英語学習でよく見かける表現に「it is impossible」があります。
しかし、その後ろに「to不定詞」を続ける場合と「that節」を続ける場合とで、意味やニュアンスが少し変わります。
今日はこの違いをはっきり整理してみましょう。
Contents
【1】it is impossible to + 動詞の原形

意味:「~することは不可能だ」
It is impossible to finish this task in two hours.
(この作業を2時間で終えることは不可能だ)
→「行為そのもの」が不可能であることを述べています。
【2】it is impossible that + 主語 + 動詞

意味:「~ということはありえない」。
that節が主語になり、「事実として成立しない」という判断を表します。
It is impossible that he knows the answer.
(彼が答えを知っているはずがない)
→「事実として起こり得ない」ことを強調しています。
【3】使い分けのポイント

to不定詞型 → 行為自体が不可能
that節型 → 事実としてありえない
【4】possibleも同じ

「impossible」の方が直感的にわかりやすいですが、肯定の「possible」も同じ構造で使えます。
It is possible to solve the problem in a short time.
(その問題を短時間で解決することは可能だ)
→「行為の可能性」を述べる場合。
It is possible that she will come to the party.
(彼女がパーティーに来る可能性はある)
→「事実として起こり得る可能性」を述べる場合。
つまり「possible」も「impossible」と同じ関係で、
・to不定詞型 → 行為の可能性
・that節型 → 事実の可能性
と整理できます。
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