こういう疑問に答えます。
ひと言で言うと「シンプルな構成の王道の英熟語帳」です。
✔本記事の信頼性
・大学受験の予備校講師として15年以上指導。
・TOEICの勉強・研究に力を入れており、TOEIC満点を取得。
・ほぼすべての英熟語帳(ターゲット1000含む)を使用。
本記事を読めばターゲット1000についてわかり、買おうかどうかの決断ができると思います。
Contents
【1】ターゲット1000:基本情報
0.基本情報
まずは「英熟語ターゲット1000」の基本情報を表にしてみました。
価格 | ¥1,100 |
掲載語数 | 1000熟語 |
発売日 | 2012年11月28日 |
出版社 | 旺文社 |
Amazon評価 |
1.シンプルな構成
2.出る順で構成
3.リズムよく学習できる構成
・Part 1 絶対覚えておきたい160
・Part 2 グルーピングで覚える250
・Part 3 形で覚える250
・Part 4 文法・構文で覚える180
・Part 5 ここで差がつく難熟語160
・ファイナルチェック(英⇒日)
・ファイナルチェック(日⇒英)
4.アプリ
5.別売CDもあり
【2】ターゲット1000:メリット・デメリット
・メリット
僕が思うメリットは次のとおり。
1.王道の英熟語帳である
英単語帳に続き、英熟語帳の王道は「ターゲット1000」です。なんだかんだで、参考書は王道を選んでおくのが間違いないです。なんせ、その参考書を使って合格していく人が多数なので、結果で証明されていますよね。
2.シンプルな構成
ターゲットシリーズが人気の1つにシンプルなことだと思います。シンプルであるがゆえに、非常に見やすく学習にリズムが出てくるものです。実際に1日1周がサクッとできちゃう英熟語帳です。
3.複数の教材
ターゲットは王道であるが故に、さまざまな教材があります。具体的には、「実践問題集」「カード式」「英文で覚える」「CD」といった具合にして、さまざまなアプローチをすることが可能です。
・デメリット
僕が思うデメリットは次のとおり。
1.丸暗記するしかない
ターゲット1000は丸暗記が前提です。でも、英熟語は「直訳」することで丸暗記なしで覚えることが可能です。詳しくは次の記事をご参照ください。
2.少し古い
最後に改訂されたのが「2012年11月28日」であり、少し古いです。なんせ「出る順」で載せられているので、そこの信用性は担保できていないかなと思います。ただ「ターゲット1900」などの英単語は2019年に改訂されていますので、まもなく改訂されるのかなと思います。
【3】ターゲット1000:口コミ・評判
みんなの意見も見てみましょう。プラスの意見とマイナスの意見に分けて紹介していきますね。
・プラスの意見
主に「見やすい」「うまくまとめられている」といった意見が多かったです。
では、その一部を見ていきましょう。
とても分かりやすく、見やすくできています。しっかり学習出来ると思います。
スマートにまとめられていて使いやすい。買ってよかった。気に入りました。
1000の熟語を、意味・形などでまとめて分けて、テンポよく学習できるようになっています。
・マイナスの意見
主に「丸暗記になる」「例文が難しい」といった意見が多かったです。
では、実際の口コミを見てみましょう。
丸暗記になる。理屈がないと理解しづらい人には向いてないです。前置詞とか、解説がない。
本書の例文では、省略があったり、難単語が使われてたり、そもそもまだ登場していない英熟語が例文で使われていたりと、英熟語の使われ方を簡単に知るのには使いづらかった
丸暗記が得意な人にはオススメできる一冊ですが丸暗記が苦手な人には解体英熟語、システム英熟語をオススメします。まぁ何にせよ参考書は一冊を使い切るのが大切なので一冊決めたらやりぬきましょう。
たまに例文が難解すぎる時がある。熟語の意味は理解しても、例文見て分からない、例文の和訳を見て分からない、ということがたまにあるため、自分の日本語能力を疑ったが他の方々のレビューもそんな感じなので少し安心しました。
(※参照元:Amazon)
【4】ターゲット1000:向いている人・向いていない人
英熟語はさまざま。自分に合っている英熟語帳を選ぶのが良いです。次の記事で種類別にさまざまな英熟語帳を紹介しているので、ご参照ください。
ただいま、準備中です。(>人<;)
では、「英熟語ターゲット1000」の向いている人・向いていない人を見ていきましょう。
・ターゲット1000が向いている人
・王道の英熟語帳を使いたい人
・サクサク進めたい人
・共通試験〜国公立2次試験・難関私大レベルの試験を受ける人
ひとまず無難に王道の英熟語帳を使いたい人は「ターゲット1000」を選んでおけば間違いないです。実際に、この英熟語帳を使って多くの人が合格しています。
ターゲット1000は非常にシンプルな構成で見やすいので、サクサクと進めることができます。なので、無駄な説明はいらないからサクサクと進めたい人におすすめです。
ターゲット1000のレベル的には、「共通試験〜国公立2次試験・難関私大レベルの試験」なので、上記の大学受験はもちろんのこと、英検やTOEICなどの資格試験でも使えます。
・ターゲット1000が向いていない人
・丸暗記が苦手な人
・中学レベルの英熟語もわからない人
英熟語は、それぞれの単語を直訳していけば自然と、その意味になります。このような理屈から覚えたい人には、「ターゲット1000」は向いていないです。
また、中学レベルの英熟語帳すらわかっていない人も、いきなり「ターゲット1000」からスタートすると厳しいです。
【5】ターゲット1000:効果的な使い方
ポイントは次のとおりです。
1.1ヶ月1000英熟語を覚える
2.アプリを活用する
3.「英語→日本語」から覚える
上記のとおり。
ひとつひとつ説明していきますね。
1.1ヶ月1000英熟語を覚える
1日200英熟語をやり5日で1周して、それを5周します。具体的には、次のとおりです。
1日目:1〜200英熟語
2日目:201〜400英熟語
3日目:401〜600英熟語
4日目:601〜800英熟語
5日目:801〜1000英熟語
6日目:1〜200英熟語
7日目:201〜400英熟語
……
29日目:601〜800英熟語
30日目:801〜1000英熟語
こうやって出来るだけ短期間で何回も同じ英熟語に触れることで、効果的に覚えることができます。
2.アプリを活用する
スキマ時間をうまく活用するために、アプリをダウンロードしておくとよいです。ちょっとしたスキマ時間でチェックテストをする感じです。また、音声で聞くことで発音もチェックできますからね。
3.「英語→日本語」から覚える
ひとまずは「英語→日本語」で覚えます。なぜならば、「日本語→英語」で覚えるのは、「英語→日本語」よりも3〜5倍くらいエネルギーを使うからです。それだとなかなか前に進まないので、ひとまずは「英語→日本語」を覚えていきます。
【6】ターゲット1000:Q & A
Q 1.そもそも英熟語はやるべき?
A:やるべきです。なぜならば、英熟語は簡単な英単語で構成されており、英熟語だと気づかなければ未知の英熟語であることに気づかないからです。また、英熟語は知っていれば、そのまま得点になることが多いです。
Q 2.英文法のイディオムだけでは足りない?
A:足りないです。Next Stage やスクランブルなどの英文法問題集には英熟語(イディオム)の単元があります。これは重要な英熟語だけ抜粋されているので、どうしても英熟語帳に比べて中身が薄いです。とは言え、現役生などは英熟語帳までは手がまわらないってこともあるので、最悪、このイディオムだけで済ませてしまうのもありです。ただし、あくまで最終手段です。
Q 3.やる時期はいつがいい?
A:英単語が終わった後が良いです。英単語帳→英熟語の順番です。なぜならば、英単語を知っていれば、英熟語も覚えやすいからです。
Q 4.ぶっちゃけ「ターゲット1000」はおすすめなの?
A:おすすめです。個人的には英熟語帳は「直訳」で覚えるのが効果的だと思っているものの、現状、「直訳」で覚える英熟語帳で内容が十分な英熟語帳はありません。なので、ひとまずターゲット1000が1番おすすめです。
【7】おわりに
以上、「英熟語ターゲット1000」について解説していきました。
ここまでをおさらいしましょう。
〈ターゲット1000の特徴〉
・左ページに英熟語・日本語訳で、右ページに例文のシンプルな構成。
・1000の英熟語を出る順で構成。共通テスト〜国公立2次試験・難関私大レベルをカバー。
・アプリや別売CDなどがある
・王道の英熟語帳であり、シンプルにサクサク学習したい人に向いている
では、
ここでおしまいにします。
(`・ω・´)ゞ
Good luck!