Contents
- 【1】英単語〈com-/con-/co-〉の語源
- 【2】語源〈com-/con-/co-〉から覚える英単語(必修編)
- 1.correspond「一致する」
- 2.compromise「妥協する」
- 3.congratulate「祝う」
- 4.combat「戦う」
- 5.confront「直面する」
- 6.consist「構成されている」
- 7.accompany「同行する」
- 8.coexist「共存する」
- 9.cohere
- 10.collaborate「協力する」
- 11.commit「委ねる」
- 12.committee「委員会」
- 13.compathy「共感」
- 14.component「構成要素」
- 15.compound「合成の」
- 16.compromise「妥協する」
- 17.concentrate「集中する」
- 18.conclude「結論を下す」
- 19.conductor「導体、指揮者」
- 20.confer「話しあう」
- 21.conflict「対立」
- 22.connect:接続する
- 23.contain「含む」
- 24.continent「大陸」
- 25.continue「続ける」
- 26.contract「契約する」
- 27.convention「集会」
- 28.cooperation「協力」
- 29.coordinate「調和させる」
- 30.conversation「会話」
- 31.copy「複製する」
- 32.common「共通」
- 33.communication「対話」
- 34.communist「共産主義者」
- 35.complex「複雑な」
- 【3】語源〈com-/con-/co-〉から覚える英単語(発展編)
【1】英単語〈com-/con-/co-〉の語源
結論から言うと、〈com-/con-/co-〉の語源は「共に」です。
〈com-/con-/co-〉の語源:「共に」
〈覚え方〉
company「仲間」は「共に(com)パン(pan)を食べる人」→「仲間」って意味になります。食事は仲間としますね。知らない人と食事しませんよね。
【2】語源〈com-/con-/co-〉から覚える英単語(必修編)
ここでは、大学受験やTOEICに出るレベルの英単語で、覚えやすいものを紹介していきます。
1.correspond「一致する」
「共に(cor)応える(respond)」→「一致する」って意味になります。
※respond(反応すること)は、日本語だと「あいつはレスポンスが早い」って言ったりしますよね。
2.compromise「妥協する」
「共に(com)約束する(promise)」→「妥協する」って意味になります。
3.congratulate「祝う」
「共に(con)喜ぶ(gratul)」=「祝う」って意味になります。
※日本語でも祝い事があったときに、「コングラチュレーションズ」って言ったりしますよね。
4.combat「戦う」
「共に(com)たたく(bat)」→「戦う」って意味になります。
※野球のバットはbat(たたく)からきています。
5.confront「直面する」
「共に(con)ひたい(front)を付き合わせる」→「直面する」って意味になります。
6.consist「構成されている」
「共に(con)立っている(sist)」→「構成されている」って意味になります。
※sist(立っている)はsit(立つ)と関係があります。
7.accompany「同行する」
「その方向へac+company仲間」→「仲間の方向へ行く」→「同行する」です。
8.coexist「共存する」
「共にco-+存在するexist」→「共存する」って意味です。
9.cohere
「共にco-+粘着するhere」→「くっついて離れずやり続ける」→「首尾一貫する」です。
※here「粘着する」はカツラのアデランス(adhere)と関係があります。カツラは頭に粘着しますよね。
※coherent 【形】首尾一貫した
10.collaborate「協力する」
「共にco-+働くlab」︎「協力する」です。
※日本語でも「コラボレーション」って言いますよね。
11.commit「委ねる」
「共にcom-+送るmit」→「何かを送って一緒にすること」→「委ねる」です。
※mit「送る」を語源に持つ単語はsubmit「提出する」やtransmit「伝える」などがあります。
12.committee「委員会」
「委ねられる人(-ee)」→「委員会」です。
※-erは「〜する人」ですが、-eeは「〜される人」です。たとえば、employer「雇用主」であり、employee「従業員」です。
13.compathy「共感」
「同じcom-感情(pathy)を抱くこと」→「共感」です。
※pathy「感情」について。テレパシー(telepathy)は「遠くに感情を飛ばすこと」ですね。
14.component「構成要素」
「ともに(com)置く(pone)もの(ent)」→『構成要素」です。
※pone「置く」を語源にした単語は、deposit「預ける」やdispose「処分する」やexpose「さらす」などがあります。
※音楽の「コンポ」はコンポーネントの短縮形です。コンポは部品・構成要素ですよね。
15.compound「合成の」
「com-「共に」pone「置く」」→「合成の」って意味です。
16.compromise「妥協する」
「com-「共に」promise「約束する」」→「妥協する」って意味です。
17.concentrate「集中する」
「con-「共に」center「中央」」→「中央に集める」→「集中する」って意味です。
18.conclude「結論を下す」
「con-「共に」clude「閉じる」」→「話し合いを閉じる」→「結論を下す」って意味です。
※ clude「閉じる」はcloseのことです。
※名詞形は、conclusion「結論」です。
19.conductor「導体、指揮者」
〈con-「共に」duct「導く」-or「人、もの」〉→「導体、指揮者」」です。
※ツアーコンダクターは「旅行を導く人」ですよね。
※ nonconductor「絶縁体」。semiconductor「半導体」。
20.confer「話しあう」
〈con-「共に」fer「運ぶ」〉→「物事を共にに運ぶ」→「話し合う」です。
※fer「運ぶ」を語源に使った英単語には、offer「提供する」やtransfer「運ぶ」などがあります。
※ conference「会議」です。
21.conflict「対立」
〈con-「共に」flict「ぶつける」〉→「対立」です。
22.connect:接続する
〈con-「共に」nect「結びつける」〉→「接続する」です。
※日本語でも「コネがある」って言ったりしますよね。
23.contain「含む」
〈con-「共に」tain「つかんで離さない」〉→「含む」です。
※tain「つかんで離さない」を語源にした単語には、maintain「維持する」やobtain「手に入れる」などがあります。
※名詞形はcontainer「コンテナ」です。日本語でも使われていますよね。
24.continent「大陸」
〈con-「共に」tinent「つかんで離さない」〉→「共に離れずくっついている土地」→「大陸」です。
25.continue「続ける」
〈con-「共に」tinue「つかんで離さない」〉→「共につなげていく」→「続ける」です。
※ゲームに「コンティニュー」ってありますよね。
26.contract「契約する」
〈con-「共に」tract「引っぱる」〉→「契約する」です。
※tract「引っぱる」を語源にした英単語には、attract「魅了する」やdistract「気をそらす」やtractor「トラクター」などがあります。
27.convention「集会」
〈con-「共に」vene「来る」-tion「こと、もの」〉→「集会」です。
※vene「来る」を語源に使った英単語には、souvenir「お土産」などがあります。
※地域によっては、「コンベンションセンター」というものがあると思いますが、集会する場所ですよね。
28.cooperation「協力」
〈co-「共に」ope「はたらく」-ation「すること」〉→「協力」って意味です。
29.coordinate「調和させる」
〈co-「共に」ordi「整理」-ate「する」〉→「調和させる」って意味です。
※日本語でも「コーディネートする」って言いますよね。
30.conversation「会話」
〈con-「共に」verse「向きを変える」-tion「こと、もの」〉→「会話」です。
31.copy「複製する」
日本語でも「コピーする」って言いますよね。
※ copyright「著作権」。
32.common「共通」
com-「共に」に着目するだけでOKです。
33.communication「対話」
日本語でも「コミュニケーションが足りない」とかって言いますよね。
34.communist「共産主義者」
-ist「主義者」って意味です。biologist「生物学者」やdentist「歯医者」やscientist「科学者」などがあります。
35.complex「複雑な」
〈com-「共に」plex「折る」〉→「複雑な」って意味です。
※日本語のコンプレックスとは異なるので注意です。
※シネマコンプレックスは、劇場がいくつもあって入り乱れて複雑ですよね。
【3】語源〈com-/con-/co-〉から覚える英単語(発展編)
ここでは、大学受験やTOEICに出ないレベルの英単語を紹介していきます。無理して覚える必要はないかなと思います。
1.congregate「集まる」
con-「共に」に着目して覚えましょう。
2.conjoin「結合する」
con-「共に」+join「繋げる」
3.conversion「変換」
〈con-「共に」+verse「変える」+-ion「こと、もの」〉→「変換」です。
※verse「変える」を語源に使った英単語には、reverse「反対の」やversus「対」などがあります。
4.convoy「護送する」
con-「共に」+via「行く」です。
5.cognate「同族の」
co-「共に」+nat「生まれる」
※ nat「生まれる」を語源に持つ英単語には、native「その土地の」やnature「自然」などがあります。
6.commune「共同体」
com-「共に」だけに着目して覚えましょう。
7.compress「圧縮する」
com-「共に」+press「押す」
8.compute「計算する」
コンピューターは計算してくれる道具ですね。
9.concierge「案内人」
con-「共に」+serv「仕える」
10.confection「菓子」
〈con-「共に」fect「つくる」-ion「こと、もの」〉→「材料を組み合わせてつくること」です。
※ fect「つくる」を語源に使った英単語には、factory「工場」やinfect「感染させる」などがあります。
いかがでしたか?
今回は、語源〈com-/con-/co-〉から覚える英単語を紹介していきました。
こうやって語源から考えることで、丸暗記英語から脱却でき、未知の英単語を推測することも可能なんです。根性よりも工夫をして覚えていくことが大切ですね。では、ここでおしまいにします。(`・ω・´)ゞ
ここまで読んで頂きありがとうございます。普段から予備校・ブログで「丸暗記英語からの脱却」をコンセプトに指導・発信しています。新しい情報に関してはTwitterで確認ができますので、鬼塚英介(@Englishpandaa)をフォローして確認してみてください。
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