丸暗記英語からの
脱却。
現役英語予備校講師ブログ
英語

前置詞のbyを核心から考える必殺技【英語講師による解説】

【1】前置詞のbyの核心イメージ

前置詞のbyの核心のイメージは、「そば」です。

前置詞のby:『そば』

ここから、次の6つの意味に派生していきます。

①「そば」

②「経由」

③「行為者」

④「手段」

⑤「単位・差」

⑥「期限」

ひとつひとつ見ていきましょう。

①「そば」

まずは、byの核心の意味「そば」から見ていきましょう。

例 Please stand by the entrance.
「入り口のそばにいてください」

ちなみに、
〈stand by〉は熟語で、次の3つの意味を持ちます。

1.傍観する

2.味方する

3.待機する

もちろん、これら3つを丸暗記する必要はありません。byの「そば」という核心から考えていけば良いんです。

1.「そばに立っている」→「傍観する」

2.「心理的にそばに立つ」→「味方する」

3.「舞台のそばに立つ」→「待機する」

このように、byの「そば」という核心から考えれば、熟語の無駄な丸暗記は激減します。

②「経由」

byの「そば」という核心から、「経由」の意味に派生していきます。

例 He went to Oosaka by way of Tokyo.
「彼は東京経由で大阪に行った」

「そばの大阪を通って東京に行った」わけです。

③「行為者」

その行為が行われた「そば」にいる人が、「行為者」と考えられるからです。

例 The window was broken by Tom.
「トムによってその窓が割られた」

窓が割れたそばにいたトムが、犯人だと考えますよね。

学校では、このbyを1番最初に教わりますよね。受動態の範囲で。
そして、多くの人が「by=〜によって」って覚えてしまいがちです。でも、核心の「そば」から派生した意味に過ぎないんです。

④「手段」

目標・目的は遠くにあるけど、手段はいつだって「そば」にあるからです。

例 I go to school by bus.
「私はバスで学校に行きます」

学校は遠くにあるけど、手段の「バス」はそばにありますよね。

ここまでが、byの基本の派生の意味です。ここからは、少し応用になっていきます。

⑤「単位・差」

「そば」にある「単位」を使って測定するからです。また、「そば」に寄って初めて、「差」がわかるからです。

例 Eggs are sold by the dozen.
「卵はダース単位で売られている」

例 He is taller than I by three inches.
「彼は私より3インチ背が高い」

⑥「期限」

「期限」ちょうどに提出する人はいません。その期限の「そば」で提出しますよね。

例えば、TOEICの締め切りが「5月30日12:00」だった場合に、「5月30日12:00」に提出する人はいませんよね。
大抵は、そのそばの5月29日あたりに応募が集中するわけです。

【2】前置詞のbyを使った熟語

①そば

例 a house by the lake
「湖のそばの家」

[熟語]
□go by∼ ∼を通り過ぎる
□pass by∼ ∼を通り過ぎる
□drop by∼ ∼に立ち寄る
□stand by 傍観する,味方する,待機する
□put by∼ ∼を蓄える
□come by∼ ∼を手に入れる
□by oneself 一人ぼっちで
□by the way ところで
□get by なんとか暮らしていく

②経由

例 He caught me by the arm.
「彼は私の腕をつかんだ」

[熟語]

□by way of∼ ∼経由で
□learn∼by heart ∼を暗記する
□learn∼by rote ∼を丸暗記する
□by chance 偶然に
□by accident 偶然に
□by mistake 誤って
□by any chance 万一にも
□by day 日中は

③「行為者」

例 a book written by a famous writer
「有名な作家によって書かれた本」

④「手段」

例 pass the exam by working hard
「努力によって合格する」

[熟語]
□by car車で
□by air空路で
□by land陸路で
□by sea海路で
□by letter手紙で
□by mail郵便で
□by e-mail Eメールで
□by phone 電話で
□by–ing ∼することによって
□by hand 手で
□by means of∼ ∼によって
□by all means ぜひとも
□by no means 決して∼ではない

⑤「単位・差」

例 miss the train by a minute
「あと1分のところで電車に乗り遅れる」

例 He is taller than I by three inches.
「彼は私より3インチ背が高い」

[熟語]
□be known by∼ ∼を基準に判断できる
□by degrees だんだん
□day by day 日に日に

⑥「期限」

例 Finish this work by five.
「5時までにこの仕事を終えなさい」

[熟語]

□by now 今頃は
□by the time∼ ∼するまでには(従属接続詞)

【3】まとめ

以上、byの核心「そば」から、6つの意味に派生していく様子を見ていきました。

このように、前置詞は1つの核心から考えていくことで、派生した意味を理解して覚えることができます。

ただ闇雲に覚えるのは大変ですが、こうやって理解して覚えていくと記憶に残るし、応用が効いてきますね。

このような丸暗記英語からの脱却を実践しているのが、関正生講師です。もし、興味がある方は、次の記事をご覧ください。

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