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【初心者必見】TOEIC Part4の解き方と勉強法

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TOEIC学習者
TOEIC学習者
「TOEICのPart4の解き方を知りたいです。何か効果的なやり方を教えてください!」

こういう疑問に答えます。

本記事の内容

・TOEICの勉強を始めた人

・Part4で高得点を取りたい人

【1】TOEIC Part4の概要

1-1.概要

TOEIC Part4の特徴を箇条書きすると次のようになります。

・リスニングの説明文問題

・ひとつの説明文に対して3つの設問で、合計30問

・放送の冒頭に、telephone message「留守電」、advertising「広告」などのジャンルが言われる

上記の通りです。

最大の特徴は、放送の冒頭にジャンルが言われることです。これにより、内容の推測が可能です。具体例を挙げましょう。

Questions 1 through 3 refer to the following announcement.

このannouncementからある程度、ジャンルが推測できます。

以下、各ジャンルから推測できる内容を表にしてみました。

ジャンル 出現率 特徴
電話メッセージ 20.0% 留守中にかかってきた留守番電話の再生と音声案内を聞く2パターンがある。
会議の一部 13.8% プレゼンテーションなどフォーマルな文体が多い。
アナウンスメント 12.5% 公共交通機関の放送が多いが、スタッフミーティングでの伝達事項なども。
放送 10.0% 主にラジオ放送。エンタメからニュースまで。
広告 3.8%  

このように、TOEIC Part4は、とりわけパターンが決まっています。なので、問題集を繰り返しやることで、パターンを身体に染み込ませていくことが大切です。

1-2.目標得点

600点目標 20/30問(67%)
700点目標  22/30問(73%)
800点目標  24/30問(80%)

【2】TOEIC Part4 解き方

大きく次の5つの設問パターンに分かれます。

・推測問題

・内容把握問題

・次回アクション問題

・話し手の意図問題

・図表問題

ひとつひとつ説明していきますね。

・推測問題

話している内容をヒントに推測する問題です。

例えば、次のような問題です。

Who most likely are the listeners?

A.local residents

B.Travel agents

C.Tour participants

D.Public officials

例えば、「集合時間」や「写真を撮ってはいけない」などの注意事項を話しているのであれば、「ツアー客」だと推測できます。

今回は「聞き手」についてですが、「話し手」はだれか?なんて質問もよくあります。

・内容把握問題

内容把握問題は、説明文の本文をこのまま根拠に答える問題です。

具体例で確認しましょう。

What is the main purpose of the meeting?

A.To have a discussion about the increasing sales

B.To introduce new employee

C.To make a new product

D.To talk about a problem

例えば、本文に、「今日は売り上げが伸びていることを話すために集まってもらった」なんて本文があれば、A.To have a discussion about the increasing salesが正解になるわけです。

・次回アクション問題

次回アクション問題は、話した後の行動を推測する問題です。

例を見てみましょう。

What will the listeners do next?

A.Write a report

B.Watch some manuals

C.accept an award

D.Distribute handouts

次回アクション問題は、nextなどの未来を表す語句がつきやすく、また、3つ目の設問になる可能性が高く、本文の最後にそのヒントがあります。

・話し手の意図問題

話し手の意図問題は、話し手の特定の発言内容の意図を問う問題です。

例を見てみましょう。

What does the speaker imply when he says “Who wouldn’t want to go ?”

A.All workers want to go abroad.

B.It will be hard to change the shift.

C.She will leave for NY tomorrow.

D.She will hire outside people.

話し手の意図問題は、話の流れを理解していないと解くことはできません。なので、拾い読みのリスニングはおススメしません。常に内容を理解する意図を持ってリスニングすることです。

・図表問題

図表問題は、図表を手掛かりに問題を解きます。

図表問題のポイントは次の3つです。

・ 試験開始の時に図表を先読みする

・選択肢にない方に注目

・初心者は飛ばす

上記の通りです。

試験開始の時に、まず図表を先読みしてしまいます。

なぜならば、試験開始の時は、最初に音声で説明が数分あるからです。

実際、ここで一度図表を見て内容を理解しておくだけで、いざ図表問題になると図表の内容が捉えやすいです。

次に、「選択肢にない方に注目」というのは、次の通りです。

room A $50
room B $60
room C $70
room D $80

Look at the graphic.How much will the man most likely pay?

A .$50
B .$60
C .$70
D .$80

このような場合に「選択肢にない方」に注目です。つまり、「room A〜D」に注目です。

というのも、音声の方では、「room A〜D」の方が流れるからです。

実際、これを知らないで「$」ばかり気にしていると、「room 」の方を聞き逃しがちです。

なので、「選択肢にない方」に注目です。

最後に、図表問題は初心者のうちは、飛ばすのもありだと思います。

というのも、図表問題を気にしすぎて、集中できず、ほかの設問も落としてしまうというのは、TOEICのあるあるです。

なので、初心者のうちは、図表問題は気にしないで、ほかの2つの設問に答えればOKくらいの気持ちも大切です。

【3】TOEIC Part4 テクニック

1.最初のアナウンスから内容を予測する

TOEICでは、最初のアナウンスでどんな内容か予想できます。

例を挙げましょう。

Questions 71 through 73 refer to the following advertisement.

上記のとおり。

上記の場合だと、「広告」だなとわかりますよね。

よく出るパターンは次のとおりです。

・advertisement (広告)

・announcement (アナウンス)

・broadcast (放送)

・excerpt from a meeting (会議の一部)

・introduction (セミナー等の導入)

・news report (ニュース報道)

・radio broadcast (ラジオ放送)

・recorded message (自動音声メッセージ)

・talk (話)

・telephone message (留守番電話)

上記のとおり。

まずは、ここをしっかりと聞き逃さず、内容を予測することが大切です。

2.流れを知る(導入→本題→提案)

Part4の音声の多くは「導入→本題→提案」と続くことが多いです。

例を挙げましょう。

・キングダムレストランが、地元の食材を使って料理を提供してきて30年以上となります。(導入)

・記念として今月末まで特別メニューを提供しています。(本題①)

・さらに、今週日曜日には特別ゲストを迎えたイベントを実施します。(本題②)

・最新情報とオンライン割引は当店のウェブサイトKingdome.comでチェックしてください(提案)

上記のとおりです。

このような流れをあらかじめ予測しておくことで、ずっと聞き取りやすくなります。

3.ジャンル別の聞き取りポイントを知る

1で述べたように、TOEIC Part4のジャンルはある程度、決まっています。

そして、それぞれのジャンルごとに、聞き取りのポイントがあります。

ひとつひとつ説明していきますね。

・telephone message (電話のメッセージ)

Part4では、かなりの頻出度です。

これは「こちらが受信側」の場合です。いわゆる留守電メッセージですね。では、その場合のポイントを見てみましょう。

・誰が誰に対してのメッセージなのか、状況を把握する

・メッセージの目的を把握する

・話の後半に、「あっ、そういえば、、、」みたいな新情報が出ることが多い

・recorded message (自動音声メッセージ)

「こちらが発信側」の場合です。たとえば、電話をかけたら営業時間外で音声案内を受ける場合です。その場合のポイントは次のとおり。

・「○○事務所にお電話ありがとうございます。あいにく本日は休業です。、、、、」といった具合にして、冒頭で誰に電話をかけているのかがわかる

・「ダイヤル1は○○に関して、ダイヤル2は○○に関して、、、、」といった具合にして、一気に情報が語られる場合がある

・excerpt from a meeting (会議の一部)

excerpt from a meetingは 「会議の一部」って意味です。excerptって単語が難解なので、しっかりと確認しておきましょう。

イメージは、自分が会議に参加している場面です。

・誰が誰に向かって話しているのかを把握する。たとえば、上司が部下に向かってなど。

・会議の目的を把握する。たとえば、調査結果の発表とかアンケートの記入をお願いするなど。

・announcement (アナウンス)

ポイントは次のとおり。

・誰が誰に対して、どんな場面なのか状況把握をする。たとえば、公共機関のお知らせやデパートでのイベントのお知らせなどがよくある。

・advertisement (広告)

ポイントは次のとおり。

・固有名詞が出てくるので、設問の先読みをしておく。

・特典がよく出る(オンラインで申し込んだら10%割引など)

4.設問だけ先読み

選択肢は先読みせず、設問だけ先読みします。

理由は、次のとおり。

・時間的にも余裕がないから

・間違いの選択肢が3つもあるので混乱するから

実際、僕も設問だけ先読みするようにしていますし、多くの高得点者が、そうしています。

なので、設問だけを先読みするのがおすすめです。

5.マークシートはちょこ塗り

理由は、マークシートをちゃんと塗ると先読みする時間が減ってしまうからです。

本当の少しの時間ですが、意外と変わってくるものです。

実際、僕はそうしていて、リスニングが終わり次第、リーディングに入るときに、改めて Part3〜4のマークシートをきれいに塗り潰すようにしています。

6.質問文と音声の順番は同じ

TOEICを何回も受けている人にとっては、常識ですが、初心者は知らないかもなので、一応、確認です。

また、設問は対話の中から前半、中盤、後半と順番に出題されやすいです。

7.固有名詞をあらかじめ設問でチェックしておく

part4では会社の名前など固有名詞が多く出てきます。あらかじめ、設問で固有名詞の発音をある程度確認しておくことで、リスニングの際に急に発音されても対応できます。

実際、リスニングの際に固有名詞のせいで内容が取れなくなり、混乱してしまうことが多いんですよね。

8.超集中で聞く

ここまでいろいろなテクニックを紹介してきましたが、何よりも圧倒的に重要なのは、「超集中で聞く」ってことです。目を閉じてとにかく聞くことに集中です。

そして拾える音から、内容をつかみにいきましょう。

TOEICは全体の流れさえつかめれば解ける問題がほとんどです。

なので、設問から内容を推測して、あとは音声を超集中で聞くことです。

9.選択肢の先読み方法(上級者向け)

先に書いたように、先読みは基本的に設問だけです。ただし、余裕がある人は選択肢を先読みすることも可能です。そんな人は、選択肢4つの縦読みをしましょう。基本的に縦読みというのは重要部分だけに着目です。これは時と場合によりますが、一般的には動詞がある英文であれば動詞動詞がない英文であれば最後の名詞です。ちょっとわかりずらいので、TOEIC公式サンプル問題から例を挙げていきます。

・動詞がある英文であれば動詞

(A) To cancel an order
(B) To complain about a product
(C) To redeem a gift card
(D) To renew a warranty

・動詞がない英文であれば、最後の名詞

(A) At a hotel
(B) At a department store
(C) At a restaurant
(D) At a call center

【3】TOEIC Part4 学習手順

学習手順はPart3と同様ですので、こちらをご確認ください。