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alive living live livelyの違いは?

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【0】動画で解説

【1】alive living live livelyの違いは?

alive living live livelyは全て形容詞であり、似たような意味だけど、次のような違いがあります。

・alive:叙述用法のみ

・living:限定用法のみ

・live:限定用法のみ

・lively:両方OK

上記のとおり。

限定用法とは名詞を前から修飾する用法であり、叙述用法とは名詞を後ろから説明する(いわゆるSVCのCや SVOCのCのこと)です。

意味のニュアンスの違いは試験では問われづらいので、このような文法的な違いに着目することが大切です。

では、ひとつひとつ見ていきましょう。

・alive:叙述用法のみ

The snake is alive.
(そのヘビは生きている)

I found the snake alive.
(そのヘビは生きているのがわかった)

ひとつ目の英文はSVCのCに、2つ目の例文はSVOCの Cの位置にありますね。

aliveは限定用法では使えないので、「This is an alive snake.」はダメです。

・living:限定用法のみ

He is the greatest living artist.
(彼は現存する最高の芸術家です)

artistという名詞を前から修飾していますよね。

livingは叙述用法はダメなので、A snake is living.はダメです。ただし、動詞として現在進行形として使っているので有れば可能です。

・live:限定用法のみ

Live animals cannot be sent by mail.
(生きている動物は郵送できません)

animalsという名詞を前から修飾していますよね。

liveとlivingに一応、文法的な違いはありませんが、livingは人間や植物に、liveは動物に使われる事が多いです。

・lively:両方OK

My grandmother is 85 and very lively.
(私の祖母は85歳でとても元気です)

I have lively dogs.
(元気な犬を飼っています)

前者は叙述用法で、後者は限定用法で使われています。

livelyはalive / living / liveと形の面でも違いますが、alive / living / liveの意味は「生きている」ですが、livelyは「活発な」「元気な」って意味です。

【2】☆ まとめ ☆

・alive:叙述用法のみ

・living:限定用法のみ

・live:限定用法のみ

・lively:両方OK

以上、今回は「alive living live livelyの違い」について解説していきました。かなりまぎらわしいですが、よく試験に出るのは「aliveが叙述用法にしか使えない」という話です。

英語は実際、なんとなくでやっている人が多く、それでうまくいっている人は、「習うよりも慣れろだ」精神を押し付けてきます。でも、僕は「習ってから慣れろ」だと思っています。正しい知識を学んでから、何度もそれを繰り返して馴染ませていった方が遥かに効率的です。

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