こういう疑問に答えます。
本記事の結論
・TOEICを知る
・学習の3段階
・継続する3つのコツ
この記事を書いている僕は、英語講師として10年以上指導。「丸暗記英語からの脱却」をコンセプトに勉強・発信しています。現在は、TOEICの勉強・研究に力を入れています。
Contents
【1】久しぶりのTOEIC勉強法(概要編)
まずは、本格的に勉強を始める前に、次の3つを確認していきましょう。
・TOEICの概要
・自分の実力を知る
・目標点数と期限の設定
上記の通りです。
ひとつひとつ説明していきますね。
1-1.TOEICの概要
TOEICの概要は次の通りです。
・リスニングとリーディングの2科目
・全てマークシート形式
・120分で200問
・1年に10回の試験
・合否ではなく得点で結果が出る
上記の通りです。
リスニングとリーディングの2科目であり、全てマークシート形式なので、英作や英会話の勉強などの勉強はする必要はありません。
また、120分200問ということで、時間制限がかなり厳しい試験なので、時間配分など、戦略的に攻略する必要があります。
1年に10回の試験で、だいたい2ヶ月前から申し込みが開始されます。なので、できるだけ受けるようにして、TOEICの試験に慣れて高得点を目指すのが良いと思います。
1-2.自分の実力を知る
TOEICの概要を知ったらならば、自分の実力を知りましょう。
なぜならば、現状を知らなければ計画の立てようがないからです。
具体的には、TOEIC公式問題集を使います。
これはTOEICの本番のテストを作成している会社が出している問題集であり、本番の試験に最も近いと言えます。
まずは、これを1回分解いてみることで、自分の実力を知ることです。
同時に、TOEICでは、どんな試験なのかも確認しておきましょう。
1-3.目標点数と期限の設定
次に、目標点数と期限の設定です。
目標点数は、次のように考えればよいかなと思います。
・600点以下の人→600点
・600点以上の人→+100点
先に解いた公式問題集の点数を基準に考えれば良いと思います。
ちなみに、TOEICの難易度は次の表を参考にしてください。
・英検準2級(高校中級レベル)→TOEIC450点
・英検2級(高校卒業レベル)→TOEIC550点
・英検準1級(大学中級レベル)→TOEIC700点
・英検1級(大学上級レベル)→TOEIC950点
【2】久しぶりのTOEIC勉強法(3段階)
結論から言うと、次の3段階で勉強を進めます。
・基本知識
↓
・パターンの理解
↓
・パターンの慣れ
上記の通りです。
2-1.基本知識
まずは、次の基本知識を勉強します。
・英単語
・英文法
英語を学ぶ以上は、英単語は最低限覚えていなければ、何も始まりません。
具体的な勉強法については、次の記事をご参照ください。
次に、英文法についてです。もちろん、Part5と6で、英文法の問題が出るから勉強する必要があるというのは、あります。
ただ、それ以上に英文を読むうえで、英文法が必要なのです。
そうじゃなければ、ただ英単語をつないで意味を推測するという非効率な読み方をすることになってしまいます。
なので、英文法を学びます。
2-2.パターンの理解
基本知識を確認したら、次はパターンの理解です。
TOEICはパターンがある程度決まっているので、このパターンを理解します。
たとえば、Part4の広告のパターンは次のようになります。
・導入
↓
・自慢話、特典
↓
・問い合わせ先
このようなパターンを理解することで、リスニングがずっと楽になります。
なので、パターンの理解が大切です。
2-3.パターンに慣れる
最後に、パターンに慣れていきます。
というのも、パターンを理解するのと実際に自分で使いこなすのとでは、全然違います。
例えるならば、野球のカーブのかけ方を理解するのと実際に自分で投げてみるのとでは違うのと同じです。
なので、パターンが体に染み込むくらいにまで、何回も何回も繰り返しパターンに触れることが大切です。
【3】久しぶりのTOEIC勉強法(継続編)
ここまでTOEICの概要と勉強法について話していきました。
しかし、なんだかんだで一番大切なのは継続することです。
多くの人が途中で挫折してあきらめてしまいます。
なので、継続するコツを知っておくことが大切です。
具体的には、次の3つがポイントです。
・スキマ時間の活用
・習慣化
・アプリの活用
上記の通りです。
ひとつひとつ説明していきますね。
3-1.スキマ時間の活用
継続するには、スキマ時間を活用することです。
たとえば、次のようなスキマ時間を活用します。
・通学、通勤時間
・授業、仕事が始まる前の時間
・昼休憩の時間
このようなスキマ時間を積み重ねるだけでも、毎日2時間くらいの勉強時間を確保できます。
実際、ぼくは毎日2時間くらいの勉強をスキマ時間でやっています。
3-2.習慣化
次に、習慣化させることが大切です。
なぜならば、一度、習慣にしてしまえば、以降はモチベーションを上げなくても、勉強をすることができます。
実際、ぼくは上記に挙げたスキマ時間に勉強するのが習慣化しています。どんなに気分が優れなくても、上記の時間に勉強します。
なので、習慣化させることが継続のコツです。
3-3.アプリの活用
アプリを活用することで、スキマ時間で勉強しやすく継続しやすいです。
具体的には「スタディサプリ」というアプリが良いです。
スタディサプリはリクルートが運営しているアプリです。大学受験の方が有名ですが、TOEICのアプリもあるんです。
スタディサプリの特徴は次の通りです。
・スコアアップした人が多数
・スマホでTOEIC対策すべてを完結
・TOEIC(R)満点の関正生講師が丸暗記のない、一生使える英語の「核」を伝授
・中学レベルの学び直しからハイスコア対策まで対応
・全ての機能が7日間無料でお試し可能
・返金対応あり
上記の通りです。
スタディサプリTOEICに関しては、次の記事でまとめているので、ご参照ください。
http://english-lab-japan.com/archives/2049
【4】おわりに
以上、久しぶりのTOEICの勉強法を紹介していきました。
TOEICの点数を取ると、かなり変わってきます。とりあえず、肩書きが付きます。
TOEIC900点レベルになると、英語ができる人って肩書きを手に入れます。さらには、そこから発展して「仕事のできる人」「すごい人」という肩書きまでついてきます。
いわゆる心理学的に言えば、「ハロー効果」と呼ばれるもので、ひとつの技能がずば抜けていると他もすごいと思われる効果です。
とりわけ、英語の場合は、その効果が高いです。数検とか漢検とかだと、ただのマニアックなやつだと思われるだけですが、英語の場合は、すごい人って肩書きがもらえます。
ぜひ、TOEICの資格を取ることで、人生を優位に進めてください。
ここまでご精読頂きありがとうございます。普段から予備校・ブログで「丸暗記英語からの脱却」をコンセプトに指導・発信しています。新しい情報に関してはTwitterで確認ができますので、鬼塚英介(@Englishpandaa)をフォローして確認してみてください。
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