Contents
【0】動画で解説
【1】thanではなくtoを使う比較級
thanではなくてtoを使う比較級は、次の通りです。
・junior to:〜より年下である
・senior to:〜より年上である
・inferior to:〜より劣っている
・superior to:〜より優れている
・prefer A to B:BよりもAを好む
上記の通りです。
ひとつひとつ例文で確認していきましょう。
・junior to:〜より年下である
Tom is junior to Nancy.
(トムはナンシーより若い)
=Tom is younger than Nancy.
・senior to:〜より年上である
Nancy is senior to Tom.
(ナンシーはトムより年上である)
=Nancy is older than Tom.
・inferior to:〜より劣っている
His car is inferior to mine.
(彼の車は私の車よりも劣っている)
・superior to:〜より優れている
My car is superior to his.
(私の車は彼の車よりも優れている)
・prefer A to B:BよりもAを好む
I prefer dogs to cats
(私は猫より犬が好きです)
Twitterで問題を出してみたら・・・
レベル3の問題(5段階)
His car is inferior ( ) mine.
— 鬼塚英介@(英語講師) (@Englishpandaa) June 26, 2021
【2】話を深堀りしていきます。
ここまででキツイって人は、サラッと読むだけでOKです。
次の3つについて話していきます。
・他にも5つある
・preferは仲間はずれ
・大学4年生の英語表現
上記の通りです。
ひとつひとつ説明していきますね。
・他にも5つある
実は他にも次の5つがあります。
・prior to:〜より前
・posterior to:〜より後
・major to:〜より大きい方の
・minor to:〜より小さい方の
・preferable to:〜より好ましい
上記は、頻度的にはかなり低いので、ほぼ気にする必要はないです。
ちなみに、このようなthanではなくてtoを使う比較級を「ラテン比較級」と言い、ラテン語由来の比較級であるから、thanではなくてtoを使うんです。
・preferは仲間はずれ
実は、下記の中でpreferだけ仲間はずれです。
・junior to:〜より年下である
・senior to:〜より年上である
・inferior to:〜より劣っている
・superior to:〜より優れている
・prefer A to B:BよりもAを好む
この中で、preferだけが動詞であり、他はすべて形容詞です。
そもそも、比較級は形容詞か副詞なので、preferは比較級とは言えないんです。いわば、「みにくいアヒルの子」です。そして、皮肉なことに、prefer A to Bが1番頻出度が高いです。いわば、みにくいアヒルの子が白鳥になったって感じでしょうか。
・大学4年生の英語表現
大学生の英語表現は次の通りです。
・大学1年: Freshman
・大学2年: Sophomore
・大学3年: Junior
・大学4年: Senior
Seniorは、日本語だと「老人」をイメージさせますが、単純に年上なだけなので、大学4年生にも使うんですよね。
・Twitterで問題を出してみたところ...
正答率は7割ほどでした(^○^)
レベル2の問題(5段階)
My car is superior( ) his.
私の車は彼の車よりも優れている— 鬼塚英介@(英語講師) (@Englishpandaa) January 22, 2021
正解は、、、to ですね(^^)/
【3】おわりに
以上、「thanではなくてtoを使う比較級」について解説していきました。
英文法は、読解も含めて英語の学習の最も基本となります。
英文法の勉強で大切なことは、参考書を理屈抜きに丸暗記するのではなく、きちんと理解しながら、学んでいくことです。英文読解も結局のところ、問われるのは基本的な英文法の理解です。
ここまで読んで頂きありがとうございます。普段から予備校・ブログで「丸暗記英語からの脱却」をコンセプトに指導・発信しています。新しい情報に関してはTwitterで確認ができますので、鬼塚英介(@Englishpandaa)をフォローして確認してみてください。
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