間違いから生まれた英文法

目安時間:約 3分

 
【1】「時・条件を表す副詞節の中では…」
 
   「時・条件を表す副詞節の中では…」。この続きを言えるでしょうか?この続きを言えるかどうかで、僕にとって、生徒が英文法の勉強をしているかどうかを判別する指標になっています。  続きは、「…未来のことも現在形」ですね。
 
☆ポイント☆
   「時・条件を表す副詞節の中では未来のことも現在形」
 
   厳密に言うと、4つの条件が揃って初めて現在形になります。「時・条件」「副詞節」「中」「未来のこと」です。ただし、試験で問われる98%以上が「副詞節」かどうかです。要は「副詞節→現在形」です。論より証拠ということで、例題で確認していきましょう。
 
   I’ll tell him the truth if he (     ).
   ①will come ②comes
 
  I’ll tell him the truthはSVOOの第4文型です。以下はMですからif節は副詞節です。よって、未来のことも現在形なので答えは②comesですね。もうひとつ、例題をやってみましょう。
 
   I don't know if he (     ).
   ①will come ②comes
 
   今回はif節がknowの目的語(O)ですから、if節は名詞節です。よって、未来のことは通常通り、willを使って表します。答えは①will comeですね。
 
 
【2】昔は「原形」だった⁉︎
 
   実は、昔は「現在形」ではなくて「原形」が使われていました。
   時・条件を表す副詞節というのは、「〜する時」や「もし〜ならば」といったまだ起きていない場合ですよね。ですから、現在形や過去形といったものではなくて、動詞の素の状態である原形が使われていたんです。たとえば、次のように原形が使われていました。
 
   If it be rainy tomorrow,I'll stay at home.
「もし明日雨ならば、私は家にいる」
 
   このように、昔は原形beが使われていたんです。でも、ある頃から、「“it be”は変だ!」と言いはじめるようになり、「it is」に変わってしまったのです。
   今は「現在形」というのがすっかり定着してしまいましたが、元々は「原形」だったんですよね。
 
 
☆ まとめ ☆
・「時・条件を表す副詞節の中では未来のことも現在形」
・昔は「現在形」ではなくて「原形」だった!
 

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管理人プロフィール

鬼塚 英介 / Eisuke Onituka
予備校講師 / 英語学習コーチ

1984年6月生まれ。北海道出身。

大学進学率1割以下(9割が専門学校や就職)の高校に入学。高3の10月から受験勉強を始める。最初に受けた模試の偏差値は39。現役での受験はセンター5割にも到達せず、志望大学は不合格。その後、ある英語の予備校講師と出会い、効率よい勉強法をすることで成績を劇的に上げられることを知る。

1年間の浪人生活で英語の偏差値は70を超え、地元の北海道大学に合格。大学1年の頃から学習塾、家庭教師、予備校講師などで指導スキルを磨き、独自の勉強法を確立する。

多くの人が英語は丸暗記の教科だと思い込んでいます。無味乾燥な知識の丸暗記から脱却し、「英語のなぜ?」に答え、英語の核心を理解し英語の実力を身につける。「英語は楽しい!」「わかった!」という感動を伝えていく。

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