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【0】動画で解説
【1】「思いつく」の様々な表現
ポイントは次の2つです。
・「考え+V+人」 or「人+V+考え」
・自動詞 or 他動詞
上記のとおり。
これらのポイントを踏まえると…
・strikeとhitのみ他動詞であり、他は自動詞です。
・strike / hit / occur to / come to は「考え+V+人」のグループであり、come up with / hit onは「人+V+考え」のグループです。
では、ひとつひとつ例文で確認していきましょう。
1-1.strike
strikeは他動詞で「考え+strike+人」の形です。
A good idea suddenly struck me.
(いい考えがふと私の頭に浮かんだ)
strikeは「打つ」って意味で覚えているけど、「頭がある考えによってガーンと打たれる」→「突然、思いつく」ってイメージになります。
1-2.hit
hitは他動詞で「考え+hit+人」の形です。
All of a sudden , a great idea hit me.
(突然、素晴らしいアイディアが浮かんだ)
アイディアが浮かぶ時は、頭をガツンとぶたれた(hit)ように突如としてやってくるからです。
1-3.occur to
occur toは自動詞で、「考え+occur to+人」の形です。
It occured to me to visit a teacher.
(先生を訪ねようと思い立った)
occurが「起こる」って意味であり、toの核心は「到達」で記号にすると「右向きの矢印(→)」です。よって「考えが起こり、それが人に到達する」→「思いつく」って意味になります。
1-4.come to
come toは自動詞で、「考え+come to+人」の形です。
Suddenly, the idea of starting a business came to me.
(突然、起業するという考えが頭に浮かんだ)
comeの「来る」とtoの「到達」を組み合わせれば、「考えが人にやってくる」→「思いつく」ってなります。
1-5.come up with
come up withは自動詞で、「人+come up with+考え」の形です。
I came up with a solution to the problem.
(私はその問題の解決策を思いついた)
成り立ちは、「〜と共に(with)浮かび上がって(up)来る(come)」→「〜を思いつく」ってなります。
1-6.hit on
hit onは自動詞で、「人+hit on+考え」の形です。
At last I hit on a great plan.
(ついに私は素晴らしい計画を思いついた)
onの核心は「接触」です。なので、「人がある考えにぶつかりつく」→「人がある考えを思いつく」って考えます。
【2】☆ まとめ ☆
・strikeとhitのみ他動詞であり、他は自動詞です。
・strike / hit / occur to / come to は「考え+V+人」のグループであり、come up with / hit onは「人+V+考え」のグループです。
以上、今日はここまでです。
今回は微妙なニュアンスの違いというよりも、形の違いに着目して解説していきました。このように日本語では「思いつく」って同じ意味だけど、英語では形が変わってくるというパターンはよくあり、試験では、その日本語とのギャップが問われやすいです。問題作成者側としては、きちんと英語力があるかどうかを測るのには良いからなんです。
僕の指導・発信では「丸暗記英語からの脱却」をコンセプトに発信しています。ぜひ、丸暗記ではなく理解する事で、本当に使える知識を身につけてほしいと思います。
では、ここでおしまいにします。(`・ω・´)ゞ
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