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【0】動画で解説
【1】so+V S と neither[nor]+V S
結論からいきましょう。
・so+V S:「Sもまたそうだ」
・neither[nor]+V S:「Sもまたそうでない」
このように、so, nor, neither を使って、直前に述べられた内容について「Sもまたそうだ(そうでない」を表します。
例文で確認していきますね。
例 I like dogs.-So do l.
「私は犬が好きです。私もそうです」
例 She isn’t a teacher.Neither is he.
「彼女は先生ではない。彼もそうだ」
例 He can not speak English. Nor can I.
「彼は英語をしゃべれない。私もできない」
【2】neither と nor の違い
結論から言うと、neitherは副詞、norは接続詞です。
neither:副詞
nor:接続詞
この違いは、実はかなり大きいです。
論より証拠ということで、次の問題をやってみてください。
[問題]
The first one isn’t good, ( ) is the second.
「最初のはよくないし、2番目のもよくない」
⑴ neither ⑵ nor
どうでしょうか?
答えは、⑵ nor です。
なぜならば、( )には、左の文と右の文をつなげる働きをする接続詞を入れなければいけません。
よって、接続詞の⑵ nor が正解なんです。
実際、この違いは、あまり試験に問われることはありません。
TOEICでは、ここまで細かい知識は問われませんが、過去に東大がこの違いを問いています。
【3】So do I. と Me,too. の違いは?
“So do I. ”も “Me,too. ”も、意味的には「私も」という意味です。
では、この違いは何なのか?
結論から言うと、「カジュアルさ」の違いです。
“Me,too.”→カジュアルな話し言葉
“So do I. ”→かしこまった場面で使う
“Me,too.”は、見ての通り、不完全な文ですよね。だから、カジュアルな言い方になるんです。友達同士で話すような場面で使われやすいです。
具体例を挙げましょう。
ビジネスの場面で…
上司:I have to finish the job by tomorrow.
「明日までにその仕事を終わらせないといけない」
部下:◯ So do I.△ Me,too.
「私もです」
このように、“So do I. ”と “Me,too. ”は「カジュアルさ」の違いがあるんです。
【4】なぜ、So+VS の語順になるのか
結論から言うと、エンドフォース(end-focus)が理由です。
エンドフォーカス:文末にある語句ほど、焦点が当たる(強調される)。
例えば、テレビ番組でも同じ手法が使われています。「〜ベスト10」という企画の場合、10位から発表していき、最後に1位を発表しますよね。
このように、うしろにいくほど焦点が当たるわけです。
So+VS で倒置が起こるのも同じ理由です。
例 She is kind. So is he.
「彼女は親切です。彼もそうだ」
「彼もそうだ」で強調したいのは、「he」ですよね。だから、エンドフォーカスで、So+VS と倒置が起こるんです。
エンドフォーカスに関しては、次の記事でも出てくるので、ご参照ください。
・【補足】倒置しないパターン(上級者向け)
次のような場合には倒置しません。
You said he was kind and so he is.
「あなたは彼が親切だと言ったが、実際その通りだね」
この場合の、heは先に出てきたheと同じですよね。よって、新情報とはいえず、強調する必要はありません。よって、倒置が起こらないのです。
【5】☆ まとめ ☆
以上、so+V S と neither[nor]+V S について解説していきました。
ここまでをおさらいしましょう。
・so+V S:「Sもまたそうだ」
・neither[nor]+V S:「Sもまたそうでない」
・neither:副詞、nor:接続詞
・“Me,too.”→カジュアルな話し言葉
・“So do I. ”→かしこまった場面で使う
・倒置が起こるのは、エンドフォースが理由
では、ここでおしまいにします。
(`・ω・´)ゞ
ここまで読んで頂きありがとうございます。普段から予備校・ブログで「丸暗記英語からの脱却」をコンセプトに指導・発信しています。新しい情報に関してはTwitterで確認ができますので、鬼塚英介(@Englishpandaa)をフォローして確認してみてください。