丸暗記英語からの
脱却。
現役英語予備校講師ブログ
マインド

音読の効果が出ない人に共通する致命的な勘違い

【音読は大切だが、やり方で差がつく】

英文の音読は、英語学習において欠かせない取り組みの一つです。ただし、やり方を間違えると「やっているのに伸びない」状態に陥りやすいのも事実です。ここでは、生徒さんとのやりとりを通して、音読の本質について整理していきます。

【音読は量よりも中身が重要】

オオカミ君
オオカミ君
先生、英語は音読が大事だとよく聞くので、とにかく毎日音読しています。量をこなせば力はつきますよね?

パンダ先生
パンダ先生
音読自体は大切ですが、「何を音読しているか」がもっと重要です。理解が不十分な英文を音読しても、期待している効果は得られません。

ここで押さえておきたいのは、「音読=発音練習」ではないという点です。音読の目的は、英語を英語のまま処理できる回路を作ることにあります。そのためには、音と意味が頭の中で結びついている必要があります。

【単語だけでなく、構造理解が欠けているケース】

オオカミ君
オオカミ君
理解が不十分、というのは単語が分からない状態ですか?

パンダ先生
パンダ先生
それも一つですが、単語だけではありません。構文や文法を曖昧なままにしているケースも非常に多いです。

例えば、主語と動詞の関係が取れていない、どこが修飾されているのか分からない、なぜその時制や形になっているのか説明できない。こうした状態で音読しても、実際には「音を追っているだけ」になってしまいます。

意味を処理していない音読は、英語力の土台を作る練習にはなりません。音声情報として流しているだけなので、読解にもリスニングにもつながりにくいのです。

【正しい音読に入るまでの順番】

オオカミ君
オオカミ君
じゃあ、音読の前にやるべきことがあるんですね。

パンダ先生
パンダ先生
はい。順番がとても大切です。
まず語彙を確認する。
次に構文・文法を把握する。
そして意味を理解する。

この段階を踏んだ英文を音読すると、声に出した瞬間に意味が自然と浮かびます。これが「正しい音読」の状態です。

理解した英文を音読すると、頭の中では「音・意味・構造」が同時に処理されます。この処理の積み重ねが、初見の英文を読む速さや、聞き取る力を確実に底上げしていきます。

【音読の本質は「質」にある】

オオカミ君
オオカミ君
なるほど…。今までは、理解が甘いまま音読していたかもしれません。

パンダ先生
パンダ先生
多くの方がそうです。音読は「量をこなすもの」と思われがちですが、本質は質にあります。理解を飛ばして量だけ増やしても、処理能力は上がりません。

理解した英文を、丁寧に音読する。この積み重ねが、英語を感覚ではなく「構造として扱える力」を育てます。

【音読が伸びない原因は前段階にある】

音読で成果が出ないと感じている場合、やり方そのものではなく、その前段階に原因があることがほとんどです。
音読は、理解の確認作業でもあり、理解を定着させる仕上げでもあります。理解と切り離して行うものではありません。

この「理解してから音読する」という考え方を、体系的に身につけたい方には、私が主宰している TOEIC CAMP を用意しています。語彙・文法・構文を丸暗記ではなく、なぜそうなるのかから整理し、その上で音読や実践に落とし込む講座です。音読の質が変わり、リーディングやリスニングの伸びを実感される方も多くいらっしゃいます。

音読を「作業」で終わらせず、英語力を積み上げる手段として使えるようにしていきましょう。

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パンダ先生
パンダ先生
では、今日はここまでにします。