Contents
【0】動画で解説
【1】関係副詞(where.when.why.how)
関係副詞は、次の4つです。
先行詞 | 関係副詞 |
時 | when |
場所 | where |
理由 | why |
方法 | how |
ただし、howは名詞節しか取らないので、先行詞は取りません。つまり、the way howはダメです。詳しくは後ほど解説していきますね。
それぞれの例文を確認していきましょう。
・先行詞が「時」→ when
先行詞が「時」の場合は、whenです。
I remember the day when I met her for the first time.
(私は初めて彼女に会った日を覚えている)
・先行詞が「場所」 → where
先行詞が「場所」 の場合は、 whereです。
This is the place where he lives.
(これは彼が住んでいる場所です)
・先行詞が「理由」→ why
I don’t know the reason why she is angry.
(彼女が怒っている理由がわからない)
・先行詞が「方法」→ how
先に説明した通り、the way how はダメです。
This is how I learned English.
(これが私が英語を学んだ方法です)
【2】話を深堀りしていきます。
ここまででキツイって人は、サラッと読むだけでOKです。
次の7つについて説明していきます。
・the way how はダメ
・whereの意外な先行詞
・先行詞とwhenが離れる場合
・先行詞の省略が起こる
・前置詞+関係代名詞=関係副詞
・関係副詞の非限定用法
・whichとwhereの判別
上記の通りです。
順番に説明していきますね。
・the way how はダメ
the way how はダメなんです。
なぜならば、howは「形容詞節」ではなくて、「名詞節」しか取れないからです。
もうちょっとくだけた言い方をすると、the way howだと「やり方方法」ってじで意味がかぶってしまうからです。
たとえば、「サッカーのやり方を教えて」などは自然ですが、「サッカーのやり方方法を教えて」は不自然ですよね。
そこで、次のように、どちらか一方を消せばOKです。
・the way を消してhowだけにする
・howを消してthe wayだけにする
例文を挙げましょう。
× This is the way how I learned English.
︎ This is how I learned English.
︎ This is the way I learned English.
(これが私が英語を学んだ方法です)
また、次のように、表すことも可能です。
This is the way in which I learned English.
・whereの意外な先行詞
whereの先行詞は「場所」ですが、意外な先行詞として、次のようなものもあります。
・case(場合)
・situation(状況)
・point(点)
・circumstance (状況)
・condition (状態、条件)
・environment (環境)
・example (例)
・context (文脈、背景、場面)
…など。
case(場合)は、whenを使いそうですが、whereです。場所の“場“が付いているからwhereと覚えると良いです。また、場合=状況なので、situationもwhereを使います。
ちなみに、occasion(場合)はwhenを使います。caseは静的な感じで、occasionは動的な感じだからです。
・先行詞とwhenが離れる場合
次のように、先行詞とwhenが離れる場合があります。
The time will come when your dreams will come true.
(あなたの夢が叶う時が来る)
・先行詞の省略が起こる
関係副詞では、先行詞が省略されることがあります。
[when]
I remember the day when I met her for the first time.
↓
I remember when I met her for the first time.
(私は初めて彼女に会った日を覚えている)
[where]
This is the place where he lives.
↓
This is where he lives.
(これは彼が住んでいる場所です)
[why]
I don’t know the reason why she is angry.
↓
I don’t know why she is angry.
(彼女が怒っている理由がわからない)
・前置詞+関係代名詞=関係副詞
前置詞+関係代名詞を、whenやwhereに置き換えることができます。
Japan is the country in which he lives.
↓
Japan is the country where he lives.
(日本は彼が住んでいる国だ)
I remember the day on which I met her.
↓
I remember the day when I met her.
(私は彼女に会った日を覚えている)
・関係副詞の非限定用法
関係副詞の非限定用法(,whereなど)は、次のように書き換えます。
・ , where=and there
・ , when= and then
whyとhowにはこのような用法はありません。
例文で確認しましょう。
I went to Tokyo, where I met her.
↓
I went to Tokyo, and there I met her.
(私は東京に行き、そしてそこで彼女に会った)
I got up at 5, when I took a shower.
↓
I got up at 5, and then I took a shower.
(私は5時に起き、そしてシャワーを浴びた)
最後に補足として、andの他に、butやfor(というのも〜だから)もありますが、基本的には、andが多いです。
・whichとwhereの判別
これについては、次の記事をご参照ください。
【3】おわりに
以上、「関係副詞(where.when.why.how) 」について解説していきました。
英文法は、読解も含めて英語の学習の最も基本となります。
英文法の勉強で大切なことは、参考書を理屈抜きに丸暗記するのではなく、きちんと理解しながら、学んでいくことです。英文読解も結局のところ、問われるのは基本的な英文法の理解です。
ここまで読んで頂きありがとうございます。普段から予備校・ブログで「丸暗記英語からの脱却」をコンセプトに指導・発信しています。新しい情報に関してはTwitterで確認ができますので、鬼塚英介(@Englishpandaa)をフォローして確認してみてください。
また、TOEIC学習法の無料メルマガも開始しました。ぜひ、間違えた方向に学習して時間とエネルギーを無駄にしたくない人は、ぜひご登録ください。