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【0】動画で解説
【1】 wouldとused toの共通点:「過去の習慣」
would とused toは共に「過去の習慣」を表すことができます。
たとえば、
例 I would /used to play tennis.
「わたしはテニスをしたものだ」
このように、would とused toは過去の習慣を表すことができるんです。
【2】would と used to
さて、ではこの2つの違いはなんなのか???
それは、used toの方は「現在との対比」があるということです。
つまり、I used to play tennis.の方は、「現在はしていない」という含みがあるわけです。
試験では次のように問われることになります。
[問題]
I (would /used to )play tennis but I don’t play tennis now.
この場合は、「今はしていない」とありますから、答えはused toってことになります。
このようにwould とused toは共に過去の習慣を表すことができるんですが、
used toの方は「現在との対比」があるんですよね。
しかし、この違いはかなり微妙なところですから、あまり試験には出てきません。
もう1つ、would とused toには決定的な違いがあり、それが試験で問われるんです。
それは、「過去の状態」についてです。
would は「過去の状態」を表すことができませんが、used toは「過去の状態」を表すことができます。
「過去の状態」とは「進行形にできない動詞」とおさえておけばOKです。たとえば、
There (would /used to)be a book store here .
「ここには以前、本屋があった」
→ be動詞は「進行形にできない動詞」ですから、これは「過去の状態」を表していることになります。
ということで答えはused toになるんです。
Twitterで問題を出してみたら・・・
レベル3の問題(5段階)
Nancy doesn‘t play tennis much now , but I know she ( ) a lot.
— 鬼塚英介@(英語講師) (@Englishpandaa) October 10, 2021
【3】would にoften がくっつく理由とは?
would ですが、よくoften と一緒にくっついているのを見ると思います。
たとえば、
例 I would often play soccer here .
「わたしはよくここでサッカーをしたものだ」
→would の後ろにoften がくっついていますよね。
このように、would って頻繁すぎるくらいにoften がよくくっついているんです。
だから、( ) often になっていたらwould を入れておけば正解なんて裏技まであるくらいです。
ところで、なぜwould にはoften がよくくっついてくるのでしょうか???
これを理解するにはwill について知っておく必要があります。
助動詞のwillの箇所で詳しく説明していきますが、will は「絶対〜する」っていう強い意志を表すんです。
だから、would はそれを過去にしただけですから、「絶対〜した」って意味になりますよね。
すると、
I would play soccer here .って書いちゃうと、「絶対ここでサッカーをした」って意味になってしまうんです。
でも、1年365日毎日、そこでサッカーをするなんて普通は考えられませんよね。
そこで、少しこれを弱めたいなって時が出てくるわけです。
ここで登場するのがoften です。
would にoften をつけることで100%だったものを70%くらいに落とせるわけです。
I would often play soccer here .
こうすれば、現実的にあり得る話になりますよね。
未来に対しては僕たちはどうとでも言えますが、過去に対してはそうはいきませんよね。
確かにそんな経験、僕にもあります。
小学生の頃、犬を飼ってもらった時は、「毎日絶対散歩に行く!!!!」とは言ったものの…
「週3回行けばいいところ」です。
やっぱ、未来のことはどうとでも言えますが、過去のこととなると言い切れませんよね。
☆まとめ
・「過去の習慣」はwould もused toもOK。
・used toの方は「現在との対比」がある。
・「過去の状態」はused toのみOK。