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【1】英単語〈dict〉の語源
結論から言うと、dictの語源は「言う」です。
dictの語源:「言う」
〈覚え方〉
dictionary「辞書」は「言葉(diction)を集めた場所(ary)」→「辞書」って意味です。
※ちなみに”ory”は「場所」です。例えば、工場(factory)、実験所(laboratory)などがあります。
【2】語源〈dict〉から覚える英単語(必修編)
ここでは、大学受験やTOEICに出るレベルの英単語で、覚えやすいものを紹介していきます。
1.predict 「予言する」
「前もって(pre)言う(dict)」→「予言する」って意味です。
2.contradict 「矛盾する」
「反対(conta)の事を言う(dict)」→「矛盾する」って意味です。
3.verdict 「評決」
「真実(ver)を言う(dict)」→「評決」って意味になりました。
※veryに「まさに」という意味がありますよね。だからverは「真実」という意味です。
4.dictate 「口述する」
dictに注目すればOKですね。
5.addict「中毒になる」
「その方向へ(ad-)話す(dict)」→「そればかり話す」→「中毒になる」って意味に派生していきます。
【3】語源〈dict〉から覚える英単語(必修編part②)
ここでは、大学受験やTOEICに出るレベルの英単語で、覚えづらいものを紹介していきます。
1.indicate 「指し示す」
「その方向へ(in-)話す(dict)」→「それについて話す」→「示す」って意味に派生していきます。インジケータは、日本語でも計器や指標などで使われていますよね。
2.condition「条件」
「ともに(con)話す(dition)」→「ともに話して決めるもの」→「条件」です。
3.dedicate「専念する」
de(離れる)+dict(話す)+ate(する)→「話をせずに黙々とやる」→「専念する」って意味です。
4.index 「索引、指標」
indicateと同じ語源を持ちます。日本語でも、使われてきていますよね。
【4】語源〈dict〉から覚える英単語(発展編)
ここでは、大学受験やTOEICに出ないレベルの英単語を紹介していきます。無理して覚える必要はないかなと思います。
1.diction 「発音の仕方」
これは、dict「言う」だけに着目して覚えましょう。
2.dictum 「格言」
こちらも、dict「言う」だけに着目して覚えましょう。
3.edict 「政令」
「外へ(e-)+言う(dict)」→「外へ公開して言う」→「政令」って意味になりました。
4.indict「起訴する」
「その方向へ(in)+言う(dict)」→「それについて話す」→「起訴する」って意味になりました。
5.valediction「別れの言葉」
vale(=別れ)って意味ですが、覚える必要はないかと思います。dictにだけ着目して覚えましょう。
6.dictator「独裁者」
〈動詞+er〉で、「〜する人」って意味なので、「ああしろこうしろと言う人」→「独裁者」って意味です。
7.jurisdiction「司法権」
jurisは「法」って意味です。
8.predicament「苦境」
「pre前もって+dica知らせるment事」→「状況を前もって知らせること」→「苦境」です。ちょっと無理やりですね(^_^;)
9.abdicate「辞任する」
「ab離れる+dicate言う」→「役職から離れると言う」→「辞任する」って意味です。
※ab「離れる」について。abnomal「普通から離れている」→「異常な」って意味です。
10.benediction「祝福」
「bene良い+diction言葉」→「人をよく言うこと」→「祝福」って意味です。
※bene「良い」について。benefitは「利益」って意味なので、ここからイメージすると良いです。
11.diction「言葉づかい」
これはdict「言う」にだけ着目して覚えると良いです。
12.interdict「禁止する」
「間に割り込んで(inter)言う(dict)」→「禁止する」って意味になりました。
13.malediction「悪口」
「mal悪い+dict言う+ionこと」→「人を悪く言うこと」→「悪口」って意味になりました。
いかがでしたか?
このように英単語は「語源」から考えることで、丸暗記英語から脱却し、さらには未知の英単語を推測することも可能になります。
ぜひ、これを機会に丸暗記英語から脱却した考え方を知ってもらえたら、嬉しいです。では、ここでおしまいにします。(`・ω・´)ゞ
ここまで読んで頂きありがとうございます。普段から予備校・ブログで「丸暗記英語からの脱却」をコンセプトに指導・発信しています。新しい情報に関してはTwitterで確認ができますので、鬼塚英介(@Englishpandaa)をフォローして確認してみてください。
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