【1】分詞構文の否定
結論からいきましょう。
分詞構文の否定:〈not+doing〉
このように、分詞構文の前に’’not’’を置くだけです。
例文を挙げましょう。
Not knowing what to do, he remained silent.
「何をすべきか分からなくて、彼は黙っていた」
【2】話を深堀りしていきます。
ここまででキツイって人は、サラッと読むだけでOKです。
次の3つについて解説していきます。
・分詞構文の完了形の場合
・notの代りにneverを使う
・分詞構文の否定形は過去分詞にも使う
上記の通りです。
ひとつひとつ説明していきましょう。
・分詞構文の完了形の場合
分詞構文の完了形の否定は、〈not+having+p.p.〉です。
例文を挙げましょう。
Not having received a reply, I called him.
「返事をもらっていなかったので、私は彼に電話をしました」
・notの代りにneverを使う
notの代りにneverを使ってもOKです。
Never having met him, I couldn’t recognize him.
「彼に一度も会ったことがなくて、彼を認識できなかった」
neverはnotよりも強く否定する感じです。
また、分詞構文の完了形をneverで否定する場合は、次の2通りで、書くことができます。
・never+having+p.p.
・having+never+p.p.
例文で確認しましょう。
Never having met him, I couldn’t recognize him.
Having never met him, I couldn’t recognize him.
・分詞構文の否定形は過去分詞にも使う
今まで、〈not+doing〉のパターンばかりを見てきましたが、〈not+p.p.〉もあります。
Not educated in Japan,I can’t speak Japanese.
「日本で教育を受けていなくて、私は日本語を話せません」
【3】おわりに
以上、「分詞構文の否定」について解説していきました。
英文法は、読解も含めて英語の学習の最も基本となります。
英文法の勉強で大切なことは、参考書を理屈抜きに丸暗記するのではなく、きちんと理解しながら、学んでいくことです。英文読解も結局のところ、問われるのは基本的な英文法の理解です。
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