こんにちは、鬼塚英介です。
大学受験英語を10年以上、教えてきました。現在はTOEICの学習中です。
先日、次のようなツイートをしました。
Good morning.からわかる英語と日本語の違い。
英語(Good morning.):「良い朝が訪れますように」という祈り。
日本語(おはよう):「今日も朝からお早いですね」という事実描写。
ただ闇雲にGood morning.=「おはよう」って覚えていることが丸暗記英語の始まりなのかもしれませんね。
— 鬼塚英介(元ホスト英語講師) (@onitukaeisuke) 2019年5月27日
Good morning.からわかる英語と日本語の違い。
英語(Good morning.):「良い朝が訪れますように」という祈り。
日本語(おはよう):「今日も朝からお早いですね」という事実描写。
ただ闇雲にGood morning.=「おはよう」って覚えていることが丸暗記英語の始まりなのかもしれませんね。
上記を深堀りしていきます。
【1】英語の挨拶は「祈り」
英語の挨拶は「お祈り」なんです。Good morning.には、I wish you が省略されているんです。
(I wish you )good morning.
「あなたに良い朝が訪れますように」
上記の通りです。英語の挨拶は「お祈り」です。
例えば、どんなに天気が悪くたって「Good morning.」です。「Bad morning.」なんて言いませんよね。
「今日は天気が悪いけど、あなたに良い朝が訪れますように」って意味を込めて「Good morning.」です。
このように英語の「Good morning.」はお祈りです。
【2】日本語の挨拶は「事実描写」
一方で、日本語の挨拶は「事実描写」なんです。例えば、天気が悪い日だと「今日は天気が悪いですね」とそのまま事実描写します。
また、朝早くに出会った人には「今日もお早いですね」って意味を込めて「お早う」→「おはよう」ってなんです。
「今日もお早いですね」
↓
「お早う」
↓
「おはよう」
上記のように変化していきました。
このように日本語の挨拶は「事実描写」なんです。
【3】なぜ、英語の挨拶は「祈り」なのか?
他にも、「Good-bye」の元々の英文は次のとおりです。
(May) God be with you.
これは「祈願のMay」というものなのですが、「神があなたとともにありますように」という意味です。
このように英語の挨拶は「祈り」なんです。ところで前置詞のなぜ、英語の挨拶は「祈り」になるのでしょうか?
キリスト教の影響ですね。英語には「神」にまつわる表現が多いんです。だから、挨拶にも影響を受けているのかなと思います。
【4】まとめ
以上、Good morning.を例に英語と日本語の挨拶の違いについて書いていきました。
ただ、Good morning.=「おはよう」って覚えてしまうことが、「英語=丸暗記」になってしまう元凶だと思います。
こういう違いを理解することこそが、本当の勉強なのだと思います。
・英語の挨拶=「祈り」
・日本語の挨拶=「事実描写」