こんにちは、英語講師の鬼塚英介です。
今回は「Part5の得点力を底上げするための本質的な学び方」についてお伝えします。
Part5は短い文だからと軽視されがちですが、スコアアップの鍵はここにあります。
本記事では、
「なぜ理解の深さが得点力に直結するのか」
「どのような観点で学習すればスコアが安定するのか」
を整理して解説します。
Contents
【0】動画でサクッと解説
【1】Part5は“量”ではなく“質”で決まる
多くの方が「数をこなせば慣れるだろう」と考えますが、Part5はそれでは伸びません。
重要なのは、一問一問をどれだけ深く理解できているかです。
・なぜその選択肢が正解なのか
・なぜ他の選択肢は正しくないのか
【2】英文構造を正確に捉える
まず行うべきは、文の骨格を見抜くことです。
・主語と述語の対応
・修飾語がどこにかかるか
・時制や態の一致
これらを素早く把握することで、「この問題は何を問うているのか」が明確になります。
TOEICは文法用語の知識よりも、文の仕組みを瞬時に理解する力が問われます。
【3】語法・コロケーションの精度を上げる
次に重要なのが語法と語と語のつながりです。
・意味は同じでも前置詞が違う
・動詞と名詞の組み合わせが決まっている
・副詞の位置で意味が変わる
【4】誤答(distractor)の狙いを見抜く
TOEICの誤答選択肢には、一見正しそうに見える根拠があります。
そこを理解しておくと、本番でも迷いにくくなります。
・形は似ているが文法的に不自然
・意味は合うがコロケーションが不自然
・文脈に合いそうで実は矛盾している
こうした“罠の仕組み”を理解しておくことで、判断がブレなくなります。
【5】Part6・Part7にも効果が波及する
文の構造を素早く理解する力は、長文読解でも大きな武器になります。
文の関係や細部の意味を瞬時に把握できるようになるため、必要な情報を探すスピードが格段に上がり、全体の正答率が安定します。
【6】まとめ:Part5は「表面的に解く」から卒業する
TOEIC Part5で伸びるためのポイントは次の3つです。
・一問ごとに「正解の理由」と「不正解の理由」を言語化する
・英文構造と語法を正確に捉える
・誤答の意図を理解し、冷静に選択肢を処理する
表面的に選ぶのではなく、仕組みを理解して判断する。
これがPart5で得点源を作るための最も確実な方法です。
【7】TOEIC講座のご案内
僕が主催している「TOEIC CAMP」では、今回のような深い理解を前提とした学習法を体系的にお伝えしています。
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では、今日はここまでにします。
引き続き、頑張っていきましょう!


