こういう疑問に答えます。
本記事の内容
・一度で覚える英単語とは
・リアリティのある英単語の紹介
この記事を書いている僕は大学受験英語の講師として10年以上指導してきました。また、丸暗記英語からの脱却をコンセプトに英語の勉強をしています。
【1】英単語を攻略するには
『リアリティのある英単語を増やす』
【2】リアリティのある英単語とは
「リアリティのある英単語」とは一度で覚えれる英単語のことです。
もちろん、一度で覚えれるからと言って、appleとかpenとかのことではありません。例えば、次のような英単語です。
例 stun「びっくりさせる」
どうでしょうか。これだけだと、一度で覚えれませんよね。つまり、「リアリティのない英単語ですね。
でも、次のような説明を加えたらどうでしょうか?
スタンガンの綴りは、「stun gun」です。スタンガンは人をびっくりさせて追い払う道具ですよね。
どうでしょうか。この説明を加えたら、もう一生忘れないのではないでしょうか。つまり、「stun」がリアリティのある英単語に変わったのではないでしょうか。
これこそが「リアリティのある英単語」です。
【3】「リアリティ英単語」の具体例
他にも具体例を挙げていきましょう。
例 remote「遠い」
まだリアリティのない英単語ですね。でも、次のような説明を加えます。
テレビで使う「リモコン」は、「remote control」を短縮したものです。リモコンは、遠くからテレビをコントロールするものですね。
リアリティのある英単語に変わりましたね。
例 book「予約する」
bookは「本」って意味が有名ですが、他にも動詞で「予約する」って意味があるんです。
今のところ、「リアリティのない英単語」ですね。では、次のような説明を加えましょう。
ダブルブッキング(double booking)は二重に予約してしまうことですね。
では、他のリアリティのある英単語をざっと紹介していきます。
・fabric「織物」
ファブリーズはfabric「織物」とbreeze「そよ風」の造語です。
・glow「輝く」
口紅のグロス。
・bind「縛る」
バインダーをイメージすれば覚えれます。
・breeze「そよ風」
薬用ローションにシーブリーズがありますね。
・aesthetic「美的な」
エステをイメージすれば覚えれますね。
・dimension「側面」
3DのDはdimensionです。
・terminal「終点」
ターミネーターは人の命を終わらせる話。
・trigger「きっかけとなる」
銃の引き金のことをトリガーと言いますね。
・feather「羽毛」
「ボクシングのフェザー級」をイメージすれば覚えれます。
【4】リアリティのある英単語のメリット
英単語の攻略のカギは、この「リアリティのある英単語」です。これをいかに増やしていくかが大切です。
なんせ、一度で覚えれるのですから、従来の勉強時間が10分の1くらいに減ります。それに、知的感動で楽しんで学べると思います。
[リアリティのある英単語のメリット]
・1度で覚えれる
・楽しく学べる
【5】おわりに
以上、「リアリティのある英単語」を紹介していきました。こういう風にちょっと工夫するだけで、随分と英単語の勉強が楽になると思います。
こういった英単語を集めた英単語帳を作成しています。随時、勉強しながら、リアリティのある英単語を増やしている感じです。
学習者は自分で見つけている時間はないと思います。こういう作業をするのが、プロ講師の役目かなぁと思い、常日頃、研究しています。