【0】動画で解説
【1】貸し・借り(lend/borrow/rent…)
結論からいきましょう
貸す | 借りる | |
有償 | rent | rent |
無償 | lend | borrow |
まずは、上記の表が基本です。
それに加えて、発展編として、次の「貸し・借り」の単語も覚えておくと良いです。
・hire:お金を払って一時的に「貸し・借り」
・loan:lendのフォーマル系
・lease:契約して建物/土地などを「貸し・借り」
・use:その場で「借りる」
・owe:お金を「借りている」、「借りがある」
上記の通りです。
1つ1つ確認していきましょう。
・lend
lendは、「無料」で「貸す」場合に使います。
例 I lent him a book.
「私は彼に本を貸した」
lendの変化系は、lend-lent-lent なので注意してください。
また、lendは第4文型を取る動詞です。
・borrow
borrowは、「無料」で「借りる」場合に使われます。
例 I borrowed a pen from my friend.
「私は友達からペンを借りた」
・rent
rentは、「有料」で「貸し・借り」の場合に使われます。
例 I rented CDs from TUTAYA.
「私はツタヤでCDを借りた」
例 I rented books to him.
「私は彼に本を貸した」
ツタヤは有料ですね。また、お客の立場から見れば「借りる場所」であり、店の立場からしたら「貸す場所」ですね。
・hire
hireは、お金を払って、一時的に「貸し・借り」の場合です。
例 I hired a guide in Tokyo.
「東京でガイドを頼んだ」
細かいことを言うと…
・運転手付きの車を借りる場合→hire
・運転手なしの車を借りる場合→rent
まぁ、試験では、この違いを問われることはありません。
・loan
loanは「lendのフォーマル系」です。つまり、「無料」で「貸す」場合に使います。
例 The library loaned me books.
「図書館は私に本を貸した」
日本の「ローン」と言ったら、住宅ローンやカードローンといった感じで、「融資する」感じの金融系をイメージしますが、これは名詞のloanのイメージです。
動詞loanは、例のように、lendとほぼ同じ使われ方をします。
・lease
leaseは、契約して建物/土地などを「貸し・借り」の場合に使われます。
例 I have leased this apartment for three years.
「3年間、このアパートを借りています」
・use
useは、その場で「借りる」場合に使います。
例 Can I use your bathroom?
「トイレを借りてもいい?」
ここで、borrowを使っちゃうと、トイレを家に持ち帰ることになってしまいます。
・owe
oweは「借りる」という行為ではなく、「借りている」状態を表します。「お金を借りている」という意味で使うことが多いですが「~に借りがある」って意味でも使われます。そして、owe+人+もの「人にものを借りている」の第4文型(SVOO)を取るのが特徴です。また、これの変形の〈owe+A+to+B〉の形でも頻出します。この場合の意味は「Aに関してBに借りがある」→「AはBのおかげである」です。
例 He owes me some money.
「彼は私にいくらかの借りがある」
例 He owes his current success to his parents.
「彼の現在の成功は彼の両親のおかげである」
・Twitterで問題を出してみたら…
レベル3の問題(5段階)
I ( ) him some money.
— 鬼塚英介@(英語講師) (@Englishpandaa) November 17, 2021
【2】 まとめ
・lend:無料で「貸す」
・borrow:無料で「借りる」
・rent:有料で「貸し・借り」
・hire:お金を払って一時的に「貸し・借り」
・loan:lendのフォーマル系
・lease:契約して建物/土地などを「貸し・借り」
・use:その場で「借りる」
・owe:お金を「借りている」、「借りがある」
では、ここでおしまいにします。
(`・ω・´)ゞ
ここまで読んで頂きありがとうございます。普段から予備校・ブログで「丸暗記英語からの脱却」をコンセプトに指導・発信しています。新しい情報に関してはTwitterで確認ができますので、鬼塚英介(@Englishpandaa)をフォローして確認してみてください。