丸暗記英語からの
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【思いつく】strike / hit / occur to / come to / come up with / hit on

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【0】動画で解説

【1】「思いつく」の様々な表現

ポイントは次の2つです。

・「考え+V+人」 or「人+V+考え」

・自動詞 or 他動詞

上記のとおり。

これらのポイントを踏まえると…

・strikeとhitのみ他動詞であり、他は自動詞です。

・strike / hit / occur to / come to は「考え+V+人」のグループであり、come up with / hit onは「人+V+考え」のグループです。

では、ひとつひとつ例文で確認していきましょう。

1-1.strike

strikeは他動詞「考え+strike+人」の形です。

A good idea suddenly struck me.
(いい考えがふと私の頭に浮かんだ)

strikeは「打つ」って意味で覚えているけど、「頭がある考えによってガーンと打たれる」→「突然、思いつく」ってイメージになります。

パンダ先生
パンダ先生
ちなみに、人+V+A+as+Bは「人はA=Bって思う」って意味に抽象化できるけど、strikeは例外で、A strike 人 as B(人はA=Bって思う)になります。例えば、She struck me as a kind person.(彼女は親切な人という印象を受けた)です。

【句動詞】V+A+as+Bの意味を抽象化する【必殺技】 【0】動画で解説 https://youtu.be/CL_Z7GRWR_k 【1】V+A+as+Bの意味は? V+A+...

1-2.hit

hitは他動詞「考え+hit+人」の形です。

All of a sudden , a great idea hit me.
(突然、素晴らしいアイディアが浮かんだ)

アイディアが浮かぶ時は、頭をガツンとぶたれた(hit)ように突如としてやってくるからです。

パンダ先生
パンダ先生
hitはのちに紹介するhit onという形でよく見られ、今回のような形ではあまり使われません。

1-3.occur to

occur toは自動詞で、「考え+occur to+人」の形です。

It occured to me to visit a teacher.
(先生を訪ねようと思い立った)

occurが「起こる」って意味であり、toの核心は「到達」で記号にすると「右向きの矢印(→)」です。よって「考えが起こり、それが人に到達する」→「思いつく」って意味になります。

パンダ先生
パンダ先生
例文の Itは仮主語でto visit〜が真主語です。

1-4.come to

come toは自動詞で、「考え+come to+人」の形です。

Suddenly, the idea of ​​starting a business came to me.
(突然、起業するという考えが頭に浮かんだ)

comeの「来る」とtoの「到達」を組み合わせれば、「考えが人にやってくる」→「思いつく」ってなります。

パンダ先生
パンダ先生
ここまでは「考え+V+人」 のパターンを見ていきました。次からは「人+V+考え」のパターンを見ていきましょう。

1-5.come up with

come up withは自動詞で、「人+come up with+考え」の形です。

I came up with a solution to the problem.
(私はその問題の解決策を思いついた)

成り立ちは、「〜と共に(with)浮かび上がって(up)来る(come)」→「〜を思いつく」ってなります。

1-6.hit on

hit onは自動詞で、「人+hit on+考え」の形です。

At last I hit on a great plan.
(ついに私は素晴らしい計画を思いついた)

onの核心は「接触」です。なので、「人がある考えにぶつかりつく」→「人がある考えを思いつく」って考えます。

【2】☆ まとめ ☆

・strikeとhitのみ他動詞であり、他は自動詞です。

・strike / hit / occur to / come to は「考え+V+人」のグループであり、come up with / hit onは「人+V+考え」のグループです。

以上、今日はここまでです。

今回は微妙なニュアンスの違いというよりも、形の違いに着目して解説していきました。このように日本語では「思いつく」って同じ意味だけど、英語では形が変わってくるというパターンはよくあり、試験では、その日本語とのギャップが問われやすいです。問題作成者側としては、きちんと英語力があるかどうかを測るのには良いからなんです。

僕の指導・発信では「丸暗記英語からの脱却」をコンセプトに発信しています。ぜひ、丸暗記ではなく理解する事で、本当に使える知識を身につけてほしいと思います。

では、ここでおしまいにします。(`・ω・´)ゞ

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