丸暗記英語からの
脱却。
現役英語予備校講師ブログ
英語

doの意味は?

【0】動画で解説

【1】doの意味

結論から言うと、次のとおり。

[doの意味]

・十分である(SV)

・〜する(SVO)

・〜に…を与える(SVOO)

上記のとおり。

パンダ先生
パンダ先生
動詞の意味は文脈ではなく文型によって決まるんだよね。

では、例文で確認していきましょう。

1-1.十分である(SV)

doは、第1文型(SV)の場合は「十分である」って意味です。

Any book will do as long as it is written in English.
(英語で書かれていればどんな本でも構わない)

「どんな本でも十分」→「どんな本でも構わない」ですね。

1-2.〜する(SVO)

doは、第3文型(SVO)の場合は「〜する」って意味です。

He did his homework yesterday.
(彼は昨日、宿題をした)

HeがSで、didがV、homeworkがOの第3文型です。

パンダ先生
パンダ先生
1番馴染みの深い意味だね。

1-3.〜に…を与える(SVOO)

doは、第4文型(SVOO)の場合は「〜に…を与える」って意味です。

This medicine will do you good.
(この薬はあなたに良い効果を与えるだろう)

will doがVで、youがOで、このgoodは名詞で「利益」って意味でOになります。

そして、注意。第4文型の2つ目のOには「利益or害」の単語のみがきます。たとえば、次のとおり。

[第4文型のOにくるもの]

・good(利益)

・favor(親切)

・harm(害)

・damage(損害)

上記のとおり。

パンダ先生
パンダ先生
第4文型のdoはこのような制限があるんだよね。

good(利益)は先の例文で紹介したので、他の例も確認してみましょう。

Will you do me a favor?
(親切を与えてくれませんか?→お願いがあるのですが)

The book does children great harm.
(その本は子供たちに害を与える)

Too much work did his arm damage.
(働きすぎて腕に怪我を負った)

上記のとおり。

パンダ先生
パンダ先生
第3文型のdoは大丈夫だと思うけど、第1文型と第4文型は要注意だね。

Twitterで問題を出してみたら・・・

【2】発展編

最後に、doには上記のような一般動詞の意味のほかに、助動詞と代動詞もあるので、サクッと確認しておきましょう。

2-1.助動詞のdo

助動詞のdoは動詞を強調する場合に使います。

I do want to go to Spain.
(私はぜひスペインに行きたい)

do wantに着目です。doは助動詞なので、後ろに動詞の原形wantがきてますね。

パンダ先生
パンダ先生
日本語で訳す時は、今回みたいに「ぜひ」などを入れると強調できるね。

2-2.代動詞のdo

前に出てきた動詞句の代わりをするのが代動詞です。

He plays the piano better than she does.
(彼は彼女よりもうまくピアノをひく)

doesはplays the pianoを受けています。

パンダ先生
パンダ先生
ポイントは、動詞だけじゃなく、その後ろのかたまりも受けるってことだね。

【3】☆ まとめ ☆

[doの意味]

・十分である(SV)

・〜する(SVO)

・〜に…を与える(SVOO)

・助動詞/代動詞もあり

以上、doの意味について解説していきました。doを見たら何でもかんでも「〜する」って訳すけではなく、助動詞や代動詞、そして、一般動詞であっても、文型によって意味が変わってきます。こういう話はなかなかまとまって教わることがなく、なんとなくで終えてしまっている人が多いです。いかに、正しい方向で学習していくかが大切かがわかります。

そして、ポジショントークになってしまいますが、このような正しい方向で学習するのは初学者が独学で学習するのは無理があります。だからこそ、予備校などを活用して指導者から教わるのが良いです。変に独学して、知識が散漫になってしまうと、そこを修正していく必要が出てきて、かえって大変です。

パンダ先生
パンダ先生
ここまでご精読頂きありがとうございます。普段から予備校・ブログで「丸暗記英語からの脱却」をコンセプトに指導・発信しています。新しい情報に関してはTwitterで確認ができますので、鬼塚英介(@Englishpandaa)をフォローして確認してみてください。

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