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英語では「人は〜するものだ」と一般論を語るときに、主語として you / they / we / one を使うことがあります。
ただし、それぞれニュアンスや使う場面が異なります。TOEICでもリーディングやリスニングに自然に出てくるので、違いを整理しておきましょう。
1. you:カジュアルに「人は誰でも」

直接「あなた」と言っているように見えますが、実際には「人は誰でも」という一般論を表します。日常会話や説明口調で最もよく使われる表現です。
You can’t judge a book by its cover.
(本は表紙で判断できない=人は見かけで判断できないものだ)
2. they:世間一般の「人々」

「自分や聞き手」を含めないで「世間の人々」「他の人たち」を指します。噂話や客観的な一般論を語るときによく使います。
They say this café serves the best coffee in town.
(このカフェは町で一番美味しいコーヒーを出すと言われている)
3. we:人類全体の「みんな」

自分と相手を含めて「人間は皆」というニュアンスを出します。スピーチや論文、普遍的な真理を語るときに好まれます。
We all make mistakes.
(人は皆、間違いをする)
4. one:フォーマルに「人は」

誰でもあてはまる「人」を指すときに使われます。特にイギリス英語でフォーマルな響きがあります。アメリカ英語では日常会話で使うと堅苦しく聞こえることが多いです。
One should always be polite.
(人は常に礼儀正しくあるべきだ)
まとめ:違いを一言で整理
・you → あなた=誰でも(カジュアル・身近)
・they → 世間一般の人(外側から客観的に)
・we → みんな(自分も含めて共感)
・one → 人は(フォーマル・抽象的)
TOEICに出やすいのは?
TOEICのリーディングやリスニングでは、実際には they / we がよく登場します。
They are asking customers to complete the survey.
(お客様にアンケートの記入をお願いしています)
We encourage all employees to attend the workshop.
(従業員全員にワークショップへの参加を奨励しています)
一方、one はフォーマルすぎるため、TOEICではほとんど見かけません。
また、you は会話文で自然に使われることがあります。
英語の「一般の人」を表す主語は、日本語にすると全部「人は〜する」となりがちですが、含める範囲と場面によってしっかり使い分けられています。TOEICを解くときにも、このニュアンスを意識すると英文がよりスッと理解できるはずです。
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