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【0】動画で解説
【1】3通りの倍数表現(比較級)
結論から言うと、倍数表現は次の3通りあります。
1.比較級パターン
2.原級パターン
3.名詞パターン
上記の通りです。
ひとつひとつ説明していきますね。
1.比較級パターン
〈A+X times+〜er+than+B〉という形をとります。
例文で確認しましょう。
Canada is three times bigger than India.
(カナダはインドよりも3倍大きい)
上記の通りです。
比較級〈〜er+than〉の前に、〈X times〉を置くイメージですね。
2.原級パターン
〈A+X times+as + 原級 + as+B〉という形をとります。
例文で確認しましょう。
Canada is three times as big as India.
(カナダはインドよりも3倍大きい)
3.名詞パターン
〈A+X times+the+名詞+of+B〉の形をとります。
例文で確認しましょう。
Canada is three times the size of India.
(カナダはインドよりも3倍大きい)
この名詞の部分は、次のように考えます。
・大きさ→size
・高さ→height
・重さ→weight
・数(可算名詞)→number
・量(不可算名詞)→amount
Twitterで問題を出してみたら・・・
レベル4の問題(5段階)
This house is twice the ( ) of that one.
— 鬼塚英介@(英語講師) (@Englishpandaa) January 21, 2022
【2】話を深堀りしていきます。
ここまででキツイって人は、サラッと読むだけでOKです。
次の3つについて、話していきます。
・“X times“ の様々な表現
・目的語がasに含まれる場合
・疑問文の場合は比較級
上記の通りです。
ひとつひとつ説明していきますね。
・“X times“ の様々な表現
“X times“ は、次のようなバリエーションがあります。
・2倍:twice
・3倍以降:three times, four times…
・半分:half
・3分の1:one third/a third
・3分の2:two thirds
・4分の1:one quarter
上記の通りです。
2倍は“twice“で、3倍以上は“three times、four times…“になります。
また、分数は「分子→分母」の順番で、分子は基数(one、two、three…)で分母は序数(first、second、third…)になります。
さらに、分子が1以外の場合は、分母には複数形の“s“がつきます。たとえば、“two thirds“のように。
・目的語がasに含まれる場合
次に目的語がasに含まれる場合を見ていきましょう。
[誤]He has books twice as many as I.
[正]He has twice as many books as I.
(彼は私の2倍の本を持っている)
コツは、“twice as“と“as I“を取り除いてみて、正しい英文として成り立つかどうか考えると、わかりやすいです。
・疑問文の場合は比較級
疑問文の場合には、比較級パターンが使われます。
例文で確認しましょう。
How many times bigger is Canada than India?
(カナダはアメリカの何倍ですか?)
【3】おわりに
以上、「倍数表現」について解説していきました。
英文法は、読解も含めて英語の学習の最も基本となります。
英文法の勉強で大切なことは、参考書を理屈抜きに丸暗記するのではなく、きちんと理解しながら、学んでいくことです。英文読解も結局のところ、問われるのは基本的な英文法の理解です。
ここまで読んで頂きありがとうございます。普段から予備校・ブログで「丸暗記英語からの脱却」をコンセプトに指導・発信しています。新しい情報に関してはTwitterで確認ができますので、鬼塚英介(@Englishpandaa)をフォローして確認してみてください。
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