こういった疑問に答えます。
結論から言うと「丸暗記なしで覚えたい人におすすめ」です。
この記事を書いている僕は、大学受験の英語予備校講師として10年以上指導。市販されているほぼすべての英単語帳に目を通しているので、この記事の信用性は担保できるかなと思います。
本記事を読むことで、「英単語Stock」について詳しく知ることができ、買うべきかどうかの判断ができると思います。
では、始めていきましょう。
Contents
【1】英単語Stockの基本情報
0.基本情報
まずは、「英単語Stock3000」「英単語Stock4500」の基本情報を表にしてみました。次のとおり。
価格 | ¥1,100 |
シリーズ | 2種類(3000&4500) |
掲載語数 | 1528語&2155語 |
発売日 | 2018年12月15日 |
商品の寸法 | 18.2 x 12.8 x 1.9 cm |
著者 | 関正生 |
http://english-lab-japan.com/archives/3534
ここからは、さらに詳しい中身の特徴を7つ紹介していきます。
1.シリーズが2種類
2.丸暗記不要の記憶ブースター
3.これから出る英単語も掲載
4.「どう出るか?」が意識された構成
5.発音のカタカナ表記
6.前置詞で覚える英熟語(コラム)
7.無料アプリで音声を聞ける
8. 動画でも中身を確認
【2】英単語Stock:メリット・デメリット
・メリット
僕が思うメリットは次の3つです。
1.丸暗記不要で覚えれる!
すべての英単語に「語源」「トリビア」「使い方の注意」などコメントがあります。このような「きっかけ」があるだけで英単語は劇的に覚えやすくなります。
2.ボリュームのある語彙数
2つのシリーズに分かれているので、「1528語+2155語=3683語」の英単語を覚えることができます。なんだかんだで英語は英単語を知らないと始まらないので、これくらいの語彙数は必要になってきます。
3.「どう出るか?」が意識された構成
本書は「文法×単語」「読解×単語」「4技能×単語」の大きく3つに分かれており、そこからさらに色々と分類してグループ分けされています。そうすることで、どのような形で英単語が出てくるのかがわかります。たとえば、rob「奪う」は、〈rob+人+of+物〉の形で出てくるということを知らないとほとんど意味がありません。具体的には、次の画像のとおり。
・デメリット
僕が思うデメリットは次の2つです。
1.紙質が悪い
内容は良いのですが、紙質が悪い感じがします。また、このボリュームなら仕方のないことですが、結構分厚く重いので、持ち運びに不便です。
2.クセが強すぎる
今までにない英単語帳なだけに、クセがかなり強いです。なので、「好きだ」って人にはとことん好かれると思いますが、その逆で「全然合わない」って人もいると思います。そういう意味で好き嫌いが激しく出そうな英単語帳だと思います。
【3】英単語Stock:口コミ・評判
みんなの意見も見てみましょう。プラスの意見とマイナスの意見に分けて紹介していきますね。
・プラスの意見
基本的には、「記憶ブースターのおかげで覚えやすい」「構成が新しい」といった意見が多数でした。
では、その一部をご紹介していきます。
掲載されている単語は最新の傾向を反映している。最新語彙の章を読んでみると、入試に出ているにもかかわらず今までの単語帳では掲載が少なかった単語がずらりと並んでいる。それだけでなく本書は構成も最新である。従来の単語帳はただ頻度順に並んでいるものが多かった。しかし本書は文法、長文、技能別などさまざまな切り口から単語をまとめているため、この単語は何がポイントなのかをすぐに理解できる。そして何より、全ての単語に暗記を助ける為のコメントが付けられている。それも語源や核心、視覚的なイメージ、入試に出るポイントなど様々な切り口である。
単語の分類の仕方が面白いと思いました。普通なら過去問に出た単語を頻度順にただ意味を記して並べられているだけですけど、この単語帳は文法編、読解編、四技能編などで分類されてます。なので、とにかくこの単語のここに注意しとけばいいんだというのが明確になって頭がスッキリしました。それに、単語につけられている説明がなんとも絶妙です、頭に残りやすいだけじゃなくて、そうやって単語の意味が派生したんだって教えてくれます。はい、最高ですね。
多くの単語帳は、過去によく出たものだけを載せています。しかしこの単語帳はこれから出るであろう単語も載せています。尚且つ他にはない、単語を覚えやすくするための記憶ブースターというものもあり、唯一無二の単語帳です。英語が苦手な人にとてもおすすめです。
・マイナスの意見
マイナスの意見のほとんどは「デザインが悪い」っていうのが大半でした。では、その一部を紹介していきます。
お願いだからこの蛍光色っぽい緑とネガティブな気分になる濃い紫をやめてほしい…
目がチカチカしてきます。パステルカラーとか青とかにして欲しい。内容が素晴らしいのに(完全に関先生の授業を受けている人向けですが)勿体ないです…これはデザイナーが悪い
同シリーズの「4500」と同じで、紙面デザインに問題ありです。本書の売りだと思われる「記憶ブースター」部分に難があるのです。濃い緑をバックにした紙面デザインで、書き込みを拒絶するものです。色ペンで書き込むことも蛍光マーカーでチェックすることもできないデザインです。単語帳での学習は、書き込みによって教材を自分の個性に染めていく作業が欠かせないのですが、それが、この紙面デザインではできません。「記憶ブースター」部分の色使いにも問題はあるのですが、紙面全体が詰め込まれてきつくて、他の場所にコメントを書き込むことも難しいのです。
(参照元:Amazon)
【4】英単語Stock:向いている人・向いていない人
英単語帳には色々な種類があり、自分に合っているものを選ぶのが最適です。次の記事では、種類別にランキングで英単語帳を紹介しているので、ぜひご参照ください。
ただいま、準備中です。(>人<;)
では、英単語Stockが向いている人・向いていない人を紹介していきます。
・英単語Stockが向いている人
・丸暗記が苦手な人
・理解して覚えたい人
・英単語の使い方も同時に学びたい人
本書の最大の特徴は「記憶ブースター」です。英単語全てにコメントがついていますので、丸暗記するのが苦手で理解して覚えたい人には最適です。
また、本書ではどのような形で各英単語が出てくるのかが解説・グループ分けされていますので、同時にそのようなことを学びたい人には、おすすめです。
・英単語Stockが向いていない人
・書き込みながら学習したい人
・スッキリした英単語帳が好きな人
口コミにもありましたが、英単語Stockは書き込むところが紫や蛍光緑で書き込みがしづらいです。なので、書き込みながら自分のオリジナルの英単語帳を作りたい人には向いていないです。
また、基本的に英単語と意味だけでコメントは不要って人には、このコメントが逆に邪魔に思えてくるので向いていないです。
【5】英単語Stock:Q & A
ここでは、英単語Stock3000&4500について、よくある質問に答えていきます。
Q 1.3000と4500のどちらをやるべきですか?
A:両方をやるべきです。Stock3000は「高校基礎〜センターレベル」で、Stock4500は「高校標準〜難関私大・国公立2次レベル」ですが、英単語に自信にある人も、とりあえず3000からスタートして4500までやるべきだと思います。なんだかんだで、英語は英単語がわからないと始まりませんからね。
Q2.3000と4500では英単語は被っていますか?
A:被っていないです。なので、基本的には両方をやったほうが良いと思います。
Q3.どれくらいのペースでやれば良いですか?
A:1日目に1~200、2日目に201~400、3日目に401~600、4日目に601~800、5日目に801~1000、6日目に1~200のように5日をワンセットにしてこれを6セットで30日続ければ一ヶ月で1000単語身に付きます。
【6】おわりに
以上、「英単語Stock3000」「英単語Stock4500」について解説していきました。
改めて、ここまでをおさらいしましょう。
〈英単語Stock3000&4500の特徴〉
・すべての英単語に「語源」「トリビア」「使い方の注意」などコメントがあり丸暗記なしで覚えれる。
・「どう出るか?」が意識された構成で、使える英単語が身につく。
・Stock3000は「高校基礎〜センターレベル」で、Stock4500は「高校標準〜難関私大・国公立2次レベル」で、両方をやるのがおすすめ。
では、
ここでおしまいにします。
(`・ω・´)ゞ