こういう疑問に答えます。
結論から言うと、「英単語をガッツリ学びたい人におすすめ」です。
この記事を書いている僕は、大学受験の英語予備校講師として10年以上指導。市販されているほとんどの英単語帳には目を通しているので、本記事の信頼性は担保できるかなと思います。
では、始めていきましょう。
Contents
【1】入試英単語の王道2000+50:基本情報
0. 基本情報
まずは、「入試英単語の王道2000+50 」の基本情報を確認しておきましょう。表にしてみました。ざっと次のとおりです。
価格 | ¥943 |
掲載語数 | 4750語 |
発売日 | 2008年5月1日 |
ページ数 | 424ページ |
出版社 | 河合塾 |
ここからは、もうちょっと詳しい中身の特徴を8つ紹介していきますね。
1. 英単語→発音→意味の構成
2. 発音記号はカタカナ表記
3. フレーズは別ページ
4. 派生語も掲載
5. 多義語50を別枠で解説
6. グループ別にまとめた特色語750語
7. 単語に関する37の役立ちコラム
8. 音声CDは別売
【2】入試英単語の王道:メリット・デメリット
・メリット
僕が思うメリットは次の3つです。
1.膨大な英単語数
見出し語2500と多義語50に加えて、派生語なども含めて全部で4750語の英単語数です。かなりの数ですよね。このボリュームに勝る英単語帳はなかなかないと思います。
2.シンプルな構成
フレーズや派生語などが別のところに掲載されており、非常にシンプルな構成です。単語帳の大きさ的にも持ちやすく、見やすい構成なので、サクサクと進めれると思います。
3.発音のカタカナ表記
発音記号を読めない人は多いですし、だからと言って音声を聴きながら学習するのは大変です。なので、カタカナ表記があるだけでストレスが溜まらず取り組みやすいかなと思います。
・デメリット
僕が思うデメリットは次の2つです。
1.発売日が古い
ターゲットや速読英単語やシステム英単語などは、2019年頃に改訂されており、最新の入試情報をもとに英単語が掲載されています。一方で、入試英単語の王道は2008年5月1日から一度も改訂されていません。もちろん、必要な英単語は基本的には大きくは変わらないものの、ちょっと不安になりますよね。
2.音声CDが別売
今の時代は、アプリや音声ダウンロードなどで英単語の音声を聞くことができるのがほとんどです。しかし、入試英単語の王道はアプリや音声ダウンロードがなくCDだけなので、それを買って、そしてスマホやウォークマンに入れてってことをしないといけません。今の時代だと結構メンドーに感じると思います。
【3】入試英単語の王道:口コミ・評判
みんなの意見も見てみましょう。プラスとマイナスの口コミに分けて紹介していきますね。
・プラスの意見
基本的には、「単語数が多い」「フレーズなど情報が満載」「シンプルな構成」といった意見が多数でした。
では、その一部の口コミを4つだけ紹介していきます。
志望校が難関大学なので単語数が多いこれを選びました。これは単語数が多いだけでなく難易度に分かれていて最難関大にも対応しているので上を目指す人には適した単語帳だと思います。さらに派生語、多義語、特色語などものっているので単語はこれ一冊で完ぺきと言えるのではないでしょうか。
この単語帳の良いところは他の単語帳のいいところを取り入れていることだ。今主流の頻出度順に単語が並べられている方式を採用し、ターゲットのように単語と意味が単純にならんでいて、かつ、各ユニットの末尾にはいわゆるシステム英単語で言うミニマルフレーズのようなものが記載されている。この単語帳一冊だけで早慶にも対応できると思うので根気強く頑張ってもらいたい。
掲載語数が最も多く、内容・構成等は他の有名単語集のイイとこ取りのようです。発音の表記、語法、フレーズ、多義語など色々詰まってます。アイデア重視の参考書が最近多いですが、しっかり勉強したい受験生にはこういった華がなくとも堅実な物が良いのではないでしょうか。
単語帳としては極めてシンプルな作りですが
大切な情報がぎっしり詰まっている単語帳だと思います。私は付属の赤シートではなく
しおりで単語か意味のどちらかをすべて隠して学習して、通学中にCDを聞き頭の中で確認作業をしていました。私はかなり気に入っているのですが、丸暗記が嫌いで速読英単語のような読みながら覚える方が好きな人には向かないと思います。また、この単語帳の問題集編があれば達成度がチェックできるのでさらに良いと思いました。
・マイナスの意見
「単語の解説がない」「派生語などが欄外にある」などの意見が多数でした。
では、その一部の口コミを2つだけ紹介していきます。
単語の数は圧倒的です。暗記の効率もとてもよくすらすらとたくさんの単語の意味を確認できます。ただ一つ一つの単語の解説や語法の説明がごっそり抜け落ちてます。結局私は合わなかったので他の単語帳を使うことにしました。
本書は見出し語とその意味の下に欄外的に理路整然と派生語・反意語がまとめられていますが、それが私自身には凄く覚えづらく、見過ごしガチになってました。派生語・反意語は見出しとの関連性によって覚えやすいものですが、欄外に整理されすぎた状態で表記されているため、その関連性が薄くなりガチで結果覚えづらくなってるのだと思いま
(※参照元:Amazon)
【4】入試英単語の王道:向いている人・向いていない人
英単語帳は色々な種類の単語帳があり、そのどれを使うかは、自分に合っているかどうかです。次の記事で、さまざまな種類の英単語帳を紹介しているので、ぜひ、ご参照ください。
ただいま、準備中です。(>人<;)
ここでは、「入試英単語の王道」に向いている人・向いていない人を紹介していきますね。
・入試英単語の王道に向いている人
・英単語をたくさん覚えたい人
・発音記号が読めない人
入試英単語の王道の最大の特徴は、「英単語数のボリューム」です。なので、英単語をとにかくたくさん覚えたい人には、おすすめです。
また、発音記号が読めない人は、カタカナ表記されている単語帳じゃないと、結構ストレスがたまると思います。これからは、共通試験でもリスニングが重視されますし、発音を知っていれば覚えやすくなるものです。なので、発音記号が読めない人は、まずはカタカナ表記がしてあるかどうかは結構大切だと思います。
・入試英単語の王道に向いていない人
・理屈で英単語を覚えたい人
・英語学習を始めたばかりの人
本書は、一応、コラムに語源などがサラッと書いてありますが、基本的には丸暗記をして覚える英単語帳です。なので、語源などを使って理解しながら覚えていきたい人には向いていません。
また、ボリュームが多いので途中で挫折する可能性が高く、とりわけ英語学習を始めたばかりの人が本書に取り組むと挫折率が高いです。
【5】入試英単語の王道:Q & A
ここでは、入試英単語の王道について、よくある質問について答えていきます。
Q1.国公立2次試験、私立難関大はこの英単語帳だけで足りますか?
A:はい、十分です。それくらいかなり充実しています。もし心配であれば、「東大英単語熟語 鉄壁」や「速読英単語 上級編」をやるのもありですが、それよりも未知の英単語を処理する能力を上げた方が良いと思います。英単語はいくら覚えても、すべてを覚えきることは無理ですからね。
Q2.別売のCDは購入した方がいいですか?
A:はい。発音を聞くためというよりも、スキマ時間を活用するためにCDは持っておいた方が良いです。通学時間などを活用すれば余裕で1時間くらいの学習時間を確保できますからね。
Q3.おすすめの英単語帳は?
A:「ターゲット1900」or「Stock3000&4500」です。前者は英単語帳の王道と言え、基本的に王道の参考書を使えばうまくいきます。後者はすべての英単語に対して「覚えるきっかけ」が書いてあり、丸暗記なしで覚えることができます。
【6】おわりに
以上、「入試英単語の王道2000+50」について解説していきました。
改めて、ここまでをおさらいしましょう。
〈入試英単語の王道の特徴〉
・膨大な英単語数であり、派生語・コラムなど情報が満載。
・それ故に、挫折率が高い
・発音のカタカナ表記があるので、発音記号がわからない人向け
・CDは別売であり、アプリや音声ダウンロードなどはない
では、
ここでおしまいにします。
(`・ω・´)ゞ