」って意味があります。
例 This book sells well.
「この本はよく売れる」
sellは、他動詞の「売る」が有名ですが、自動詞もあるんですよね。
・read「読める」
readには、自動詞で「読める、解釈される」って意味があります。
例 This document can read in different ways.
「この文書は違ったふうにも解釈できる」
例 This book reads easily.
「この本は簡単に読める」
readは、他動詞の「読む」が有名ですが、自動詞もあるんですよね。
・Twitterで問題を出してみたら・・・
レベル4の問題(5段階)
This book ( ) well.
この本はよく売れる。— 鬼塚英介@(英語講師) (@Englishpandaa) August 14, 2021
【2】意外な意味を持つ他動詞
次は意外な意味を持つ他動詞を紹介していきます。
・meet 「〜を満たす」
meetには「〜を満たす」って意味もあります。
例 This meets the demand.
「これは要求を満たしている」
meetの核心は「二つの物を合わせること」です。ここから「出会う」や「野球のミートする」や「要求を満たす」って意味が生まれてきます。
・ run 「〜を経営する」
runには「〜を経営する」って意味があります。
例 He runs a hotel.
「彼はホテルを経営している」
runは自動詞「走る」が有名ですが、「ホテルを走らせている」→「ホテルを経営する」って考えてください。
・book 「〜を予約する」
bookには「〜を予約する」って意味があります。
例 He booked a hotel room.
「彼がホテルの部屋を予約しました」
ダブルブッキング(double-booking)は、「二重に予約すること」ですね。
・stand 「〜を我慢する」
standは他動詞で「〜を我慢する」って意味になります。
例 I couldn’t stand the pain.
「私はその痛みを我慢できませんでした」
standは自動詞「立つ」が有名ですね。
覚え方は、「立つ」「座る」「寝る」のうち一番我慢しているのは「立つ」です。
・miss 「〜がいなくて寂しく思う」
missには「~がいなくて寂しく思う」って意味があります。
例 I miss you .
「私はあなたがいなくて寂しいです」
・see 「〜を目撃する」
see には「(時代が)〜を目撃する」って意味があります。
His generation has seen the Second World War.
「彼の世代は、第二次世界大戦を経験している」
・treat 「〜におごる」
treatには「〜におごる」って意味があります。
例 I’ll treat you to lunch.
「お昼をご馳走するよ」
treatは「扱う」って覚えていますが、そこから「もてなす」→「ご馳走する」と派生していきました。
・fire 「〜を解雇する」
fireには「〜を解雇する」って意味があります。
例 I have to fire him.
「彼を解雇しなければいけない」
“You’re fired.”「お前はクビだ」って感じでよく使われます。
一応、成り立ちを話すと…
「(物)を勢いよく投げる」
↓
「(学校や職場などから)(人)を追い出す」
↓
「〜を解雇する」
って意味になりました。
【3】まとめ
・意外な意味を持つ自動詞:work「うまくいく」 / matter「重要である」 / long「切望する」
last「続く」 / run「立候補する」/ do「十分である」 / pay「割に合う」 / sell「売れる」 / read「読める」
・意外な意味を持つ他動詞:meet + O「Oを満たす」 / run + O「Oを経営する」 / book + O「Oを予約する」/ stand + O「Oを我慢する」 / miss + O「Oがいなくて寂しく思う」 / see + O「Oを目撃する」 / treat + O「Oにおごる」 / fire +O 「Oを解雇する」
では、ここでおしまいにします。
(`・ω・´)ゞ
ここまでご精読頂きありがとうございます。普段から予備校・ブログで「丸暗記英語からの脱却」をコンセプトに指導・発信しています。新しい情報に関してはTwitterで確認ができますので、鬼塚英介(@Englishpandaa)をフォローして確認してみてください。
また、TOEIC学習法の無料メルマガも開始しました。ぜひ、間違えた方向に学習して時間とエネルギーを無駄にしたくない人は、ぜひご登録ください。