パンダ先生
今日は「過去形」について学習していきましょう。
オオカミ君
えっ、今さら過去形?
パンダ先生
うん!意外と核心を知っている人は少ないし、これを知ることでより深く知識を理解できて応用が効いてきます。では、始めていきましょう!
【0】動画で解説
【1】過去形の核心
パンダ先生
結論から言うと、次のとおり。
過去形の核心:「離れている」
オオカミ君
うむ…。
パンダ先生
この核心から、次の3つを確認していきます。
・現在完了形と過去形の違い
・仮定法の核心
・Would you〜?
オオカミ君
ふむふむ。
1-1.現在完了形と過去形の違い
パンダ先生
次の英文の違いはわかる?
I have lost my key.
(私は鍵をなくしてしまった)
I lost my key.
(私は鍵をなくした)
オオカミ君
うーん、前者が現在完了形で、後者が過去形かぁ。でも、日本語訳見たら、あまり言っていることは変わらないなぁ。
パンダ先生
そうだよね。日本語訳だけ見ると、あまり変わらないけど、実は全然違うんです。ここではあまり詳しくは語れないけど、現在完了形は「過去+現在」で、あくまで「現在」を中心に述べる表現です。
オオカミ君
ふむ。現在完了形のところで学んだな。
パンダ先生
現在完了形については「こちらの記事」をご参照ください。なので、I have lost my key.って言ったら、過去に鍵をなくして「今も」なくしているって状態なんです。
オオカミ君
ふむ、なるほど!
パンダ先生
一方で、“I lost my key.“って過去形を使うと、過去形の核心は「離れている」なので、「現在と離れた事実」を述べているに過ぎません。今現在のことは触れていないわけです。よって、過去に鍵をなくしたけど、今見つかったかどうかは伝えていないってことになります。
オオカミ君
なるほど!現在完了は「過去+現在」だから現在を伝えるけど、過去形は「離れている」が核心だから、現在と離れた事実、すなわち「過去」のことしか述べていないわけだ。
[現在完了形と過去形の違い]
・現在完了形:過去+現在(あくまで現在中心)
・過去形:過去のみ
1-2.仮定法の核心
パンダ先生
仮定法の核心は「時制が過去にズレる」でしたよね。例文で確認しましょう。
If I were a bird , I could fly to you.
(もし私が鳥ならばあなたのもとに飛んでいけるのに)
パンダ先生
現在に対しての妄想なので、時制が過去形になっていますよね。より詳しい仮定法の学習ついては「こちらの記事」をご参照ください。
オオカミ君
ふむふむ。
パンダ先生
なぜ、仮定法では時制が過去にズレるのか?仮定法は現実と離れて話をするので、その現実から離れている感を明示するために「離れている」が核心の過去形を使うわけです。
オオカミ君
おぉ〜、なるほど!そういうことだったのか!
[仮定法で時制が過去にズレる理由]
「離れている」が核心の過去形を使って、現実から離れていることを明示するため。
1-3.Would you〜?
パンダ先生
Will you〜?「〜してくれませんか?」を過去形にしたWould you〜?は丁寧になるって学校で教わりましたよね。
オオカミ君
あぁ、教わったなぁ。でも、その理由は語られず丸暗記したものだ。
パンダ先生
実は、これも過去形の核心「離れている」から考えれば丸暗記不要なんです。つまり、一歩離れて「もしよろしければ〜してくれませんか?」っていうので、控えめになって丁寧になるわけです。
オオカミ君
おぉ〜!丸暗記不要だったんだな!
【2】☆ まとめ ☆
過去形の核心:「離れている」
以上、これでおしまいです。このように核心から考えることで丸暗記英語から脱却でき、色々な知識がつながっていきます。このブログでは【丸暗記英語からの脱却】をコンセプトに発信しています。ぜひ、英語学習に活用していただけたらと思います。
パンダ先生
ここまでご精読頂きありがとうございます。普段から予備校・ブログで「丸暗記英語からの脱却」をコンセプトに指導・発信しています。新しい情報に関してはTwitterで確認ができますので、鬼塚英介(@Englishpandaa)をフォローして確認してみてください。
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