【1】リスニングの解き方

ポイントは次の3つです。
・目を瞑って全身全霊で内容を掴みにいく
・完璧主義を捨てる
・パターンを知る
上記のとおり。
ひとつひとつ説明していきますね。
1-1.目を瞑って全身全霊で内容を掴みにいく
五感のうち、耳だけを使うイメージです。とにかく超集中で聴いてください。いろいろなテクニックはありますが、とにかくこれが1番大切です。
「聴きながら解く」という方法は厳禁です。なぜならば、人間の脳は、そんな器用なことができないからです。同時に2つのことをやるのは至難の技です。
実際、 大きな流れさえ掴めていれば、大方の問題は解くことができます。
※ただし、Part1だけは写真を見ながら解きます。
1-2.完璧主義を捨てる
すべてを聞き取れる必要はないです。というか無理です。僕も含めて多くのTOEIC高得点者は、すべてを聞き取れていません。
英文は内容語と機能語に分かれており、このうち、内容語が強く発音されて、機能語は弱く発音されます。
なので、聞き取れる音をつないで内容を推測して考えればOKです。
1-3.パターンを知る
TOEICはかなりパターンが決まっています。「あっ、またこの流れかぁ」って感じです。
なので、あまり聞き取れなくても、多分こういう流れだからって感じで正解になります。また、流れがわかっていると、圧倒的に聞き取りやすくなります。
このパターンについては、TOEICの公式問題集を何度も何度も繰り返すことで、自然と身体に染み込んでいきます。
以上、もう一回、まとめると次のとおり。
・目を瞑って全身全霊で内容を掴みにいく
・完璧主義を捨てる
・パターンを知る
パート別の詳しい解き方は、それぞれのパートで解説していきます。とりあえず、全体的に意識すべきは上記の3つになります。
【2】リスニングの学習法

2-1.大きな流れ
1.ガチで解く[Partごと]
↓
2.すべての英文が聞き取れるまで何度も聞く[一問ごと]
↓
3.解答を見ながら確認する[1問ごと、3回]
↓
4.僕の音声解説を聞き書き込む
↓
5.音声に合わせて音読[5回]
↓
6.スキマ時間などでひたすら繰り返す
↓
7.次の問題へ
↓
2〜7の繰り返し
上記のとおり。
まずは、本番のつもりでがっつり解いてみてください。解き方は【1】を参考にしてパートごとに解いてください。たとえば、Part3の合計13セットを一気に解くって感じす。かなりハードです。
そして、次に、Part3であれば、1セットずつ、とにかくすべての英文を聞き取れるまで何度も何度も聞き返してください。もうこれ以上は無理ってなったら、解答の本文を見ながら確認します。自分の聞こえていない箇所を確認です。
次に僕の音声を聴きながら、解答のページに書き込んでいってください。主に文型をとっていく感じです。これもスーパーハードです。しかし、何度も何度も音読・聞き取る英文ですので、しっかりと書いていきましょう。
もし音声を聴いて、どうしてもここの文型がよくわからないとかがあれば、気軽にDMください。動画で解説します。
それが終わったら、改めて音声に合わせて音読を5回します。
あとは、スキマ時間などを使って音声を聴きながら音読や聞き流しなどして、何度も何度も復習してください。覚えてしまうくらいに何度も何度もです。
そして、これをひたすら繰り返していくイメージです。
はっきり言って、かなりハードですが、TOEIC公式問題集が最も本番の試験に近く(事実上の過去問)、ここまでやり込むことで、確実に TOEIC脳を身につけることができます。
がんばっていきましょう!
不明点があれば、気軽にDMください。
2-2.リスニングのコツ
2-2-1.倍速で歩きながら聴く
上の「6.スキマ時間などでひたすら繰り返す」に関して、ちょっと説明を加えておきます。
復習の際は、机の上で文型を書き込んだ英文を音声に合わせて音読も必ずしてください。
さらに、移動中などのスキマ時間では、歩きながら倍速で聴くと良いです。歩いていると、脳が活性化しますし、倍速で聴くと、テンションが上がってくる感じがします。少ない時間でたくさん復習できるし、しかもスキマ時間。
さらにさらに、普段から倍速で聴いていると、通常の英文の音声がゆっくりに聞こえてきます。倍速は1.3〜1.5倍速がとりあえずいいかなと思います。これくらいが音が壊れずいい感じです。
2-2-2.シャドーイングは難しいが効果は高い
よくリスニングの勉強法で「シャドーイング」が紹介されます。
シャドーイングとは、英文を見ないで音声に少し遅れて発音していく方法です。
ただし、これはかなり難しいです。そこで、いろいろと工夫してやると良いです。例えば、「英文を見ながらシャドーイング」「しっかり発音せず、ぼそぼそ声でやる」「英文を暗記しちゃってからやる」などなど。
2-2-3.英文が速く聞こえる理由
日本人が英語を聴くと、「すごい速い」と思いがちです。すごい早口みたいな。
でも、実際はすごい早口なわけじゃなくて、日本人が発音するだろうと思っている英語が発音されていないだけです。
たとえば、rock and rollを日本人は「ロック・アンド・ロール」と発音すると思いがちです。でも、英語では、andは「アンド」と発音されることは稀であす。実際、「ロックンロール」と発音します。これを日本人は知らないから「and」の部分がすごい早口で聞こえてしまうんです。
とまぁ、こういうわけで、ある程度の英語の発音のルールを知っておくと、リスニングごしやすくなります。ただし、スピーキングまでできる必要はありませんので、最低限の知識を次の記事でまとめています。これくらいのルールはおさえておきましょう。
以上でおしまいです。
では、week5からもがんばっていきましょう!
Good luck!