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succeedの意味は2つある!【派生語も解説します】

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【0】動画で解説

【1】succeedの意味は?

1-1.2つの意味

結論から言うと、次のとおり。

・成功する

・継承する

上記のとおり。

succeedの意味は?って質問に多くの人が「成功する」って答えると思います。でも、「成功する」以外に、「継承する」って意味もあるんです。

「成功する」の場合は、succeed inの形で使われ、「継承する」の場合は、「succeed + 人」、「succeed to + 地位・財産」の形で使われます。継承するの場合は2つパターンがあるので注意です。

なぜ、この意味になるのかも確認しておきましょう。語源から考えていきます。「suc(=sub 下)+ceed(=go)」→「下(後)を行く」となります。つまり、「下から上に行く」→「成功する」であり、「後ろから続く」→「継承する」となるわけです。

こうやって語源から考えると、全く異なる2つの意味の共通点に気づくことができますね。

では、それぞれの例文を確認していきましょう。

1-2.成功する

He succeeded in business.
(彼は仕事で成功した)

inの核心は「ワクの中」です。なんでもかんでも成功している人はいなくて、あくまで「仕事というワクの中」で成功しているイメージです。

1-3.継承する

He succeeded his father in the company.
(彼は会社で父親の後を継いだ)

He succeeded to his father’s company.
(彼は父の会社を継いだ)

「succeed + 人」、「succeed to + 地位・財産」の形で使われていますね。

パンダ先生
パンダ先生
前置詞toの核心は「右向きの矢印(→)」で「到達」です。“He→his father’s company“のイメージが湧きますね。

【2】派生語

動詞の場合は「成功する」だろうと「継承する」だろうとsucceedですが、それぞれの形容詞・名詞は形が変わってきます。

2-1.succeedの形容詞

・successful(成功した)

・successive(連続した)

succeed(成功する)の形容詞がsuccessful(成功した)であり、succeed(継承する)の形容詞がsuccessive(連続した)です。

2-2.succeedの名詞形

・success(成功)

・succession(継承)

・successor(継承者)

succeed(成功する)の名詞がsuccess(成功)であり、succeed(継承する)の名詞がsuccession(継承)、successor(継承者)です。

パンダ先生
パンダ先生
日本語でも「サクセスストーリー(success story)」って言うよね。

【3】☆ まとめ ☆

・succeedには「成功する」と「継承する」の意味がある。

・「成功する」の場合は、succeed inの形で使われ、「継承する」の場合は、「succeed + 人」、「succeed to + 地位・財産」の形で使われる。

・successful(成功した)、successive(連続した)。

・success(成功)、succession(継承)、successor(継承者)。

以上、今回は「succeedの意味は2つある!【派生語も解説します】」について解説していきました。

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