丸暗記英語からの
脱却。
現役英語予備校講師ブログ
英語

関係詞の問題の解き方【3手順です】

【1】関係詞の問題の解き方

関係詞の問題を解く手順は次のとおりです。

① うしろ完全不完全文?

② 何節を取る?

③ 意味

上記のとおり。

ひとつひとつ説明していきますね。

【2】①うしろ完全不完全?

2-1.うしろ不完全とは

うしろ不完全文とは、「必要な名詞が欠けている文」のことです。

うしろ不完全文:必要な名詞が欠けている文

例を挙げましょう。

This is the place (  ) I visited.

( )の後ろに着目してください。visitは他動詞なので、O(目的語)、すなわち、必要な名詞が欠けていますよね。よって、この文は「うしろ不完全文」と言えます。

2-2.うしろ不完全を取れるもの

そして、うしろ不完全を取れるのは、who、whom、which、what、that(関係代名詞)の5つしかありません。

うしろ不完全→ who、whom、which、what、that(関係代名詞)

たったこれだけです。接続詞も含めて、接続詞・関係詞でうしろ不完全文になるのは、この5つだけです。

なので、先の例文では、うしろ不完全なので、上記の5つのどれかが入るってことになるわけです。

2-3.うしろ完全文

では、うしろ完全文を取れるのは?
「上記の5つ以外すべて」というのが答えですが、うしろ完全文の関係詞をざっと、紹介していきます。

・whose

・前置詞+関係代名詞

・関係副詞

ひとつひとつ説明していきますね。

2-3-1.whose

whoseは、うしろ完全文という特徴の他に、次の2つの特徴があります。

・後ろに「ハダカの名詞」

・先行詞とハダカの名詞が所有関係

「ハダカの名詞」というのは、aやtheやmyなどの冠詞相当語句が付いていない名詞のことです。

例を挙げましょう。

Look at the house (  ) roof is red.

まずは、( )の後ろを見ると、SVCの完全文だとわかります。

次にroofがハダカの名詞です。数えられる名詞なのに、aやtheなどが付いてないですよね。

そして、先行詞のthe houseとroofが所有関係です。「家の屋根」ですよね。

よって、( )に入るのは、whoseになります。

Look at the house ( whose ) roof is red.

2-3-2.前置詞+関係代名詞

ちょっと内容が長くなるので、別記事で詳しく解説していきます。ここでは、サクッとだけやっておきます。

[問題]
This is the place (  ) he lives.
⑴which ⑵in which

( )の後ろを見ます。すると、liveは自動詞なので、うしろ完全文になります。

※うしろ完全不完全は、あくまで形の上での話です。意味で考えちゃうと「彼が住んでいる」やって「どこに?」って感じで、うしろ不完全文のように感じてしまいます。

よって、うしろ完全文なので、whichはダメなので、⑵in whichが正解になります。

This is the place ( in which ) he lives.

「前置詞+関係代名詞」問題を解く3手順【1】 「前置詞+関係代名詞」問題を解く3手順 「前置詞+関係代名詞」の問題は、次の3手順で解いていきます。 ① 前...

2-3-3.関係副詞

関係副詞は、when・where・why・howです。これらは、先行詞によって使い分けます。

先行詞 関係副詞
when
場所 where
理由 why
方法 how

たとえば、次のとおり。

I won’t forget the day when I met him.
(彼とあった日を忘れた。)

This is the town where I was born.
(これは私が生まれた街です。)

Tell me the reason why you were absent yesterday.
(君が昨日休んだ理由を私に言いなさい。)

上記のとおり。

※the way howはダメです。なぜならば「やり方方法」で意味がかぶるからです。そこで、どちらかを消せばOKです。

× the way how
ー how
the way ー

× I want to know the way how it was made.

I want to know the way it was made.

I want to know how it was made.

以上、ここまでがうしろ完全不完全文の話です。

【3】② 何節を取る?

3-1.「何節を取る?」ってどういうこと?

次に、何節を取るか?って話になります。
先に出した問題で改めて確認しましょう。

This is the place (  ) I visited.

まずは、うしろ不完全でしたね。そして、関係詞の節、すなわち、“( ) I visited “ が何節を取るのかを考えていきます。

3-2.それぞれ何節を取れるか?

では、関係詞が、それぞれ何節を取るかは次のとおりです。

です。これらは、先行詞によって使い分けます。

関係詞 取れる節
関係代名詞 形容詞節(※what→名詞節)
関係副詞 形容詞節・名詞節(howは名詞節のみ)
複合関係代名詞 名詞節・副詞節
複合関係副詞 副詞節

3-3.例文で確認

では、それぞれ例文で確認していきましょう。

3-3-1.関係代名詞:形容詞節

I have a friend who lives in London.
(私はロンドンに住んでいる一人の友人がいる。)

→who〜節は、a friendにかかる形容詞節です。

This is the woman whom I met yesterday.
(この方は私が昨日会った女性です。)

→whom〜節は、the wowanにかかる形容詞節です。

This is the book which was written by a famous author.
(これは有名な作家が書いた本です。)

→which〜節は、the bookにかかる形容詞節です。

I met a boy whose father is a teacher.
(私は父が先生の少年に会った。)

→whose〜節は、a boyにかかる形容詞節です。

Nancy works for a company that makes furniture.
(ナンシーは家具を作っている会社で働いている)

→that〜節は、a companyにかかる形容詞節です。

3-3-2.what:名詞節

I don’t know what you’re saying.
(あなたが何を言っているのか分からない。)

→what〜節は、knowの目的語(O)で名詞節です。

このように関係代名詞は原則、形容詞節ですが、whatだけが名詞節を取ります。

3-3-3.関係副詞:形容詞節、名詞節

Now is the time when you study .
(今こそ勉強する時だ)

→when〜節は、the timeにかかる形容詞節です。

Now is when you study .
(今こそ勉強する時だ)

→先程のthe timeは省略可能なので、結果的に、when〜節はCの位置にあり、名詞節になります。

This is the place where I lived.
(ここが僕が住んでた場所だよ。)

→where〜節は、the placeにかかる形容詞節です。

This is where I lived.
(ここが僕が住んでた場所だよ。)

→先程のthe placeは省略可能なので、結果的に、where〜節はCの位置にあり、名詞節になります。

Tell me the reason why you quit your job?
(仕事をやめた理由を話しなさい。)

→why〜節は、the reasonにかかる形容詞節です。

Tell me why you quit your job?
(仕事をやめた理由を話しなさい。)

→先程のthe reasonは省略可能なので、結果的に、why〜節はOの位置にあり、名詞節になります。

This is how I learned English.
「これは、私が英語を学んだ方法です。」

※先に解説したとおり、the way howの形は取れないので、howは名詞節しか取れません。

3-3-4.複合関係代名詞

whoever

[名詞節]
Whoever wants to come is welcome.
「来たい人は誰でも歓迎です。」

[副詞節]
Whoever comes to the party, she will be pleased.
「誰がそのパーティーに来たとしても、彼女は喜ぶでしょう。」

・whichever

[名詞節]
You can take whichever you like.
「あなたが好きなものをどれでも取っていっていいですよ。」

[副詞節]
Whichever you buy, new computers will be sold soon.
「どれを買ったとしても、新しいコンピュータがすぐに発売されます。」

・whatever

[名詞節]
I don’t like whatever she does.
「私は、彼女がすることは何でも気に入らない。」

[副詞節]
Whatever happens, I have to pass the exam.
「何が起きようとも、試験に合格しなくてはならない」

3-3-5.複合関係副詞

whenever

[副詞節](たとえいつ〜しても)
Whenever I visit his house, he goes out.
「私がたとえいつ彼の家を訪ねても、彼は外出しています。」

[副詞節](〜するときはいつでも)
Please ask me whenever you have a question.
「質問があるは時いつでも、私に尋ねてください。」

・wherever

[副詞節](たとえどこで〜しても)
You may sit wherever you want to.
「あなたは、座りたいところどこでも座ってよい。」

[副詞節](〜する場所はどこでも)
Wherever he lives, he’ll make a lot of friends.
「彼はどこに住んでも、彼はたくさんの友達を作るだろう。」

・however

[副詞節](たとえ〜)
However busy I am, I’ll help you.
「どんなに忙しくても、私はあなたを手伝う。」

→howeverの場合は、「たとえ〜」の方の意味しかありません。

3-4.「たとえ〜」=no matter〜

「たとえ〜」で訳せる方は、no matter〜で書き換え可能です。

Whoever comes to the party, she will be pleased.
「誰がそのパーティーに来たとしても、彼女は喜ぶでしょう。」

No matter who comes to the party, she will be pleased.

Whenever I visit his house, he goes out.
「私がたとえいつ彼の家を訪ねても、彼は外出しています。」

No matter when I visit his house, he goes out.

【4】③ 意味

最後は意味になります。

、先行詞によって使い分けます。

先行詞 主格 目的格 所有格
who whom whose
人以外 which which whose

※主格と目的格は、thatで置き換え可能です。また、目的格は省略可能です。

以上になります。

もう一度、おさらいすると、関係詞の問題を解く順番は次のとおりです。

[関係詞の問題を解く順番]
① うしろ完全不完全文?

② 何節を取る?

③ 意味

【5】練習問題

最後に練習問題をやって、知識を使えるようにしていきましょう。

第1問

I know the girl ( ) took this picture.

[解答・解説]
who、that
「私はこの写真を撮った少女を知っている。」
主語欠けの不完全文→the girlにかかる形容詞節→主格で先行詞が人→who。

第2問

This is a computer ( ) I bought yesterday.

[解答・解説]
which、that
「これは私が昨日買ったコンピュータだ。」
目的語欠けの不完全文→a computerにかかる形容詞節→目的格で先行詞が人以外→which。

第3問

This product is ( ) I am looking for.

[解答・解説]
what
「この製品は私が探しているものです。」
forの目的語欠けの不完全文→Cの位置にある名詞節→what。

第4問

This is the temple ( ) I went two years ago.

[解答・解説]
where
「これは私が2年前に行った寺です。」
うしろ完全文→the templeにかかる形容詞節→先行詞が「場所」→where。

第5問

A time will come ( ) you will regret your attitude.

[解答・解説]
when
「自分の態度を後悔する時が来るだろう。」
うしろ完全文→A timeにかかる形容詞節→先行詞が「時」→when

第6問

My dog eats ( ) I give him.
「私の犬は私があげるものをなんでも食べる。」

[解答・解説]
whatever
うしろ不完全文→名詞節→「〜なものなんでも」って意味→whatever

第7問

She is busy ( ) he calls her.
「彼が彼女に電話する時いつでも、彼女は忙しい。」

[解答・解説]
whenever
うしろ完全文→副詞節→「〜するときはいつでも」って意味→whenever。

 

では、ここでおしまいにします。
(`・ω・´)ゞ

ここまで読んで頂きありがとうございます。普段から予備校・ブログで「丸暗記英語からの脱却」をコンセプトに指導・発信しています。新しい情報に関してはTwitterで確認ができますので、鬼塚英介(@Englishpandaa)をフォローして確認してみてください。

Good luck!