助動詞を2つ並べることはできない
助動詞を2つ並べることはできません。
たとえば、
✖️You will can swim.
「あなたは泳ぐことができるようになるだろう」
これは、will と can で助動詞が2つ並んでしまっています。
学校では、ただ「助動詞を2つ並べれない」とだけ教わり、その理由は明かされません。
【1】助動詞は「気持ち」
まずは、「助動詞が2つ並べれない」理由の前に、助動詞について学んでおきましょう。
助動詞を知っている人は多いですが、その核心を知っている人は少ないです。
助動詞は「気持ち」を表します。
たとえば、
I go to school.
「私は学校に行きます」
これだけでは気持ちは伝わってきません。
行きたいのか行きたくないのか、わかりません。
では、これに助動詞のmustをつけてみましょう。
I must go to school.
「私は学校に行かなければいけない」
すると、この人は学校に行きたくないんだとわかります。
今度は、will をつけてみましょう。
I will go to school.
「私は(絶対)学校に行く」
すると、この人は学校に行きたいんだとわかります。
このように、助動詞は「気持ち」を表すんです。
【2】2つの気持ちを同時に表せない
これさえわかればもう「助動詞が2つ並べれない」理由は簡単です。
「助動詞を2つ並べる」ということは、「2つの気持ちを同時に表す」ことを意味します。
でも、そんなこと無理ですよね。
たとえば、「怒りと喜びの感情を同時に表して」と言われても困ってしまいますよね。
だから、助動詞を2つ並べることはできないんです。
【3】can = be able to
では、「あなたは泳ぐことができるようになるだろう」はどう表現すればいいのか。
これは、「助動詞の代用表現」を使えばいいんです。
can = be able to ですから、
You will be able to swim.
このように、助動詞の代用表現を使えばOKです。
助動詞の代用表現はあくまで助動詞ではありませんから、
「気持ち」を表しませんからね。