丸暗記英語からの
脱却。
現役英語予備校講師ブログ
英語

【〜せずに】withoutとinstead ofの違いは?

【0】動画で解説

【1】withoutとinstead ofの違い

withoutとinstead ofは共に「〜せずに」って訳せるけど、次のような違いがあります。

・without:両立可能

・instead of:両立不可

上記のとおり。

では、ひとつひとつ例文を見ていきましょう。

1-1.without:両立可能

He went out the room without saying goodbye.
(彼はさよならも言わずに部屋を出ていった)

「さよならを言うこと」と「部屋を出ていくこと」は両方同時にやろうと思えばできますよね。なので、instead ofではなくwithoutを使っています。

パンダ先生
パンダ先生
覚え方は、with(一緒に)なので、withoutは「〜と一緒じゃなくて」→「〜と同時じゃなくて」って意味。このように言っているのだから、「同時にやろうと思えばやれること」ってこと。

1-2.instead of:両立不可

He went out instead of staying at home.
(彼は家に居ずに外出した)

「家に居ること」と「外出すること」を同時にやることは不可能ですよね。よって、withoutではなくinstead ofを使います。

パンダ先生
パンダ先生
instead ofはもともと「〜の代わりに」って意味なので、両立不可です。例えば、野球で、「中田の代打に新庄」って場合は、両方同時に打席に立つことは不可能だよね。

1-3.Twitterで問題を出してみたら・・・

パンダ先生
パンダ先生
正答率は71.4%でした。ただし、多くの人がなんとなくで答えているのかなと思います。

【2】☆ まとめ ☆

・without:両立可能

・instead of:両立不可

今回は文法的には、共に前置詞なので、形的には同じであり、日本語も同じように訳せるんだけど、ニュアンス的にかなり違うっていう例を見ていきました。

ちょっとレベル高めの話でしたが、なるべく理屈もつけて覚えやすく工夫をしました。しっかりと押さえていきましょう!

パンダ先生
パンダ先生
ここまでご精読頂きありがとうございます。普段から予備校・ブログで「丸暗記英語からの脱却」をコンセプトに指導・発信しています。新しい情報に関してはTwitterで確認ができますので、鬼塚英介(@Englishpandaa)をフォローして確認してみてください。

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