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【0】動画で解説
【1】all the 比較級 for(because)〜
all the 比較級 for(because)〜 で、「〜だからいっそうますます…」って意味です。
例文で確認していきましょう。
I like him all the better because he is honest.
(私は彼が正直だからいっそうますます彼が好きです)
forとbecauseの違いは、forは前置詞であり、becauseは接続詞です。
・none the 比較級 for[because]〜
none the 比較級 for[because]〜は、「〜だからといって少しも…ではない」って意味です。
例文で確認しましょう。
A good tale is none the worse because it is told twice.
(面白い話は2回語られるために、その分だけ面白くなくなる、ということは少しもない)
Twitterで問題を出してみたら・・・
レベル5の問題(5段階)
He was got ( ) pleased on account of the unexpected result of the exam.
— 鬼塚英介@(英語講師) (@Englishpandaa) June 6, 2022
【2】話を深堀りしていきます。
ここまででキツイって人は、サラッと読むだけでOKです。
次の3つについて話していきます。
・none the 比較級 for〜 の必殺技
・直訳で理解する
・none the less for(because)〜
上記の通りです。
ひとつひとつ説明していきますね。
・none the 比較級 for〜 の必殺技
all the 比較級 for [because]の訳「〜だからいっそうますます…」を最後に否定すればいいだけです。
たとえば
A good tale is none the worse because it is told twice.
「面白い話は2回語られるためにその分だけ面白くなくなる」ということはない。
↓
「面白い話は2回語られるためにその分だけ面白くなくなるということは少しもない」
・直訳で理解する
all the 比較級 for(because)〜を分解すると、次のようになります。
・all:強調の副詞「まったく」
・the:副詞「そのぶんだけ」
・比較級:「さらに」
・for(because):理由
例文で確認してみましょう。
I like him all the better because he is honest.
「私は彼がそのぶんだけ好き。どのぶんだけかというと彼が正直なぶんだけ」
↓
「私は彼が正直だからいっそうますます彼が好き」
・none the less for(because)〜
none the less for(because)〜は、二重否定になり「~にもかかわらず、やはり…だ」の意味になります。
例文で確認しましょう。
I like him none the less because he has faults.
(彼には欠点があるが、やはり彼のことが好きだ)
ちなみに直訳は「欠点があるからといって、少しも彼のことをより好きでないことはない」です。
【3】おわりに
以上、「all the 比較級 for(because)〜」について解説していきました。
英文法は、読解も含めて英語の学習の最も基本となります。
英文法の勉強で大切なことは、参考書を理屈抜きに丸暗記するのではなく、きちんと理解しながら、学んでいくことです。英文読解も結局のところ、問われるのは基本的な英文法の理解です。
ここまで読んで頂きありがとうございます。普段から予備校・ブログで「丸暗記英語からの脱却」をコンセプトに指導・発信しています。新しい情報に関してはTwitterで確認ができますので、鬼塚英介(@Englishpandaa)をフォローして確認してみてください。
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