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【0】動画で解説
【1】〈so+形容詞+a+名詞〉と〈such +a+形容詞+名詞〉
結論からいきましょう。
soは〈so+形容詞+a+名詞〉の形を取り、such は〈such +a+形容詞+名詞〉の形を取ります。
・〈so+形容詞+a+名詞〉
・〈such +a+形容詞+名詞〉
ちょっと紛らわしいですが、この順番をしっかりと覚えることが大切です。
例文で確認していきましょう。
例 It was so warm a day that I could hardly work.
「ほとんど働けないほど暑かった」
例 It was such a warm day that I could hardly work.
「ほとんど働けないほど暑かった」
このように、意味は同じなんだけど、順番が異なってきます。
【2】なぜ、soとsuchで語順が異なるのか?
結論から言うと、soは副詞で、suchは形容詞だからです。
so:副詞
such :形容詞
前提として、形容詞と副詞の定義は次の通りです。
・形容詞:名詞を修飾する
・副詞:名詞以外を修飾する
このような違いから、soとsuch で語順が変わってきます。
例えば、soは副詞なので、次のような語順はマズイですよね。
例 so a warm day(間違い例)
このままだと、〈a warm day〉で1つの名詞として考えるので、副詞のsoが名詞を修飾することになってしまいます。
そこで、次のようにするんです。
例 so warm a day(正しい例)
こうすれば、副詞のsoが、形容詞のwarmを修飾していますよね。副詞asと相性の良い形容詞warmが前へ出てくるイメージです。
一方、such は形容詞なので、次のような形でOKなんです。
例 such a warm day
このように、soが副詞で、such が形容詞なので、それぞれ語順が異なるんです。
【3】so・suchと同じ仲間
上記のような語順になるのは、soやsuch以外にもあります。
結論からいきましょう。
・[so/as/too /how/however]+形容詞+a+名詞
・[such /quite/half/what]+a+形容詞+名詞
上記の単語しかないので、全部しっかりと覚えてください。
1つ1つ例文で確認していきましょう。
・[so/as/too /how/however]+形容詞+a+名詞
まずは、soのグループから見ていきましょう。
・as+形容詞+a+名詞
例 He is as great a pianist as ever lived.
「彼は史上最高のピアニストだ」
・too +形容詞+a+名詞
例 That is too good a story to be true.
「その話は真実には、あまりにうまい話だ」
・how+形容詞+a+名詞
例 How careless a mistake I have made!
「私はどれほど不注意な誤りをしてしまったんだ!」
・however +形容詞+a+名詞
例 Howevergreat a disappointment he suffered, he never gave up.
「どれだけ落胆しても彼は決してくじけなかった」
Twitterで問題を出してみたら・・・
レベル4の問題(5段階)
He is ( ) cook as you.
— 鬼塚英介@(英語講師) (@Englishpandaa) October 25, 2021
・[such /quite/half/what]+a+形容詞+名詞
ここからは、such のグループです。
・quite+a+形容詞+名詞
例 It was quite a cold day yesterday.
「昨日はとても寒い日だった」
・what+a+形容詞+名詞
例 What a great view the room has!
「その部屋はなんて景色がきれいなんだ!」
以上、soとsuch のグループに分けて例文で確認していきました。
頻度的には、soのグループはsoを筆頭に頻出します。一方で、such のグループは、suchはよく頻出するものの、ほかの単語はあまり出てきません。
【4】so+形容詞+a+名詞の細かすぎる話
少し細かすぎる話をしていきます。
「もうここまででキツイよ」って人は、ここは無視しても良いです。
〈so+形容詞+a+名詞〉は、必ず「a」がつく必要があります。つまり、〈so+形容詞+複数名詞〉や〈so+形容詞+不可算名詞〉はダメって事です。
◯〈so+形容詞+a+名詞〉
× 〈so+形容詞+複数名詞〉
×〈so+形容詞+不可算名詞〉
ちょっと細かいですよね。
具体例で確認してみましょう。
◯ so good a book
× so good books
× so good wine
このように、〈so+形容詞+a+名詞〉は、必ず「a」がつく必要があるんです。
じゃあ、複数名詞や不可算名詞で、このような表現を使いたい時にどうすればいいのか?
そこで、登場するのが「such 」です。such には、そのような制限はありません。
◯ such+a+形容詞+名詞
◯ such+形容詞+複数名詞
◯ such+形容詞+不可算名詞
このように、suchはなんでもOKです。
具体例で確認してみましょう。
◯ such a good book
◯ such good books
◯ such good wine
このように、soは制限が強いのですが、such は制限がありません。
【5】☆ まとめ ☆
・[so/as/too /how/however]+形容詞+a+名詞
・[such /quite/half/what]+a+形容詞+名詞
・so:副詞/such :形容詞
・〈so+形容詞+a+名詞〉は、必ず「a」がつく必要がある。一方で、such はそんな制限はない
では、ここでおしまいにします。
(`・ω・´)ゞ
ここまで読んで頂きありがとうございます。普段から予備校・ブログで「丸暗記英語からの脱却」をコンセプトに指導・発信しています。新しい情報に関してはTwitterで確認ができますので、鬼塚英介(@Englishpandaa)をフォローして確認してみてください。