Contents
【0】動画で解説
【1】分詞構文の完了形(having+p.p.)
結論からいきましょう。
[分詞構文の時制]
原則:主節の時制と同じ
例外:分詞構文の完了形→主節より過去
上記の通りです。
ひとつひとつ説明していきますね。
・原則:主節の時制と同じ
原則、分詞構文の時制は主節と同じです。
例文で確認してみましょう。
Going to Tokyo, I watched a soccer game.
「東京に行って、サッカーの試合を観た」
主節のwatchedが「過去形」なので、分詞構文の「Going」も「過去形」になります。
・例外:分詞構文の完了形
例外的に、分詞構文の完了形(having+p.p.)は、「主節より過去」を表します。
例文で確認しましょう。
Having finished my homework, I watched TV.
「宿題を終えて、私はテレビを見た」
主節の“watched“が「過去形」なので、分詞構文の“Having finished“は「大過去(過去の過去)」になります。
このように、分詞構文の時制は、原則、主節の時制と同じであり、例外的に分詞構文の完了形(having+p.p.)は、主節よりも過去を表します。
【2】話を深堀りしていきます。
ここまででキツイって人は、サラッと読むだけでOKです。
主に次の2つについて解説していきます。
・分詞構文の書き換え
・分詞構文の時制の深い話
上記の通りです。
ひとつひとつ説明していきますね。
・分詞構文の書き換え
分詞構文への書き換えは、次の3手順でやります。
1.接続詞を消す
↓
2.主語を消す(主節のS=従節のSの場合)
↓
3.動詞をdoingにする
上記の通りです。
具体例で確認しましょう。
As I have finished my homework, I watched TV.
↓
Having finished my homework, I watched TV.
接続詞のAsを消して、主語のIを消して(主節と従節のSは共に“I“)、haveをhavingにしました。
・分詞構文の時制の深い話
なぜ、分詞構文の時制は主節に従うのか?
分詞構文だけでは時制を表すことができないから。
分詞構文は常に“doing”という形ですよね。「現在」を表したいから“doings”とか、「過去」を表したいから“doinged“とかにはできないですよね。
なので、やむを得ないので、主節の時制に従うようにして時制を表すんです。
【3】おわりに
以上、「分詞構文の完了形」について解説していきました。
英文法は、読解も含めて英語の学習の最も基本となります。
英文法の勉強で大切なことは、参考書を理屈抜きに丸暗記するのではなく、きちんと理解しながら、学んでいくことです。英文読解も結局のところ、問われるのは基本的な英文法の理解です。
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