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【0】動画で解説
【1】too muchとmuch tooの違い
結論から言うと、次のとおり。
・much too + 形容詞[副詞]
・too much+不可算名詞
上記のとおり。
では、ひとつひとつ見ていきましょう。
・much too + 形容詞[副詞]
The question is much too difficult.
(その問題は難しすぎる)
副詞のtoo「〜すぎる」が形容詞のdifficultを修飾し、muchがそれを強調しているイメージです。
・too much+不可算名詞
There is too much sugar in the dish.
(その料理には砂糖が多すぎる)
形容詞のmuch(多い)がsugarを修飾しており、副詞のtoo(〜すぎる)がmuchを修飾しています。
【2】発展編
ここからは上級者向けの話です。
・too much+形容詞はダメ
次のような英文は間違いなので、注意です。
× The question is too much difficult.
なぜか?muchは原級を強調できないからです。muchが強調できるのは「比較級・最上級」です。先程の、too difficult「難しすぎる」という表現はある意味、なにかと比較した結果「難しすぎる」という結論に至っているので、比較級みたいなものなので、muchが強調できています。
・too muchの4パターン
too muchは「限量詞句」「副詞句」「名詞句」「形容詞句」の4パターンがあります。
1.限量詞句
There is too much sugar in the dish.
(その料理には砂糖が多すぎる)
これは先に説明したパターンですね。
2.副詞句
You think too much.
(考え過ぎだよ)
thinkは原則自動詞なので、too muchは thinkを修飾している副詞句です。
3.名詞句
He drinks too much.
(彼は(お酒を)飲みすぎる)
muchは名詞として使うこともできます。一応、イメージとしては、muchの後ろにalcoholが隠れているイメージです。
4.形容詞句
He is too much.
(彼は度が過ぎている)
too muchが形容詞句で使われると、「度が過ぎている」って意味になります。
・Twitterで問題を出してみたら…
レベル5の問題(5段階)
The question is ( ) difficult.
— 鬼塚英介@(英語講師) (@Englishpandaa) January 22, 2023
【3】☆ まとめ ☆
・much too + 形容詞[副詞]
・too much+不可算名詞
・too much+形容詞はダメ
・too muchは「限量詞句」「副詞句」「名詞句」「形容詞句」の4パターン
以上、「too muchとmuch tooの違い」について解説していきました。この違いはかなり難しくて知らない人が多いのですが、意外と問題に出てきます。今回のようにきちんと理屈から考えていくことで、こういった混同を避けることができます。
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