【1】前置詞aboutのコアイメージ

前置詞aboutのコアイメージは「周辺」です。
aboutの核心:「周辺」
aboutは「〜について」という意味を最初に覚えてしまうけど、それはあくまで派生した意味になります。
〈核心から派生した意味〉
① 周辺
↓
② 関連
↓
③概略・概数
上記のとおり。
では、例文で確認していきましょう。
① 周辺
これは核心のイメージそのままですね。
He wears a scarf about his neck.
(彼は首にスカーフを巻いている)
首の周りにスカーフを巻いているのですね。
[熟語]
□be about to~ 今にも~しようとしている
□bring about~ ~を引き起こす
□come about 起こる
□it is about time ~ ~して良い頃だ
□set about~ ~を始める
②関連
We talked about her.
(私たちは彼女について話した)
彼女の周辺情報、例えば、24歳で髪は長くて東京出身で…といった具合に。ここから「〜について」って意味の「関連」に派生します。
[熟語]
be anxious about~ ~を心配している
be concerned about~ ~を心配している
be particular about ~ ~について気難しい
be worried about~ ~を心配している
be crazy about~ ~に夢中である
care about~ ~を気にかける
complain about~ ~に不平を言う
How about~ ~はいかがですか?
③概略・概数
He left the company about the end of May.
(彼が会社を辞めたのは5月末頃だった)
5月の末頃というのは、5月末の周辺ですよね。
【2】☆ まとめ ☆
・aboutの核心:「周辺」
〈核心から派生した意味〉
① 周辺
↓
② 関連
↓
③概略・概数
以上、「前置詞のabout」について解説していきました。前置詞は意味があってたくさん大変だと思われがちだけど、その核心さえつかめば、丸暗記が激減します。ぜひ、この記事を活用して、丸暗記英語から脱却していきましょう。
鬼塚英介
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