Contents
- 【1】英単語 〈pre/pro〉の語源
- 【2】語源〈pre/pro〉から覚える英単語
- 1.predict「予言する」
- 2.prejudice「偏見」
- 3.prescribe「処方する」
- 4.preview「下見、プレビュー」
- 5.prefer「〜のほうを好む」
- 6.present「現在の」
- 7.preoccupied「夢中だ」
- 8.precede「先行する」
- 9.prefer「好む」
- 10.pregnant「妊娠した」
- 11.premise「前提とする」
- 12.prevalent「普及している」
- 13.previous「以前の」
- 14.proceed「進む」
- 15.prospect「見通し」
- 16.promote「促進する」
- 17.propose「提案する」
- 18.provoke「引き起こす」
- 19.prominent「有名な」
- 20.produce「生み出す」
- 21.promise「約束する」
- 22.protect「保護する」
- 23.province「州、領域」
- 24.procedure「手順」
- 25.process「プロセス」
- 26.profess「公言する」
- 27.proficient「達人」
- 28.profit「利益」
- 29.profound「深い」
- 30.program「番組」
- 31.progress「前進する」
- 32.prohibit「禁止する」
- 33.project「投影する」「プロジェクト」
- 34.prologue「プロローグ」
- 35.prolong「延長する」
- 36.proverb「ことわざ」
- 37.promote「促進する」
- 38.pronounce「発音する」
- 39.purchase「買う」
- 40.purpose「目的」
【1】英単語 〈pre/pro〉の語源
結論から言うと、〈pre/pro〉の語源は「前」です。
〈pre/pro〉の語源:「前」
〈覚え方〉
「東大プレ」は「東大の試験の前に受けるテスト(模試)」、「プリペイドカード(prepaid card)」は「前もって支払い済みのカード」ですね。
【2】語源〈pre/pro〉から覚える英単語
大学受験やTOEICに出るレベルの英単語に絞って、紹介していきます。
1.predict「予言する」
「何かが起こる前に(pre)言う(dict)」→「予言する」って意味になりました。
2.prejudice「偏見」
「よく知る前(pre)の判断(judice)」→「偏見」って意味になりました。
3.prescribe「処方する」
「医者が前もって(pre)書く(scribe)」→「処方する」って意味になりました。
※scribeは「かく」です。describeをイメージすれば理解できますね。
4.preview「下見、プレビュー」
「前もって(pre)見る(view)」→「下見、プレビュー」って意味になりました。
5.prefer「〜のほうを好む」
「自分の前に(pre)運ぶ(fer)」→「〜のほうを好む」って意味になりました。
6.present「現在の」
「前に(pre)ある(sent)」→「現在の」って意味になりました。
7.preoccupied「夢中だ」
「自分の目の前(pre)を占める(occupy)」→「夢中だ」って意味になりました。
8.precede「先行する」
「pre-「前に」+cede「進む」→「先行する」って意味になりました。
※ recedeはprecedeの逆で「後退する」って意味です。
9.prefer「好む」
〈pre-「前に」+fer「運ぶ」〉→「好む」って意味になりました。
※ fer「運ぶ」を語源に使った英単語には、transfer「運ぶ」やferry「運ぶ」などがあります。
10.pregnant「妊娠した」
産む前の状態ですよね。
11.premise「前提とする」
pre「前」にだけ着目すればOKです。
12.prevalent「普及している」
語源が難しいので、pre「前」にだけ着目して、前にどんどん進み出ているイメージです。
13.previous「以前の」
pre「前」にだけ着目してください。
14.proceed「進む」
「前を(pro)行く(ceed)」→「進む」って意味になりました。
※ceedはシード権のシードとは関係ありません。シードの種と関係があるようです。
15.prospect「見通し」
「未来(pro)を見る(spect)→「見通し」って意味になりました。
16.promote「促進する」
「前(pro)に動かす(mote)」→「促進する」って意味になりました。
17.propose「提案する」
「案を前(pro)に置く(pose)」→「提案する」って意味になりました。
※日本での「プロポーズ」は「求婚」だけを表しますが、英語ではそれ以外も表します。
18.provoke「引き起こす」
「pro+voke(呼ぶ)」=「前に呼び出す」→「引き起こす」って意味になりました。
※vokeは「呼ぶ」です。vocalから考えればわかりますね。
19.prominent「有名な」
pro+mine(突出)=「前に突出している」→「有名な」って意味になりました。
※mineは「突出」です。mineには「採掘する」の意味がありますから、簡単に想像できますね。
20.produce「生み出す」
「アイドルをプロデュース(produce)する」とか言いますね。
21.promise「約束する」
〈pro-「前もって」+mise「送る」〉→「約束する」って意味になりました。
※mise「送る」を語源に使った英単語には、missile「ミサイル」などがあります。
22.protect「保護する」
〈pro-「前もって」+tect「覆う」〉→「保護する」って意味になりました。
※プロテクターは野球などで自分の身体を保護する道具として使われていますよね。
23.province「州、領域」
〈pro-「前もって」+vince「征服する」〉→「征服してある場所」→「州、領域」って意味になりました。
※ vince「征服する」を語源に使った英単語には、convince「説得する」やvictory「勝利」などがあります。
24.procedure「手順」
〈pro-「前に」+cede「進む」+-ure「こと」〉→「手順」って意味になりました。
※ceedはシード権のシードとは関係ありません。シードの種と関係があるようです。
25.process「プロセス」
〈pro-「前に」+cess「進む」〉→「プロセス」って意味になりました。
※日本語でも「成功へのプロセス」なんて言ったりしますよね。
26.profess「公言する」
professor「教授」は公の前で発言する人ですよね。
27.proficient「達人」
日本でもサッカーの達人をプロ選手って言いますよね。
28.profit「利益」
〈pro-「前に」+fic「つくる」〉→「利益」って意味になりました。
※ fic「つくる」を語源に使った英単語には、fiction「フィクション」やfactory「工場」などがあります。
29.profound「深い」
〈pro-「前に」+fund「底」〉→「そこに向かって前進する」→「深い」って意味になりました。
※ fund「底」を語源に使った英単語には、foundation「基礎」などがあります。
30.program「番組」
番組は放送前に予定されていることですよね。
31.progress「前進する」
〈pro-「前に」+gress「歩く」〉→「前進する」って意味になりました。
※反意語はregress「後退する」。
32.prohibit「禁止する」
〈pro-「前に」+hibit「保つ」〉→「前もって抑制の状態を保つ」→「禁止する」って意味になりました。
※ hibit「保つ」を語源に使った英単語には、habit「習慣」やinhabit「習慣」などがあります。
33.project「投影する」「プロジェクト」
〈pro-「前に」+ject「投げる」〉→「投影する」って意味になりました。
※ ject「投げる」を語源に使った英単語には、jet「ジェット機」などがあります。
※プレゼンなどで投影する機械をプロジェクターって言いますよね。
34.prologue「プロローグ」
〈pro-「前に」+logue「談話」〉→「プロローグ」って意味になりました。
※プロローグは「物語や劇などの序」のことですね。
35.prolong「延長する」
〈pro-「前に」+long「長い」〉→「延長する」って意味になりました。
36.proverb「ことわざ」
〈pro-「前に」+verb「言語」〉→〈みんなの前で知られている言葉」→「ことわざ」って意味になりました。
※ verb「言語」を語源に使った英単語には、nonverbal「言葉を使わない」などがあります。
37.promote「促進する」
プロモーション活動は、販売を促進するための活動ですよね。
38.pronounce「発音する」
pro-「前に」にだけ着目して、前に音を出すイメージです。
39.purchase「買う」
〈pur-「前に」+chase「つかみ取る」〉→「買う」って意味になりました。
※purもpro/preと同じく「前」って語源です。
40.purpose「目的」
〈pur-「前に」+pose「置く」〉→「目的」って意味になりました。
以上でおしまいです。
いかがでしたか?
このように英単語は「語源」から考えることで丸暗記英語から脱却できます。さらには未知の英単語を推測することだって可能です。ぜひ、ほかの語源についてもご覧ください。
ここまで読んで頂きありがとうございます。普段から予備校・ブログで「丸暗記英語からの脱却」をコンセプトに指導・発信しています。新しい情報に関してはTwitterで確認ができますので、鬼塚英介(@Englishpandaa)をフォローして確認してみてください。
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