受験生「大学入試 関正生の英作文プラチナルールを買おうかどうか迷っています。だれか専門家の人の意見が聞きたいです。」
こういう疑問に答えます。
✔本記事の内容
・大学入試 関正生の英作文プラチナルール の概要【発想力をつける】
・メリットとデメリット【短期間で学べる】
・他の参考書との比較と口コミ
この記事を書いている僕は、英語講師として10年以上指導。現在は丸暗記英語からの脱却をコンセプトに研究・発信しています。
Contents
【1】大学入試 関正生の 英作文 プラチナルール
価格 | ¥1,210 |
著者 | 関正生 |
発売日 | 2016年11月18日 |
種類 | 和文英訳 |
対象者 | 英作文に時間を割けない人 |
必要期間 | 2週間 |
レベル |
「発想の仕方」を学べる!
本書は、あれもこれもと覚えさせるような参考書ではありません。「知識の詰め込み」ではなくて「発想の仕方の習得」に重きを置いています。この本のコンセプトは「短期間で難関大の英作文を攻略する」であり、その名の通り、問題数はたったの24問しかありません。それでも、本書の方針の「発想の仕方の習得」が短期間で学べるようになっています。
【2】メリットとデメリット
・メリット
「大学入試 関正生の 英作文 プラチナルール」のメリットは、ざっと次のとおりです。
・短期間で学べる
・解説がわかりやすい
・答案例がシンプル
上記のとおり。
ひとつひとつ説明していきますね。
・短期間で学べる
本書は、およそ2週間くらいで学ぶことができます。
というのも、ページ数は170ページで薄くて、問題数も24問しかないからです。
あくまで「知識の詰め込み」ではなくて「発想の仕方の習得」が目的なので、基本的に覚えるべきことも少なく、サクサクと進めていくことができます。
実際、僕はおよそ1週間くらいで読み終えました。講師の僕から見ても、色々と学べることが多かったです。
なので、“英作文に時間が取れない“って人には、おすすめの参考書です。
・解説がわかりやすい
関正生講師の本は、わかりやすいものが多いです。読んでいて面白いです。
具体例や理由などが絶妙に入っており、わかりやすくなっています。長過ぎず短過ぎずでいい感じです。
実は、僕の指導での参考にもしています。
・答案例がシンプル
答案例が非常にシンプルです。また、別解も少なくて、サクサクと進めることができます。
立派すぎる英文ではなく、学生でも書ける英文が模範解答に載っています。
・デメリット
「大学入試 関正生の英作文 プラチナルール」のデメリットは、ざっと次のとおりです。
・英語が苦手な人は厳しい
・問題演習の量が少ない
・自由英作文対策には向いていない
上記のとおり。
ひとつひとつ説明していきますね。
・英語が苦手な人は厳しい
はっきり言って、英語が苦手な人には厳しいです。
なぜならば、基本的な英単語や英文法はできている前提だからです。ここで改めて英文法の知識を学ぶって感じではありません。
何度も書きますが、本書はあくまで「知識の詰め込み」ではなくて「発想の仕方の習得」に使うものです。
そもそも英作文の学習は、「英単語・英熟語→英文法→構文把握」を終えた後にやるものですからね。
・問題演習の量が少ない
問題数24問ということで、他の参考書に比べて、圧倒的に少ないです。
もちろん、これがメリットでもあるのですが、やはり練習量はこなした方が良いけどです。
なので、本書にプラスアルファで問題集や過去問で演習するのは必須です。
・自由英作文対策には向いていない
本書は、和文英訳の問題しか載っていません。
もちろん、「発想の仕方の習得」は自由英作文でも使えますが、やはり自由英作文のある大学を受ける人は、自由英作文の対策をしっかりとやっておいた方が良いです。なんせ、ある程度の型は決まっていますからね。
【3】他の参考書との比較
英作文の対策の種類としては、次の種類があります。
・基本英文を暗記するタイプの参考書
・和文英訳の参考書
・自由英作文の参考書
上記のとおり。
一応、「大学入試 関正生の 英作文 プラチナルール」は和文英訳の参考書ではあるものの、「発想の仕方の習得」に重きがあり、かなり独特な参考書と言えます。
それぞれの代表的な参考書を紹介していきますね。
・基本英文を暗記するタイプの参考書
価格 | ¥1,540 |
著者 | 竹岡広信 |
発売日 | 2005年9月21日 |
種類 | 基本英文暗記 |
掲載英文 | 100英文 |
対象者 | 理解して英文を覚えたい人 |
必要期間 | 1ヶ月間 |
レベル |
大ベストセラーの参考書!
基本英文暗記の参考書の中で、1番の王道の参考書です。特徴としては、他の基本英文に比べて難しめの英文を扱つています。解説が詳しく、普通の人が引っかかりやすいポイントをおさえています。また、他の基本英文では300や700と、わりと多めの参考書が多いですが、本書は100だけなので、少なめです。
・和文英訳の参考書
価格 | ¥1,870 |
著者 | 竹岡広信 |
発売日 | 2009年4月 |
種類 | 和文英訳 |
問題数 | 60題+α |
対象者 | 和文英訳をマスターしたい人 |
必要期間 | 2ヶ月 |
レベル |
英作文の王道参考書!
先に説明した「ドラゴンイングリッシュ」と同じ著者の竹岡広信さんの参考書です。こちらの参考書も、かなり評価が高く、英作文の王道の参考書になっています。英作文でよく問われるポイントをうまくまとめてあります。また、問題は過去問(東大なども)なので、レベル的には、そのまま大学入試レベルです。
・自由英作文の参考書
価格 | ¥1,375 |
著者 | 大矢復 |
発売日 | 2010年1月 |
種類 | 自由英作文 |
ページ数 | 187ページ |
対象者 | 大学入試で自由英作文がある人 |
必要期間 | 2ヶ月 |
レベル |
英作文の書き方を学べる!
自由英作文は論理的に書いていくことが必要です。その書き方を丁寧に解説してくれているのが本書です。
・スタディサプリを使うのもあり
スタディサプリは、スマホで動画で学べるアプリです。英作文の講座もあり、和文英訳は正直言って微妙ですが、自由英作文の箇所は、おすすめです。「試験に出やすいトピックを覚えてしまえ」という方針であり、僕も賛成です。
以上、それぞれの英作文の代表の参考書を紹介していきました。基本的に、受験勉強においては、王道の参考書を使うのが間違いないです。なので、どのタイプの勉強をするべきかを考え、上記の参考書を使えばいいのかなと思います。
【4】大学入試 関正生の英作文プラチナルールの口コミ
基本的には評価が高いです。また、多くの口コミで言われているのが、基本的な英文法を知っている人が取り組むべき参考書という口コミが多いです。
では、紹介していきましょう。
この関先生の英作文プラチナルールは、基本的に文法には自信があり構文暗記もしてきた人がさらなるレベルを目指すため、あるいは入試まで時間がない人で今持っている知識で英作文を最大限に書く能力を発揮したいための2つの目的に大きく分かれると思います。
一般的な英作文の参考書とは違い、基礎的な文法の説明はほとんどありません。「文法知識はあるのに、英作文となると知識が全く出てこない」という方向けの参考書です。かなりターゲットが限られそうな感じですが、私の場合は、「この本は私のために作られたのでは?」というくらいドンピシャで役に立ちました。
確かに取り上げてる例文は難関校が多いけど、その分質も良いし、本質をついてるとおもう。参考書どれにするかまよって、レビューを見て、あーだこうだ言う暇があるなら一度買ってやってみてからあーだこーだ言ってる方がよっぽどマシ。1000えんで、一個でも知識が手に入るならいいものだとおもう。
上記のとおり、基本的な英語の知識を持った人が、短期間で難関大学の英作文を書けるようになりたい人におすすめです。
というわけで今回は以上です。
ぜひ、上記に当てはまる人は使ってみてください。