丸暗記英語からの
脱却。
現役英語予備校講師ブログ
英語

【高校英語】the 比較級 ~ , the 比較級…を訳す時の注意点

【1】the 比較級 ~ , the 比較級…

〈the 比較級 ~ , the 比較級…〉で「〜すればするほど、ますます…する」って意味です。

例文で確認してみましょう。

The more I saw her, the more I liked her.
(彼女を見れば見るほど、好きになった)

上記の通りです。

この〈the 比較級 ~ , the 比較級…〉のポイントは、次の3つです。

・the 比較級の本来の位置はうしろ

・倒置がよく起こる

・省略がよく起こる

ひとつひとつ説明していきますね。

・the 比較級の本来の位置はうしろ

the 比較級の本来の位置はうしろです。
なので、元の位置に戻すことで気づくことが多いです。

例文で確認しましょう。

The older we grow, the weaker our memory becomes.

(歳をとればとるほど、記憶力は弱くなる)

本来は、The olderがgrowの後ろであり、the weakerはbecomesの後ろです。つまり、それぞれ次のような語順です。

・we grow the older

・our memory becomes the weaker

もう一つ具体例を挙げましょう。

The more interested you become in English, the more likely you are to get over its difficulty.
(あなたが英語に興味を持てば持つほど、あなたはその困難を乗り越える可能性が高くなるだろう)

元の位置に戻してみます。

・you become interested in English.

・you are likely to get over its difficulty.

元の位置に戻すことで、以下の熟語に気づくんです。

・become interested in

・be likely to

このように、“the比較級“を元の位置に戻すようにしていきましょう。

・倒置がよく起こる

The older we grow, the weaker becomes our memory.
(年をとればとるほど記憶力は弱くなる)

“the weaker becomes our memory“の部分が倒置されています。本来は、“the weaker our memory becomes“ですよね。

つまり、SVCが倒置されて、CVSになっているんです。

・省略がよく起こる

〈the 比較級 ~ , the 比較級…〉では、“it is“の省略がよく起こります。

The sooner ( it is ) , the better ( it is ).

(早ければ早いほどよい)

また、be動詞だけが省略されるパターンもあります。

The smaller the class (is), the friendlier the students (are).
(教室が小さければ小さいほど、ますます生徒たちは仲が良くなる)

【2】話を深堀りしていきます。

ここまででキツイって人は、サラッと読むだけでOKです。

次の2つについて説明していきます。

・前のthe+比較級が従節で、後ろが主節

・S+V the 比較級 , the 比較級 S+Vの形

上記の通りです。

ひとつひとつ説明していきますね。

・前のthe+比較級が従節で、後ろが主節

The more I saw her, the more I liked her.
(彼女を見れば見るほど、好きになった)

この場合は、次のようになります。

従節:The more I saw her

主節:the more I liked her

なぜならば、この文章には一見すると、接続詞がないように見えますが、最初のtheを接続詞だと考えるからです。

・S+V (the) 比較級 , the 比較級 S+Vの形

It becomes (the) colder , the higher you climb.
(高く登れば登るほど、寒くなる)

この場合、主節は前の〈S+V (the) 比較級〉になります。

【3】おわりに

以上、「the 比較級 ~ , the 比較級…」について解説していきました。

英文法は、読解も含めて英語の学習の最も基本となります。

英文法の勉強で大切なことは、参考書を理屈抜きに丸暗記するのではなく、きちんと理解しながら、学んでいくことです。英文読解も結局のところ、問われるのは基本的な英文法の理解です。

 ここまで読んで頂きありがとうございます。普段から予備校・ブログで「丸暗記英語からの脱却」をコンセプトに指導・発信しています。新しい情報に関してはTwitterで確認ができますので、興味のある方はパンダ(@Englishpandaa)をフォローして確認してみてください。

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