Contents
【0】動画で解説
【1】oneselfの2つの用法【強調とS=Oの場合】
結論から言うと、oneselfは次の2つの用法があります。
・S=O
・強調
上記のとおり。
ひとつひとつ説明していきますね。
1-1.S=O
ひとつ目は、「S=O」の場合に、oneselfが使われます。
その前に前提として、次のようなルールがあります。
・SVCの場合:S=C
・SVOの場合:S≠O
にもかかわらず、oneselfの場合に限っては、S=Oなんです。
例文で確認しましょう。
I lost myself.
(私は自分自身を見失った)
loseは他動詞なので、SVOですよね。だけど、I=myselfですよね。このように、SVOなのにイコールになっちゃう場合に、oneselfが使われるんです。
1-2.強調
oneselfの2つ目の用法は、「強調」です。
こちらは簡単です。例を挙げましょう。
You should do it yourself.
(あなたは自分でそれをするべきだ)
こんな感じで「強調」したいときに、oneselfが使われます。
【2】話を深堀りしていきます。
ここまででキツイって人は、サラッと読むだけでOKです。
次の2つについて、話していきます。
・He killed him. と He killed himself.の違い
・強調のoneselfの置く位置
上記のとおり。
2-1.He killed him. と He killed himself.の違い
結論から言うと、次のとおり。
・He killed him. :彼は彼を殺した(他殺)
・He killed himself.:彼は彼自身を殺した(自殺)
上記のとおり。
解説していきますね。
killは他動詞なので、He killed him.はSVOです。よって、he≠himになので「彼は他の彼を殺した」って意味になります。
一方で、He killed himself.だと、S=O なので、「彼は自分を殺した」になるんです。
ちなみに、この例文は最近の学生はあまりやらないようです。ちょっと不謹慎的な内容だからでしょうか…。
2-2.強調のoneselfの置く位置
結論からいきましょう。
原則:強調したい単語の直後
例外:強調したい語が主語の場合、位置は比較的自由
上記のとおり。
いくつか例文を挙げていきますね。
I myself cook every day.
(私は自分で毎日、料理をしている)
I talked with Tom himself.
(私はトム自身と話した)
You should do it yourself.
(あなたは自分でそれをするべきだ)
【3】おわりに
以上、「oneselfの用法」について解説していきました。
ここまでをおさらいしましょう。
☆ まとめ ☆
・oneselfの用法:「S=O」「強調」。
・強調のoneselfの置く位置は、原則、「直後」。
・ただし、主語を強調したい場合は、比較的自由。
oneselfは、しっかりとやる人が少ないですが、読解をしている時とかに実は大活躍するんです。なので、この記事を使って、理解してくれたら幸いです。
では、ここでおしまいにします。(`・ω・´)ゞ
ここまで読んで頂きありがとうございます。普段から予備校・ブログで「丸暗記英語からの脱却」をコンセプトに指導・発信しています。新しい情報に関してはTwitterで確認ができますので、鬼塚英介(@Englishpandaa)をフォローして確認してみてください。
また、TOEIC学習法の無料メルマガも開始しました。ぜひ、間違えた方向に学習して時間とエネルギーを無駄にしたくない人は、ぜひご登録ください。