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【0】動画で解説
【1】couldとwas able toの違い・使い分け
1-1.could ≠ was able to
couldもwas able toも日本語では「〜できた」って訳すけど、次のように、かなり違います。
・could :過去のある期間、継続して「〜できていた」という能力を表す。
・was able to:過去のあるときに「〜することができた」という、一回限りの出来事を表す。
1-2.例文で確認
I could run fast when he was young.
(若い頃、速く走ることができた。)
I was able to run fast on the school festival yesterday.
(昨日、体育際で速く走ることができた。)
前者は、“走る能力があった“ってニュアンスで、後者は“実際に速く走った“って意味です。
1-3.クイズ
どっちの方が自然な英文でしょうか?
[問題]
He ( ) pass the examination.
(彼はその試験に合格できた。)
⑴ was able to ⑵ could
これは「過去の一回限りの出来事」を表すから、⑴ was able to が正解です。
[正解]
He (was able to) pass the examination.
(彼はその試験に合格できた。)
1-4.Twitterで問題を出してみたら・・・
レベル4の問題(5段階)
I went by bus and ( ) meet him 2 hours later.
— 鬼塚英介@(英語講師) (@Englishpandaa) August 12, 2022
【2】couldとwas able toの違い・使い分け(発展編)
2-1.否定文の場合は、could =was able to
否定文の場合は、couldもwas able toも同等に扱います。
I couldn’t sleep during the flight.
(飛行機の中では寝られませんでした。)
I wasn’t able to sleep during the flight.
(飛行機の中では寝られませんでした。)
否定の場合、「能力的に出来なかった」=「実際にできなかった」はほぼ同じことを意味するからです。
2-2.couldを使う場合
couldを使うのは次の3つの場合です。
・過去にあった能力「〜できた」
・感覚を表す動詞と用いる場合
・仮定法や婉曲表現の場合
上記のとおり。
ひとつひとつ説明していきますね。
・過去にあった能力
I could run fast when he was young.
(若い頃、速く走ることができた。)
これは先に設定した通り、継続的な過去の能力を表します。
・感覚を表す動詞と用いる場合
I could see Mt. Fuji from there yesterday.
(昨日、そこから富士山が見えました。)
感覚を表す動詞(see, hear, understand 、realizeなど)の場合は本質的には実現可能性を含むので、was able toと同様に、couldで「〜できた」の意味を表せます。
・仮定法や婉曲表現の場合
I could have beaten him.
「彼をやっつけることができただろうに(しなかったけど)」
Could you open the window?
「(もしよろしければ)窓を開けてくれませんか?」
It could be true.
「それは(もしかしたら)本当かもしれない」
過去形の核心は「離れる」なので、「現実から離れている→仮定法」、「一歩離れて発言する」→「婉曲的な表現」になります。
【3】☆ まとめ ☆
・could :過去のある期間、継続して「〜できていた」という能力を表す。
・was able to:過去のあるときに「〜することができた」という、一回限りの出来事を表す。
・couldを使うのは「過去にあった能力」「感覚を表す動詞と用いる場合」「仮定法や婉曲表現の場合」の3つ。
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